これが土器なの!
「福井県の鳥浜貝塚から出土した赤漆塗りの丹彩土器です。丹彩土器には焼成後に赤いベンガラを塗っている。
斜格子文土器は縄文草創期のものでたいへんめずらしい。 高さ12.7cm 若狭歴史民俗資料館提供」と解説があります。
縄文草創期とは驚きだ。
「おらの世界を土器に表す」
この土器の体型は、底が浅くて広い平らな地形を示しています。
土器の体型は実際の地形と似ているといえます。似ていると言うより地形を土器に模しているからです。
上の写真は「福井県の三方五湖」です。この土器の模様が、この風景と似ています。デフォルムされていますが、見事な紋様にできています。
大きな湖が二つと小さな湖が二つあります。この湖を生活の場としていたことが分かります。
「自分たちの世界を土器に形作り模様にも描いている」と言えます。
土器体形は平らな低い湖面で紋様は五湖の風景を模しているといえます。
自然に対する感謝の意味を表しているとも考えられます。
この土器の製法について今後は知りたいものです。
縄文楽 浄山
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