日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

「2010年年頭のご挨拶 鳩山・小沢政権は検察とメディアからの攻撃に負けてはならない」 副島隆彦氏

2010-01-07 12:00:30 | 政治・社会
 下記の副島氏の記事を読むと、政治の裏側がよく解ります。ただし、内容が濃いのと、長文なので1度読んだのでは全ては理解できませんので、何度か読むことをお奨めします。また、副島氏の言いたいことは、以下に集約されていると思いました。

 『だから、私たちの「敵」ははっきりしている。各省庁の官僚トップたち、検察警察の幹部どもを含む法務省の官僚たち、それから公共電波・媒体であるテレビ・新聞(マスコミ)を握る者たちとの正面からの戦いです。』


 <記事転載>
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副島隆彦です。 今日は、2010年1月3日です。学問道場の会員の皆様、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
(副島隆彦注記。1月5日に、以下の文が不正確であったので、手入れを行い、内容を引き締めます。 副島隆彦注記終わり)

 学問道場は今年で10年目を迎えました。これからも頑張って会員と読者の皆様に真実の言論と、知識、思想、学問の良質のものを提供していきたいと思います。

 新春に私が会員にご報告したいのは、現在の鳩山・小沢政権が行っている、すばらしい政治革命についてです。私があまりに本当のことを書いたり話したりしてしまうと、鳩山・小沢政権に迷惑が掛かる気が少しします。愚劣なる敵どもの塩を送ってしまうことになる。 だから、私があまり本当のことをあっさり書くのは良くないとも思ったりします。ですが、やはり私達は真実の言論を誰に臆(おく)することなく、どんな勢力にも加担することなく(たとえ現政権の人々に対しても)、自分が考えた本当のことを書くことで堂々と生きるべきだと考えますのでやはり書きます。裏表(うらおもて)なし、直球勝負が副島隆彦の生き方です。

 今日は、大切なことだけを箇条書きで書きます。まず、テレビや新聞や言論誌などを見ると、現在、鳩山・小沢政権が追いつめられて、あるいは、予算も満足に作れないで漂流していると盛んに書かれています。

 私はしつこく同じことを何十度でも書きますが、今の日本のテレビ5局(全国ネットワーク)と大新聞5社の10社、さらには、最近はNHKまでもが、まったくひどいとしかいいようがない。
彼らは、意図的に、鳩山政権への謀略攻撃をかけている。報道の中立性や、公平性などかなぐり捨てて、自分たちの憎悪感で記事づくりをしている。

 ここまで、鳩山・小沢政権を悪意を込めて、憎しみを込めて非難・中傷を行うことから見ると、彼ら、テレビ・新聞の幹部たちはよほど、長年、アメリカに抱き込まれて、育てられて来たと思います。日本の官僚(高級公務員組織)も同じです。アメリカの国家情報機関であるCIAや、「知日派(ちにちは)」と言われるアメリカ人の官僚や学者たちから、留学や省学金供与などのあれこれの便宜や利益を受けて、これまで自分たちが「出世街道まっしぐら」で、自分たちの地位を安泰にしてぬくぬくと生きてきたのだとよく分かります。

 私達は、清新なる小沢・鳩山政権が、「国民の生活が一番。政治とは生活である」という標語を掲げて、日本の政治支配の実質を握りしめてきた、官僚(高級公務員たち)から、権力を奪い取り、本当の国民の代表者たちである政治家(議員、および議員たちから選ばれた内閣=政府執行部)に、本当の権力が移動することを目指さしていることを強く支持します。それが小沢革命です。

 だから、私たちの「敵」ははっきりしている。各省庁の官僚トップたち、検察警察の幹部どもを含む法務省の官僚たち、それから公共電波・媒体であるテレビ・新聞(マスコミ)を握る者たちとの正面からの戦いです。

 日本の現在の鳩山政権の行動でもっとも大事なことは、実は、亀井静香・金融担当大臣が、12月の初めに、15兆円のお金を財務省(大蔵省)のトップたちから上手に奪い取ってきたのだ、という事実です。亀井と小沢一郎は、お互いに目くばせしあうだけで、それ以上の話をする必要はない。

 なぜなら、日本の閣僚級のトップクラスの政治家たちの携帯電話の通話は、アメリカの情報機関(CIAやNSA=エヌ・エス・エイ=国家安全保障局。アメリカ海軍が主体の軍事系の通信傍受部隊で出来ている組織)の特殊な情報収集網であるエシュロン(通信傍受技術)によって常に盗聴されているからです。

 だから、以前の自民党を含めて、日本の政治家のトップたちは、マスコミに故意にもみくちゃにされても、らむやみに話すことはしないし、携帯電話で不用意に話したりはしない。

 エシュロンによって集められた日本の政・財・官のトップたちの会話は一部は、日本の警察庁や検察庁にも流されるようにできています。ですから日本人トップたちは「目配せと表情」だけで意思の合意を行っているのです。

 亀井静香という政治家は、私の分析では、竹下登と中曽根康弘というのふたりの愚劣なる最高指導者(日本国の王権の簒奪=さんだつ=者)の力が伯仲した1990年に、一年だけ日本の国王代理、すなわち実質的な日本の最高指導者をやった。このことを、私がずっと前に出した『テロ世界戦争と日本の行方』(弓立社刊、2001年刊、9.11事件の直後) の中に書いたはずです。

 今は、立派な国民政治家になった亀井大臣のところに大蔵官僚のトップふたりである、事務次官と主計局長が、その歳の「予算案」である「大きな一枚紙」を差し出してお伺いを立てる。これを、大蔵官僚(今は財務官僚)のコトバでは、「予算を納める」という。この大きな一枚紙を恭(うやうや)しく献上(上納)される)人間が、日本の実質国王です。

 だから亀井大臣は、財務官僚のトップたちが握りしめている「隠し金」のありかを大きく分かってる人です。小沢一郎と亀井静香が、今回、上手にこのうちの15兆円を、いわゆる「埋蔵金」(まいぞうきん。窃盗容疑の謀略で打撃を受けた、元財務官僚の高橋洋一氏の命名)の中から、来年の国家予算92兆円の原資として奪い取ってきた。このことが一番大事なことです。

 菅直人(なんなおと)副総理・国家戦略大臣では、役不足だった。いくら官僚トップたちを呼びつけて、締め上げても、菅直人では、彼らを簡単に落とすことはできない。

 だから、偏向報道のひどい今のテレビ・新聞、言論誌などが今の政権の各大臣のあれこれの行動を揶揄(やゆ)したり、不必要にいなしたり、悪口を書いたりしているものや、財務省の官僚たちから新聞記者たちが意図的に違法にリークされた記事の類(たぐい)は、情報操作が掛かっているから、私たちは疑ってかかった方がいいのです。

 まず、支給額で約2兆4千億円の子供手当て(国民への直接の給付金)などのための予算を確保しなければならなかった。今年の税収はたった37兆円しかないというサボタージュ、怠業(たいぎょう)行動を財務省が行って、マニフェスト(政権公約)実現を目指す、現政権を苦しめようとした。

 それと、最高限度で44兆円の国債発行(これまでの分の洗い替え=契約更新=分がほとんど)しかできないという苦境があった。だから財務省の官僚トップ数人をうまい具合になだめすかしつつ、軽く脅し挙げて、彼らが隠し持っている資金(「30の特別会計」に隠している)を自ら出させる、ということが一番大事なことだった。

 それで、12月3日に亀井大臣が勝利宣言のような、「日本の政治は国民新党中心にできている」と言ってニンマリと笑った。ここが大事です。日本の財務官僚たちが握りしめている隠し金が、高橋洋一氏の最新の著作『恐慌は日本の大チャンス』(講談社刊、2009年9月刊)に書かれている説では75兆円ある。もっと大きく見れば200兆円くらいある、と言われています。この埋蔵金(官僚が特別会計のあちこちに複雑に隠し持っているお金)を、なんとしても見つけ出して国民のために使わなければいけません。

 私、副島隆彦は、日本国民のために、このお金を引き出して急いで使うべきだと言っています。国民の生活が困窮して、貧しい層が困っている今、いくらでも良いから、使い散らしみたいな覚悟で使うことも必要だ。そういう覚悟で政権政治家たちは望むべきだと考えている。つまり、その資金をアメリカに奪い取られるくらいならば、日本国民がいっぱい使ってしまって、それで国内の消費が伸びるから、日本の経済の立ち直りのために役立つのです。こんな不景気の時にこそ、お金を国民の間にグルグルと回すことが大事なのです。

 だから、亀井金融・郵政正常化担当大臣は、財務省の主計局(しゅけいきょく)の畑の人間たちを「にこポン」路線で柔らかく脅し挙げて、彼らの隠し金をはき出させた。これが、去年の終わりにあった「事業仕分け」という、成功した、国民監視下での一大イベントの裏側で行われていた。「事業仕分け」で削った、無駄な出費である、あんな「国立まんが喫茶」などは、もともと財務省自身がすべて切り捨てたかった金食い虫たちだった。だから財務省のリスト通りに実行しただけだ。

 ・・・その2に続く

 ●副島隆彦 今日のぼやき
  http://www.snsi-j.jp/boyaki/diary.cgi