宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

縮小コリメート法(その30)

2014-02-24 21:53:00 | 縮小コリメート法
ハイペリオン36mm専用縮小コリメート撮影アダプターが出来たので書きます。
このアイピースにはM43_P0.75とM54_P0.75のねじが切ってありますが、
これを使おうとすると、アイレンズとLX7のレンズ間距離が開きすぎるため
断念しました。そこで、φ65mm(内径φ55mm)のアルミパイプを
アイピースに固定し、その外側にφ75mm(内径φ65mm)のアルミパイプを
スライドさせる方式としました。


組み立てるとこうなります。


固定はリン青銅板を介してセットねじで行います。


KiwiアダプターとはM52mm_P0.75ねじで連結します。


一番近付けた状態でレンズ間距離1mm程度となっており、
その時にパイプのテールが揃います。


アイレンズ廻り。


本当は試写したいのですが、手持ちのC-8では像面湾曲の影響で
広視野アイピースでは良い結果が出ません。
VC-200Lなどのリッチークレチアン系で試したいところです。
そもそも2回の大雪で撮影場所へ到達できないし、
雪かきばかりで仕事も遅れ気味でブルー入ってます。
そんな訳ですから記事も書けなくて申し訳ありませんm(__)m
しばらくはこんなペースです。

----- 2/26 追記 -----

旋盤で1mmピッチの線を15本入れ、黒色ラッカーで墨入れしました。
主点合致位置が5mm以内だと思うので、これで十分な気がします。


----- 3/18 追記 -----

黒アルマイト白線入れを行いました。





コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 縮小コリメート法(その29) | トップ | 縮小コリメート法(その31) »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (犬王)
2014-02-26 09:53:33
工作できる環境とそれを使いこなされる技術をお持ちなのが羨ましい限りです。雪害が一服しましたら是非、実写の投稿をお願いいたします。
返信する
Unknown (eti_forest (☆男))
2014-02-26 12:49:31
実はこのハイペリオン36mmは友人の所有なのです。
PHOTON32mmは私物ですが・・・
私が当分動きが取れないため、友人のアイピース用アダプターを作った次第です。
そのうちに何処かに投稿されると思いますが、画像を頂けたら転載させて
頂き、ココで公開する予定です。
返信する
Unknown (犬王)
2014-03-16 00:38:10
サムソンがLX7と似た仕様のカメラEXF2を出していますね。どれほどの性能なのか気になります。

http://www.techradar.com/reviews/cameras-and-camcorders/cameras/compact-cameras/samsung-ex2f-1094042/review
返信する
Unknown (eti_forest(☆男))
2014-03-17 18:40:46
おお、シュナイダー・クロイツナッハのレンズですねえ~。
SAMSUNGは自社製カメラにシュナイダーレンズやPENTAX Kマウントレンズを
ラインナップしているとか・・・どうなんでしょう?性能の程は。
でも、カメラはやっぱり日本製でしょう!
返信する

コメントを投稿

縮小コリメート法」カテゴリの最新記事