長野県には縄文土器も豊富に出土し、特に「顔面把手付深鉢土器」と呼ばれているものがありました。 岡谷市榎垣外遺跡の出土品です。
解説を見ますと「美しい女性と対峙し、男性の象徴を意味する蛇を・・・。市の有形文化財に指定。 」とありました。
「おらの世界を土器で表わす」(送りの世界?)
まだ、土器の解読は中途ですが、なんとか意味を考えてみました。
「縄文ハス」という言葉を聞いたことがあるでしょう。これがヒントです。
「顔面・・」を「蓮の花(蓮根)」と説明をしています。
「ハスの花」が水面に咲いています。「縄文ハス」か?
「つぼみ」があり、花になるのを待っています。
「葉」「茎」は水面や水中で育っているようです。
※土器の胴の周りには、「ハス池」の四季の変化が描かれていると思います。
「口縁の無地の模様」が帯状に巻かれていますが、空中だとか水中などと仮定しています。
「口縁の突起の両脇の穴」(年間)「春」「夏」「秋」「冬」を通してという事です。
この土器は「祭祀用」と考えます。
胴が太っています(母胎)。小さな子が命を失い、早くよみがえってくるように壺に入れて埋葬したと思います。
又、人の手が入った「栽培地」とも考えられる。仮説段階です。
年中、食べ物に不自由なく土器の腹面に「ハス」を描いていると想像しています。
「人面付き」と言う名が付いていますが「ハス」が似合いますね。
模様の分析や解釈は、今後も考える必要があるでしょう。難問になります。
縄文楽 浄山
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