縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

縄文力00(表紙の土版)

2022年07月22日 | 縄文楽

1、初めに

表紙の土版を解読します。

一般的な意見のようですが、単なる〇の数だけの推測です。他の模様の細かい点の解説は残念ながら見付けられませんでした。

裏表の二面がある事にも考える意味があるのです。

左側を「表」にして右側を「裏」にして考えます。

2、解読

以前一度だけ扱っていいますが、土器面の読み取りが不足していました。

昼間の太陽に感謝する
・「一日」「初め」「終わり」の記号としています。例えば 「一日」「干満」「一年」などの決まった長さを表していると考えています。
よくみると「左側」が「右側」と比べて少し高いことがわかるでしょうか?
これは日が昇って日が沈むまでという意味に解釈しています。わずかな違いで気が付かないと思います。土器には、よく見られる紋様です。

・「太陽」この丸も太陽だと認識しています。これも、単なる丸い穴でなく太陽の形を模しています。形をよく見てください。いびつに描いています。

・「朝日」「夕日」と設定しました。これも、高さが異なるのに意味があるだろう。太陽の高さと認識しています。朝日は高い所から出て、日は低い所に沈む。
同じ面にあったとして昇る方が上で、夕日が沈むので下の方ととらえても不思議ではない。点の表情が光の強さや拡散の度合いを表していると感じます。

・「出入口(竪穴式住居)」は日光が入る入口で南側にあることが条件になる。

・「朝日」 朝日が昇ってくるのを拝むだろう。

・「正午」 一番明るく熱の強い光(直射日光)に感謝する。

・「沈む夕日」 感謝して再生を願う

夜間の星に感謝する

・「星座」として太陽が沈んでからも光は重要です。その光を星に求めたと想像してみました。

「星の光」一番星などを探したと思います。具体的な星座(北斗七星)も考えてみましたが具体的な回答はできません。宵に見える星や明けの空に見える星にも感謝して何らかの願いをこめて眺めたことと思います。
・小さな穴状があり「北極星」としたのは思い付きで述べたものです。

3、意味
この土器は「闇の生活」をしているといっても良い縄文ヒトが明りの重要性を願って昼間の太陽や夜の星座に感謝しているという「お守り」と考えられます。

「縄文」です。色々と可能性をさぐっている段階です

縄文楽 浄山

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