縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

「噴火する山」(入江06)

2020年06月26日 | 有珠山土器

「有珠山オガル」

土器口縁の四隅の突起状が目立ちます。これは、有珠山が地下からオガッテきたことを土器に表していると感じます。

実際の山は「小有珠岳」と考えられます。この山は外輪山の南にあり入江貝塚からも見える山でしたが、現在は低くなって見ることができなくなっています。

土器胴面の海面の波も大きく揺れているように感じす。有山山がオガッテきた地殻の変動が海水面にまで影響していることが想像できます。有珠山の活動が激しくなってきたことが分かります。有珠山のふもとまで海が来ていることが土器から分かります。

台地も大きく揺れたりし火山の恐ろしさが身に染みて感じていた縄文ヒトは土器を作って安泰を願ったものと思います。

土器は産地の環境を熟知している人にのみ作成できるものです。なぜなら、土器の器形も模様も環境を模したものであるから。

縄文楽  浄山

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