縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「土器の原形」02(竪穴式住居)

2021年06月21日 | おらの一品

1、はじめに

土器は「おらの世界を表す」が姿です。

2、土器の意味
土器は模倣することによって移って行き発展するというのが定説のようですが・・・おかしい!

「何のために作るのか・・」の意味がありません。現代ヒトは意味の無いモノを作るでしょうか。皆無でしょう。縄文ヒトも同じヒトです。

自分で作るという意識を持って、どのように作るか方法も持って、自分の世界(生活をしている環境)を映して作っているのです。単なる煮炊きの用具ではないといえます。

作る時には「対象をいつも見ています。」「生活の場です。」「お世話になっています。」目の前にある見える世界を作っているのです。

北黄金貝塚の土器で「山」「海」を表し底の無い土器を原型と比べます。縄文ヒトが見ていた山と海を表現していると思います。

 

2、土器の「原形」

土器には「原形」があると仮説をたてます。縄文ヒトならだれでも知っている土器の原形だと思います。それがこの図形です。

・竪穴式住居が「原点」です。地中に穴を掘った「鉢型土器」です。これに色々と付け足す部位が出てくるのです。

・その下に伸ばすと「円筒形土器」になります。海の深い所(海中)が生活の場と言えます。漁業をして生活しているのでしょう。

・「地上」は生活をしている所です。山や丘があり、川も流れています。

・「ソラ」雨や雲がもくもくしています。

縄文楽だからできることで、何回も「加除・訂正」しながら進めていきます。

3、終わりに
土器にも仮説ですが原形(鉢型)があり、それに付け足すことをしているのです。
例として「火焔土器」は空の部位(雨、雲)がたくましく作られているのです。「おらの世界を土器に表しているのです。精霊でもシャーマンのなせる業ではないのです。

現代ヒトの方が、シャーマンに見えてきます。

縄文楽  浄山(北黄金貝塚ガイド 小倉)

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