宮古湾で育成された3年ものの牡蠣を直接生産者さんから送って頂きました。
生産者さんが時間と手間をかけて一生懸命育てた牡蠣です。
本当は地元でしか手に入らないものですが,今回はコロナの関係もあり
なんとかお願いして送っていただきました。
閉伊川の河口域に位置する宮古湾は,桜が咲く5月のはじめにプランクトンが大量に発生します。
3月下旬から雪解け水が発生します。その影響で栄養塩が湾内に増え,それを餌としてプランクトンが大発生すると考えられます。
この牡蠣の身の厚みは,山や海そして川がつながっていることを示しているのです。生産者さんから「この牡蠣は,故郷の津軽飯石川と閉伊川が育てました。故郷の味を思う存分味わってください。」とのメールが入っていました。そのメールに目頭が熱くなりました。もちろん,自然が恵みをもたらしている。それだけでなく,どれだけ生産者が懸命に努力を重ねていることか。そのことを思いつつ,牡蠣の美味しさを味わいました。食べ物を通して,自然と人とのつながりを感じることが少なくなりました。文字を通してある程度は伝わりますが,生産されている場所を訪れて,体験的に繋がりを学ぶこと,直接現地の人々と話をすることそうゆう機会を大事にしたいですね。コロナが収束したら,森川海体験交流会を再開したいと思います。
魚焼きに1個しか入りません。このカキ殻の大きさ。
身もこれだけ大きく,引き締まっています。
身もこれだけ大きく,引き締まっています。