1、土器の「口縁」を比べる
写真14・15・16と植木鉢型の土器が並んでいます。
特にちがいが目立つのは、土器の口縁の部分です。
2、土器3個比べる
・写真14 豊浦町高岡1遺跡
「遠くの山々を囲み、草原が広がって海岸まで続いているような環境です。」
・写真15 函館市中野B遺跡
「周りは緩やかな丘の様に広がっている草原だと思います。」
・写真16 釧路市東釧路遺跡
口縁の凸凹した器形は、湿原の風景と捉えてみました。
湿原の「谷地坊主」ともいわれる、すげ属の株がボコボコしていただろう。
3、思うこと
「口縁」には、遠くに見える周りの光景を表していると思う。
土器の細かな造りも意味があり、縄文ヒトの生活環境が想像できるようだ。
「おらの世界を土器に表す」を信条としています。
縄文楽 浄山
世界遺産登録まであと1年!お互い頑張りましょう。
以前からHP覗いてました、土器の工人の思いや風景が分かりますね。私も土器・土偶を自分の手で作って縄文の感性に触れたいと思ってます。