やばいよね。
モテることに無頓着になってしまい、
オシャレは遠い別世界。
そして大型ショッピングモールに出向くと専門店街を始め、ファストファッションからも遠くまるでナルニア国に迷い込んだようだ。
しかし根っからの非オシャレ男子が東京に行くことになったので、少しは取り繕う必要も出てきた。
そこで僕よりは確実にオシャレなヨメにコーディネートしてもらうために買い出しに向かった。
僕の身体に服をあてがい、かわいいだのコレは違うだの言っている。僕はほぼその判断基準がわからない。たまに協力的だということを表現しようと手にとって「コレは?」と言うと、ことごとく「ダメダメ、ダサい」と一刀両断される。
僕ってそんなにダサいのかね~?
自尊心もヤル気も削がれてゾンビのようについていく。どうやらスタイリストはファストファッションの店を見くびっていたのか、こんなのあったんだ!と最初0-100だった僕をコーディネートする割合は60-40で自分の服選びに移行していった。
挙句、試着は嫌いな僕は「どうせスソ、着るんでしょ?」と選んでくれたチノパン2着を引きずりながら試着室に入る。
案の定、ピッタピタになったシルエットで見てもらい、失笑されて着替える。
トボトボ元の位置に商品を戻す。
そして何点か目星をつけて次の店に行く。
一層足取りも重たい。
僕の両足には大きな鉄球が付いている。
ゴロゴロ引きずって店内に2本のキズを永遠に刻み込む。
次の店は専門店
シャツが可愛い店らしい。
ここの店の(僕にとって)辛いところは店員さんの馴れ馴れしさである。久しぶりに接客を受けた。オシャレな男性店員は気さくに僕に話しかける。恐らく営業成績はトップクラスの自然体の接客である。店長クラスだ。
普段ならば気持ちよく雑談でもかまして楽しく過ごすのだが、今は鉄球が付いた奴隷ゾンビの僕はそのスムーズな接客が黒板の引っ掻き音に聞こえてしまう。
その空気を察した店長クラスはすっと身を引きヨメに話しかけていた。僕からはトンデモナイ悪のオーラがラオウの様に出ていたのだろう。あと数秒で剛掌波を出しそうだったが、さすが店長クラス。殺気を感じたのだ。
そしてヨメは可愛い可愛いと言いながら靴や小物まで手にとってもう80-20くらいになっている。
そんな中、少しは僕の怒りのオーラに気づいたヨメは綿のパンツを持ってきた。XLを持ってきた。確かに素材も柔らかく履ければ気持ちよさそうだ。スソも折り返して履くようで切る必要もなさそうだ。
試着。少しモモがピチるが履けないことはない。その頃にはラオウはトキのようなオーラになっていたのだろう。
激流を制するは静水
そういう意味ではない。
で、そのパンツを購入。
安くはない。少しラオウが漏れたが、トキがフタをした。
またファストファッションに戻り、
カーディガンとシャツを購入。
安いが、さっきのと合わせて相当な出費。ラオウが震え出たが、トキが秘孔を付いて落ち着かせた。
で上目遣いで「これも買って」とヨメがロンTを持っている。そしてコーディネート料として購入。
ラオウが本当は剛掌波を出していたが、トキが柔らかく受け流した。
北斗神拳を使うゾンビはかくしてオシャレな服を購入した。

モテることに無頓着になってしまい、
オシャレは遠い別世界。
そして大型ショッピングモールに出向くと専門店街を始め、ファストファッションからも遠くまるでナルニア国に迷い込んだようだ。
しかし根っからの非オシャレ男子が東京に行くことになったので、少しは取り繕う必要も出てきた。
そこで僕よりは確実にオシャレなヨメにコーディネートしてもらうために買い出しに向かった。
僕の身体に服をあてがい、かわいいだのコレは違うだの言っている。僕はほぼその判断基準がわからない。たまに協力的だということを表現しようと手にとって「コレは?」と言うと、ことごとく「ダメダメ、ダサい」と一刀両断される。
僕ってそんなにダサいのかね~?
自尊心もヤル気も削がれてゾンビのようについていく。どうやらスタイリストはファストファッションの店を見くびっていたのか、こんなのあったんだ!と最初0-100だった僕をコーディネートする割合は60-40で自分の服選びに移行していった。
挙句、試着は嫌いな僕は「どうせスソ、着るんでしょ?」と選んでくれたチノパン2着を引きずりながら試着室に入る。
案の定、ピッタピタになったシルエットで見てもらい、失笑されて着替える。
トボトボ元の位置に商品を戻す。
そして何点か目星をつけて次の店に行く。
一層足取りも重たい。
僕の両足には大きな鉄球が付いている。
ゴロゴロ引きずって店内に2本のキズを永遠に刻み込む。
次の店は専門店
シャツが可愛い店らしい。
ここの店の(僕にとって)辛いところは店員さんの馴れ馴れしさである。久しぶりに接客を受けた。オシャレな男性店員は気さくに僕に話しかける。恐らく営業成績はトップクラスの自然体の接客である。店長クラスだ。
普段ならば気持ちよく雑談でもかまして楽しく過ごすのだが、今は鉄球が付いた奴隷ゾンビの僕はそのスムーズな接客が黒板の引っ掻き音に聞こえてしまう。
その空気を察した店長クラスはすっと身を引きヨメに話しかけていた。僕からはトンデモナイ悪のオーラがラオウの様に出ていたのだろう。あと数秒で剛掌波を出しそうだったが、さすが店長クラス。殺気を感じたのだ。
そしてヨメは可愛い可愛いと言いながら靴や小物まで手にとってもう80-20くらいになっている。
そんな中、少しは僕の怒りのオーラに気づいたヨメは綿のパンツを持ってきた。XLを持ってきた。確かに素材も柔らかく履ければ気持ちよさそうだ。スソも折り返して履くようで切る必要もなさそうだ。
試着。少しモモがピチるが履けないことはない。その頃にはラオウはトキのようなオーラになっていたのだろう。
激流を制するは静水
そういう意味ではない。
で、そのパンツを購入。
安くはない。少しラオウが漏れたが、トキがフタをした。
またファストファッションに戻り、
カーディガンとシャツを購入。
安いが、さっきのと合わせて相当な出費。ラオウが震え出たが、トキが秘孔を付いて落ち着かせた。
で上目遣いで「これも買って」とヨメがロンTを持っている。そしてコーディネート料として購入。
ラオウが本当は剛掌波を出していたが、トキが柔らかく受け流した。
北斗神拳を使うゾンビはかくしてオシャレな服を購入した。
