縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

縄文土器の誕生02

2022年07月24日 | 縄文楽

縄文土器の誕生02

縄文土器には繊維質と思われる下地が含まれています。どの土器でも拡大すると見つけられると思います。

専門家も繊維の混入は認めていても織物や編み物とまでは考えていないでしょう。

下地は繊維を使用した織物や編物といえるのです。

ここに静内中野式の尖底土器があります。

静内中野式土器

これをよく見ると繊維質が中に挟まれているように、その上に隠すように土が塗られていると考えます。
繊維土器です。

次に
カゴ土器です


富山県のカゴ土器というのがあります。これこそ繊維でできてると分かります。繊維質そのものです。
しかしこれも土器だということです。

どうも、土器にサンドイッチのように挟まれている繊維質の部位こそが縄文ヒトが表現したい重要な器形や模様だと思われるのです。

土器の模様は生活環境を繊維で編物や織物の技術を使って表現していると考えます。

縄文楽 浄山

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