Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

2009年度閉伊川調査始まる

2009-04-05 | 閉伊川調査
2009年度閉伊川調査が始まった。本日の水温は8.2度。水位は3。調査場所は閉伊川第一堰堤。

投網の漁師に聞くと,魚が捕れないのは,水温が低いから,あるいはカワウの食害によるもの,であるという。

前者については,確かに日差しの割には,水温が低い。なぜこれほどまで天気がいいのに水温が低いのか。ということであろう。水温の変化は山につもった降雪量にも影響を受ける。そのため,春の閉伊川の水温の変化はゆっくりとやってくる。夏の水温変化と大きな違いがある。

後者については,多くの河川でカワウやウミウが増えているという報告がみられる。閉伊川でも例外ではない。ただ,この春先は水温が10度を超えないと魚の活動が活発にならない。ウミウが多いから,今まで採れていた魚がいなくなったとは断定できない。確かに,今は,放流されたサケの稚魚が餌の対象になっているであろうが。