「売れる水産物を作るためにはどのような努力が必要か」
垣添直也日本水産(株)前社長
売れるがイメージできたか?
イメージできなければマネージできない。
イメージとは5W2H1P
2HはHow to, How much,どのように,いくらで
1PはPriority 優先順位を高く上げる
「絶対的な価値の追求」と市場ニーズ起点に動くこと」が「売れる」
つまり,魚中心から人間への広がりと、人間から魚にアプローチすること。内発的発展と、マーケティングのアプローチである。
絶対的価値とは付加価値のこと,品質の良さ,徹底的な管理、幸い三陸は世界的にみても最高品質の生態系が整っている場所であると評して頂いた。
そこでとれるサクラマスは当然最高品質だ。それがプライオリティである。そのプライオリティをいかに理解してもらうかである。
(→秦の始皇帝は,不老長寿の薬を求めて東海の国に部下を派遣した。その場所は水が豊富な場所だったという。まさにリアス式の三陸海岸。リアスとは川がたくさん流れているという意味。しかし,その部下たちは戻ってこなかった。不老長寿の薬とは三陸でとれる海産物か。ナマコ、アワビ、フカヒレ・・・)
Q「共感力は大変いい言葉である。しかし,どのようにして高めるのか?」と逆に質問を受けた。
A「それは,体験活動と商品に添付された読み物です。」と応えた。
Q「タンクで養成するのか」
A「いいえ,これは天然物です」「天然物が継続的に漁獲できるよう,河川環境の重要性を訴えています」
最後に人材育成について尋ねた。
Q どのような大学教育が求められるか?イノベーション(国司光介氏),共育,未来志向を育むためには。
A それは,単眼で見ない事。どうしても経験でものを言ってしまいがちである。層であってはいけない。俯瞰して見ることが出来る人材の育成だ。
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