- 代表的な土器は「鋳物師屋遺跡(いもじやいせき)」からの出土品です。
『ここで紹介する縄文文化の顔は土器です。土器の表面に人間が象られています。なんともカワイイ顔をしていますが、この土器は正式には「人体文様付有孔顎付土器」という厳めしい名前がついた5,000年前の土器です。』
このような解説がなされていました。
「おらの世界を土器に表す」
この土器の解説を試みます
「人化」とは、動物でも植物でも「人化」して生き物を表しているといえます。
人の姿をそのまま表に出さないように心がけているようです。
それは、すべてのモノが生きるという心を貫くのに、人だけが特別な位置を示すことになるからです。
この画像は、「アケビ」だと思います。周りを囲む枠は「つる」で人型は「アケビの実」と想像しています。
逆さまの土器にはアケビはぶら下がっているように見えます。これが自然だと感じます。
他の面には春夏秋冬の「アケビ」の姿があれば楽しいですね。
※ブドウ、マメなども考えられます。
土器を拡大した図ですが、口縁近くに「小さな穴」が並んでいます。
この土器も「祭祀用」で逆さまにして土に埋める「埋め棺」でないか。
どうも、祭祀用の土器類は、底を抜いたりするくらいで細かく砕いていないのが普通のようです。これが、祭祀用の土器が多く見つかり成型される理由の一つかと思います。「アケビ」は再検討が必要かと思いますが縄文時代にも甘い味で重宝されたと思います。
追記
土器の器形は樽形なので「湖沼」など水場なので水性植物のはずです。
やはり「ハス」だと訂正します。後日再解読が必要です。
縄文楽 浄山
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