縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「勝坂土器」04(マメ)

2020年07月17日 | 縄文楽

「ツル豆」栽培か?

「昭和48年の確認調査で出土した深鉢形の縄文土器(連弧文土器)には、土器の内外面にわたって多くの種子圧痕が観察された。それらの痕跡は外面の口縁部から胴部下端まで見られ、内面の頸部くびれから上位にも認められた。確認された圧痕70か所のうち、その多くはツルマメを主体としたマメ科の植物種子と同定され、50か所以上を数えた。このことから種子の多くは、器体整形時に意図的に粘土に混ぜて練り込まれたことが示唆される。」と解説がなされています。

「富士山」が遺跡から山並みの向こうに見えるようです。富士山を「大地の主」として崇めていたと思います。

逆円錐台の姿は「富士山」を表現していると思います。富士山の部位に「地上の姿」が虚像として描かれています。土器の首の下が「現世界」で上が「天界」というべき印象が浮かびます。

畑をつくり「豆」を栽培したことを、大地の主である「富士山」に土器に表して感謝しているものと思います。

富士山を大地の主として扱っている感じがします。

 縄文楽  浄山

 

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