縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

縄文力07(早期)東京都川上原遺跡

2023年08月07日 | 縄文力
1、土器の解説
・東京都昭島市上川原遺跡
平底から丸底の砲弾型となる。
・縄を細棒に巻き付けたものを回転施文する。
・口縁部が斜め、その直下で横方向胴体は縦方向と三段に渡って縄文の方向が異なるように意識している。
・南関東最古の土器の一つである。
 
※模様も土器の画像が荒くて判明しない。
 
2、土器の器形と模様
・丸底で口縁が張り出している
 
 
・胴体は縦方向と三段に渡っている
縄文の紋様の方向が異なるように意識している。
3、土器の意味
・『丸底」  この土器は、浅く広がった浅瀬の環境
※(「平底から丸底土器に発展し移り変わっている」というのが説であるが根拠があるのか疑問もわく・・・?)
 
・「張り出し」少し土地の高い場所が周りを囲む
 
・「縄文」 分かりづらいが解説に縄文の方向が異なるとあるが、海の水の流れる方向が異なるというのは、干満の変化があると想像できる。
 
4、判断できそうなこと
・張り出しも意味があるはずだが、外側に反っているのは「高い場所」としている。
・縄文(波)の交差などの変化は、引潮や満潮の干潟の変化と考える。
・東京湾の縄文時代早期の環境は縄文海進の時期で海水面が内陸深く入りこんでいたと想像する。
 
縄文楽 浄山
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