Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

ワカサギ博士,ジェーンルブチェンコ女史とディスカッション

2013-10-10 | ツイッター

次世代へ語りつく海へというテーマでシンポジウムがANAインターコンチネンタルホテルで開催された。

ワカサギ博士は次のような質問をルブチェンコ女史に投げかけた。「海洋の科学的知見をより多くの人々に伝えていくことは世界的にもそして日本でも重要である。アメリカではどのような取り組みを行っているのかご紹介頂きたい。」

ジェーンルブチェンコ女史は次のように回答した。

科学は大学や大学院にいって学ぶ物という印象を多くのアメリカ人は思っている。
科学者は普通の人に科学のエッセンスを伝える事ができるよう工夫しなければいけないと思う。エデュケーターになり,伝えるための方法論をしっかりと学んでほしい。
公共政策に繁栄させるためにも必要である。
科学者はもっと積極的に今のことを理解しなければいけない。
科学者はつい難しい言葉を使ってしまう。技術的な言葉を使わないで伝える事ができるように訓練したいものである。
アメリカだけでなく世界中で言えることである。
もう一つ科学教育を充実させるためには学校教育もそうであるが,社会教育施設としての水族館など非公式な場所でも実施するべきである。
多くの人達へ伝える必要がある。
それから,アメリカにはシーグラントカレッジという仕組みがある。NOAAの傘下にある。広く知見を共有するために,大学が中心となって教育活動を行っている。

メキシコ湾岸の重油事故の際,水産物の漁獲を規制した。何度も試験をして,回復した海域から少しづつ水産物の出荷をするようにした。
副大統領は私が海洋の知識があるということで,私を指名し同行した。飛行機の中で,油の魚のこと,牡蠣のこと,どのように水産物の影響を試験したかを説明した。
副大統領は最後まで聞いてきた。あなたは科学者か?でも今説明したことを全部理解できたよ。
それは,それはいい例だ思う。つまり,副大統領がいいたかったのは,科学者の説明は理解できないことが多いということだ。科学者が,より一般的に話すことがいかに大切かを示している例だ。


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