縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「井戸尻(13)」(心象筒型土器)

2021年07月22日 | 八ヶ岳土器

1,はじめに

イメージ豊かでデフォルムされた芸術といってよかろう。
一体このものは何を描いているのだろうか。山岳地帯の一光景であろうが?

・「おらの世界は」(風景)と・・考えられない。

・生き物は・・・「サトイモ」と以前は設定したが動物のように感じる。

・食料になる動物は四つ足には感じないので「貝」類かもしれない。

・山の中の貝とは「タニシ」「カワニナ」が浮かぶ。

「タニシ」と仮定して進める。

決め手は「さい孔」です。タニシの部位の名称(ツノなど)は未解決です。
たった一つの「穴」が決め手になったのですから、土器を細かく見ることが大切だと再確認した。

※「穴」と思っていたが拡大すると「渦巻」にも思われる。「貝殻」の印だろうか?考える必要がある。

2、土器面からイメージする

・完全なる円筒形の土器 無限の世界にいる生き物(空、水底、地中・・)

・腹面の模様を見ると「渦巻」があるので静かなきれいな水流がイメージされる。しかし、田んぼに生息しているので画像を探すとタニシが這っている光景が見つかり土器の紋様と似ている様に感じる。

・自然界に生息している「タニシ」と仮定する。

3、思う事

・タニシと思っているが、未だに「意匠」と合致しないんで「なぜ」が残る。

・器形が円筒形なのも意味があるが納得いく理解ができていない。鉢型にしないのも理由がある。価値のある土器にちがいないことは判る。

縄文楽 浄山

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