縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

35おらの土器(東京都)

2024年06月30日 | おらの土器
「深鉢形土器」(縄文時代中期 東京都あきる野市雨間塚場出土 東京国立博物館)を使います。
 
口縁部のはっきりしたS字模様は「何か?」を意味づけていると感じたからです。
 
縄文時代の東京湾は、干潟のある環境で貝類等を採取して生活していたと思われます。
※ネットからお借りしています。
温暖化の関係で海が内陸深く入り込んでいますし干潟も広範囲にできていたと思われます。
 
「おらの世界を土器に表す」
 
この土器の体型ですが「富士山土器」と勝手に呼んでいる形です。
 
・「富士山」 この形は逆さ富士に表現して尊厳している山と感じます。富士山が見える所でしょう。 
 
・「干満潮」 低い方から高く水位が変化しています。そして逆も・・。
 
・「干潟」  潮の干満で干潟が広く遠くまで広がっていることが、土器の体型から想像できます。
 
・「渦巻き」 海水を渦の様に巻きながら引いて行く様子を描いていると思います。
 
東京湾も埋め立てなどで大きく様変わりしていると思いますが、縄文時代には魚介類を採って生活していた人がたくさんいたことでしょう。特に「ハマグリ」などは多かったでしょう。
 
「横S字」を「潮の干満」と関係していることが確認できそうです。
 
この土器は逆さまが安定するようだが・・・? 
 
縄文土器は、何らかの表現をしています。富士山に何を願っているのでしょう。
 
  縄文楽 浄山
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