縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

北09室蘭市民俗資料館(とんてん館)

2024年03月22日 | 北海道土器

1、はじめに

室蘭市には、遺跡がないものと思われている人が結構います。

室蘭市は、実際に縄文遺跡がないのでしょうか。

実は、明治、大正期から、室蘭は、貝塚、チャシなどの遺跡ばかりか、土器、石器や土偶に骨角器まで出土する遺跡として全国に知られていたのです。

その一端を室蘭市民俗資料館(とんてん館)でみることができます。

ネットで探していると変わった土器が見つかりました。「ポケット状」と思われる部位のある土器です。

2、土器の解読

「土器の器形は地形』と考えていますので「どんな地形か」考えるのです。

土器の模様は上下に分かれています。上が陸地で下が海とします。

「ポケット状」は陸地と考えて陸地を加工しているので港だろうとしました。

「ボケット状」の「・・・・は航路」と考えています。

土器の下部は高杯になっていますので特別な意味があるのです。

土器は一般的に「送り」をするときに使うと考えていますが この土器は「送り」というよりも「願う」ということを強く感じます。

「航路の安全を願っている土器」だと考えます。

3、終りに

室蘭には遺跡がまだ、眠っているものがあるそうです。

「ボケット状」の意味は他にもあるでしょうが、これも課題になります。

縄文楽  浄山

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