三内丸山遺跡の土器です。縄文前期の中頃から中期末葉の遺跡です。
この土器も三つとも「繊維土器」といえそうです。
土器の制作は、粘土紐を巻き上げる「輪積み」の方法が一般化せていますが、いつ頃出現したのでしょう。
先ず、拡大して三つの土器を調べてみます。
左側の土器の上部を拡大したものです。細い線が横や斜めに引かれていますが、画像が悪いのですが、この線を更に細い糸でかがっているののが分かります。細かな作業です。
下の土器は、紐を芯にグルグル巻いて形を作っているように思います。粘土で作るのでなく紐でつくる。
粘土をどのようにして付けるのか未解決です。
この下の土器は、「これが土器なの?」と疑います。編み方が複雑で編み物の達人がいたと思います。
ただ、部位を作るだけでなく、その部位同士の関係も考えて製作しているのです。すごい技だと驚いています。
土器は輪積みの方法が当たり前と思っていましたが、繊維土器が主流といっても良いくらいです。
縄文も細い糸を使って色々と技を駆使して作成しています。
現代人で 挑戦した人はいるでしょうか。
縄文土器を理解して、縄文文化を語るようになりたいものです。
縄文楽 浄山
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