宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

10cmF6ニュートンでもここまで行けるぜって話し

2016-09-06 18:39:00 | 撮影機材
久しぶりに日野金属(ミザール)10cmF6ニュートン反射で撮った
画像を見ていたら、ZWO-CN15F4は完全に超えているし、GINJI-300FN
にも負けないくらいの解像感があることに気付いた。

M31中心部ピクセル等倍/飯能市郊外
10cmF6 + AC-No,3 + LPS-P2 + K-5Ⅱs
ISO800(2X10min) , ISO1600(4X10min) , 60min Total


これにK-5Ⅱsを付けて撮影しました。



すばる望遠鏡タイプスパイダーと多重バッフル




とにかく徹底的に改造・改良しています。
この鏡筒ではAPS-Cエリアで十分な星像を実現できており、
中心星像はZWO-CN15F4 + MPCCⅢを完全に凌駕しています。
2年前まではこのシステムに冷却CCDを付けて撮っていましたが、
レデューサー・フラットナーを入れてもF5.48とやや暗いのが欠点でした。
これの置き換え目的でZWO-CN15F4を導入したわけですが、
中心星像が△星になるし、どうにも甘ちゃん星像で満足できません。
フルサイズエリアはなんとかカバーできていますが、中心星像を
もっとビシッ!!とさせたいと思います。

お気楽フルサイズ撮影ではMPCCⅢを使い、中心番長なCCD本気撮像では
Kenko AC-No,3 Pro-Disitalではないかと考えております。

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2 コメント

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Unknown (星雲志)
2016-09-11 00:12:45
10cmF6いいですね~。日野金属(ミザール)といいつつ、中身はほとんどフルカスタマイズ状態。
オリジナルは使いにくい機材にあれこれ手を入れてスーパー機材にしてしまう。このプロセスこそが☆男の道だ!でしょうか。
特に中心部は15cmF4を上回る性能。やはり、made in Japanの機材が上手かな。
余談ですが、以前、ミザールに電話をしたらた学生時代に時々星見に行っていた方がいました。共通の友人の名前を出していろいろ説明したら、思い出してくれたようで、うれしかったです。
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Unknown (☆男(hoshiotoko))
2016-09-11 10:01:00
星雲志さん

好きなんですよねえ~、イジクリ倒すのが。
日野金属の10cmF6リッチフィールドテレスコープを
日本一使い倒した男を自認しておりますよ。
写真用鏡筒のスパイダーは太くても問題がない、
と言うのは過去の話です。このM31を見れば分かる通り、
丸い星像から細い光条がスッと出ている美しさ。
中央遮蔽やスパイダーが如何に星像を悪化させているかって
ことは、惑星観測が証明しています。このM31レベルの
スッキリ感はFSQでも出せません。
ましてや30cm以下のRCでは出せません。
そこに純ニュートンの価値があるし、今こそ中心星像ドシャープ
な高級ニュートンが出て来てもらいたいものです。
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