入江貝塚03
縄文時代前期の入江貝塚の3個目の土器です。
器形は前回の二つと同じといっても良いでしょう。
土器を上下に二つに分けると上部が「山」で短く、下が長く「海」を表わしている生活の場といえます。
同じような土器を何回も解読していくと確信に迫ることがあるのです。
口縁近くの「横線」は何を物語っているのだろうか。意味があるはずです。
横線から上の方の模様は、噴気口を表わして噴煙が上がっていると考えています。
下の方は、有珠山のふもとの斜面で、海につながっています。
外輪山内では「水蒸気」(噴煙)が上がって「噴気孔」のある風景が土器から想像できます。
「噴気孔」などと思い付きと思われても致し方ないでしょう。土器の模様が教えてくれます。
「家」としたのは、他に思い当たる事象がありません。海岸近くにある事も理由の一つです。
※有珠山の自然現象かも知れません。海岸に押し寄せる波とも思えます。
「火砕流」とも想像できます。今後の課題になります。
「縄文土器を解読して縄文文化を語る」
縄文楽 浄山
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