縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

縄文余話(土器・最古)

2022年12月29日 | 縄文楽

最古の土器

史跡大平山元遺跡

「縄文時代の始まりは、土器を作っていたかどうかです。

縄文時代の前の、旧石器時代には、土器はまだ作られていないとされていました。

しかし、この遺跡から、旧石器時代と同じような石器といっしょに、土器のかけらが出土したのです。

土器についていた食べ物などのコゲから、いつ土器が作られたのかを年代測定で調べたところ、今からおよそ16,000年くらい前という結果が出ました。」解説文より引用

次に問題になるのは何のためにどのようにして土器を作ったのかと言うことです。

 

縄文土器は「煮炊きに使う」と言うのが定番のことでした。

・しかし「煮炊に使用した土器は見たことがない」のです。祭司用はあります。

・北黄金貝塚の「底のない土器」がたくさんあります。

・その上縄文土器には「下地に繊維が混入」されているのがほとんどです。

つまり繊維は空気を含んでいますので煮炊きにするには水が漏ってしまうと言うことです。

 

それでは一体何のため作られたのかと言うことです。

 

最古の土器も拡大して観察すると「格子状の模様」が下地に挟まれているのです。下地の意味はなんでしょう。

土器の製法については別に項を設けたいと思います

土器の解読ができなければ解決は遠いことでしょう。

自分で解読する。参考資料はないでしょう。

とにかく課題が山積する。だからおもしろい。

縄文楽  浄山

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