縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
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「縄文土器」の解読がおもしろい。

縄文土器の三大課題

2022年07月10日 | 縄文楽

縄文土器の三大課題

多くの課題を見つけたが、三つの課題は特に気になっている。

縄文土器は煮炊きの道具でない。

この事が一番気になっている。それは今まで縄文時代というのは縄文土器を使っていろんなものを煮炊きして食べていた。食べ物が豊富にあり幸せな日だったということを説いている。

その縄文土器が煮炊きの道具ではないとなると、いったい縄文土器は何のために作られたのだろうということになってくる。

また食べ物をどのように調理して食べたのだろうかも疑問である。

それも16000年も前から土器が作られている。

なぜ縄文土器を作ったのか意味がはっきりしなければ縄文時代を語ることはできない。

ましてや縄文土器についても語ることはできないと思う。

北黄金貝塚の底のない円筒土器の意味をはっきり認識しなくてはならない。

これを解決し理解しない限り縄文時代を語ることはできないと考える。

縄文時代の価値観がおかしくなってきた。

これは次の段階の問題である。

 

縄文土器の器形は地形で模様は生活環境である


土器を作るにも実際に見ていることしか形にしたり模様に表したりできないと思っている。
縄文土器の器形は地形で模様は環境と仮定して進めている。
縄文ヒトはそこに立ってどのような風景を見ているかです。

入江貝塚土器は「有珠山噴火」を身近に見ていて「北黄金貝塚」は深い海を見ていたと思う

これらを想像して器形や土器の模様にしたと考えなくてはならない。
その時どれだけ縄文ヒトになったつもりで地形や環境を想像できるかです。

縄文土器の下地となる繊維質はどのようにして作られているのか

繊維土器をどのどのように作るかは次の大きな課題です。

縄文楽 浄山

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