一青窈ジャーナル

ジャーナリズムの中の一青窈/ジャーナリスティックな一青窈

タイトル 一青窈 x 青木淳 ニッポン縦断!建物探訪

2006年09月30日 09時29分48秒 | 一青ジャーナル・スタイル
■『タイトル』(2006年11月号・月刊誌)5頁
       <txt・Akari Matsuura/pho・Mori Kohda>【文藝春秋】
*ニッポン縦断!建物探訪  一青窈 x 青木淳 
           青森県立美術館で、ふたりだけの観覧会。


ひとと語録①
“それは音楽も一緒で、曲の中に、ある程度の隙間がないと、歌う必要性を感じなくなってしまう。すでに出来上がってしまったものに無理やり詩をのっけたところで、聴き手にとっては、トゥマッチだし……。やっぱり人間って、クリエイターも、子供も大人も、気持ちのいいバランスってそんなにかけ離れていないと思うんです”

ひとと語録②
“私は今まさに自分がつくってきた鋳型を壊そうとしている最中なんです。「つくられたものではない何か」を探す再確認作業。ライブでは自然とその場で起きるハプニングを大事にしたいから……”

ニューズメーカー 一青窈 秘めたる情熱の在処③

2006年09月22日 00時53分23秒 | 一青ジャーナル・ボランティア
■『ニューズメーカー』(2005年12月号・月刊誌)16頁+表紙
            <phot・Takashi Hirano>【ぴあ株式会社】

*一青窈 秘めたる情熱の在処


ひとと語録①
“大学のアカペラサークルでボランティアで回って歌っていて、クラブで歌うのとは違う反応を得た時ですね。同時代だけに響けばいいというだけでなくて、誰にでも響くべきものなんだなって感じたことがプロ意識に繋がっていたというか”

ひとと語録②
“思いを込めた分だけちゃんと返ってくる。逆に言うと、甘っちょろいことをやっていたら、全然伝わらないんだなっていうのを感じました。手を抜くなんてことはまったくダメなんだって。そのボランティアイベントで歌った時に、たまたま今の事務所の社長が見ていて、それがデビューのきっかけにもなって”

ニューズメーカー 一青窈 秘めたる情熱の在処②

2006年09月20日 11時04分53秒 | 一青ジャーナル・作詞
■『ニューズメーカー』(2005年12月号・月刊誌)16頁+表紙
              <phot・Takashi Hirano>【ぴあ株式会社】

*一青窈 秘めたる情熱の在処


ひとと語録①
“小学校の頃って、作文を書かせられるじゃないですか。宿題や国語の授業で。みんな、イヤだイヤだって言ったんですけど、私はいやじゃなくて。普段なら言えないことでも、こんなふうに言えちゃうツールはそうはないな、なんて便利なんだろうと思いました”

ひとと語録②
“楽しいとか悲しいとか、感情が動いた時に書いたんですけど、一番書きたいと思うのは負の方向に感情が動いた時ですね。行き場のない感情。どこにもぶつけられない感情を書くという。それは今読んでもかなり痛いですね。そのままノートがとってありますけど、よく頑張ったと思います(笑)。それと、文字があって良かったなって(笑)”

ひとと語録③
“(詩と作詞の違いは?)作詞はより数学的ですね。ここが5文字なら次も5文字とか。ABCABみたいなストラクチャーがあるとか。だからといって最初からきれいになったものを書くと、つまらないんで、最初は散文詩を書くべきだと思いました”


ひととpic up
宮沢賢治

ニューズメーカー 一青窈 秘めたる情熱の在処①

2006年09月20日 04時27分59秒 | 一青ジャーナル・家族
■『ニューズメーカー』(2005年12月号・月刊誌)16頁+表紙
              <phot・Takashi Hirano>【ぴあ株式会社】

*一青窈 秘めたる情熱の在処
 

ひとと語録①
“(原風景は?)犬が庭にいる風景ですね。小学校2年の時に父が亡くなったんですが、その年に新聞で〝犬をもらってください〟というのを見て、その時にもらいにいった犬が必ず庭にいたんですよ。秋も冬も夏も常にそこにいるみたいな(笑)。母もたまに入院していたんで、生き物がいる変わらざる風景としてあるのが、それくらいだったんですが、生き物が必ずいるっていうのがすごくうれしくて”

ひとと語録②
“最近、子供にとっての未来みたいなことにも興味があるんですよ。自分が親がいなかった時を経験しているだけに、そうした環境の子供たちが楽しめる音楽を作れたらいいなって。今までは私が対面してきた感情をそのまま出してきたんですけど、今後はその下の世代、これから未来を担っていく子ども達を考えたものを作れたらなって。以前はそんなのはお母さんが考える感情だよって、自分は反発してたんですけど、そうじゃなくて、ナチュラルにそう思うようになってきたんで、人間って良くできてるんだな、すごいなと思ってます(笑)”

ひとと語録③
“(『ぱぱへ』について)これは6歳ぐらいの頃かな。実際に2月15日付けで父から来た手紙があって、まさにこんなことが書いてあったんですよ。で、その頃の手紙を見返して、作っていったという”“結婚していく友達がたくさんいて、単純に羨ましいなと思ったんですよ。父親と母親にお花を渡していく光景を見て、いいなって。それで普通に書いただけなんですけど。これは『アリガ十々』を書いた頃に作ったので、そういう感情の渦の中にいたということでしょうね”


ひととpic up
ダンボ/白雪姫/眠れる森の美女/101匹わんちゃん/フクちゃん/ドロロンえん魔くん/ロボコン/かぼちゃワイン/ドラエもん/クリィミーマミ/綿の国星/太陽戦隊サンバルカン/キャンディ・キャンディ

MYLOHAS 一青窈x吉岡徳仁④

2006年09月10日 21時35分43秒 | 一青ジャーナル・家族
■『MYLOHAS』(2006年9月増刊号・月刊誌)6頁
      <撮影・甲斐裕司、構成/文・深沢慶太>【インフォバーン】

*一青窈x吉岡徳仁 
   CREATEVE RESONANCE 響き合う感性が照らし出す世界


ひとと語録
“6歳くらいの頃から、台湾にいる父に自分の書いた想いを伝えたいがために、手紙を書いていたのがだんだん散文詩のようになっていったんです。あと父はよくレコードを買ってくれたから、歌のおねえさんになりたいなあ、とも思っていました。父は私が小さい頃に亡くなったんですが、そこで書いた〝伝えきれない想い〟が、表現していくことによって浄化されていくのを感じた。そのふたつがリンクして、とにかく小さい頃から「自分は歌のおねえさんになるんだ」と思い続けて、ようやく26歳のときにそれが叶った、という感じですね(笑)”

MYLOHAS 一青窈x吉岡徳仁③

2006年09月10日 11時50分09秒 | 一青ジャーナル・スタイル
■『MYLOHAS』(2006年9月増刊号・月刊誌)6頁
     <撮影・甲斐裕司、構成/文・深沢慶太>【インフォバーン】
*一青窈x吉岡徳仁 
   CREATEVE RESONANCE 響き合う感性が照らし出す世界


ひとと語録
〝私はいまは、これまで「これが一青窈だ」といって積み重ねてきたものを、逆に脱いでいこうとしている時期だから、そこで裸になったときに、それでも「あ、一青窈だ」とわかってもらえるように、詞をつむいでいきたいと思っています〟

ダ・ヴィンチ 一青窈のふむふむのヒトトキ 藤森照信(後)

2006年09月09日 23時34分12秒 | 一青ジャーナル・建築
■『ダ・ヴィンチ』(2006年10月号・月刊誌)2頁
   <取材、文・瀧晴巳/撮影・冨永智子>【メディアファクトリー】

*連載・一青窈のふむふむのヒトトキ(38回)
 [ 藤森照信 X 一青窈 (後編) ]


藤森先生は、アヴァンギャルドで無国籍風の建築物を設計してきた。壁=“バカの壁”を手掛けたことも記憶に新しい。

ひとと語録①
“私が一番興味があったのが病院の建築なんですけど”“両親をがんで早く亡くしてしまったので、病院の施設にはすごく違和感を感じていて。まったく元気になる要素が見受けられないというか”“私はいつか自分が入りたくなるような病院をつくるのが夢なんです。たとえば敷地内に音楽堂があるような”

ひとと語録②
“うちの実家には時計草の蔦がブワーッとからまってたんですよ”“(藤森が建てると、その人は必ずブレイクする)私もいつか自宅をお願いしようかしら。時計草の家とか(笑)”


ひととpic up
山形・済生館/秋野不矩/毛網毅曠

MYLOHAS 一青窈x吉岡徳仁②

2006年09月09日 12時32分18秒 | 一青ジャーナル・ボランティア
■『MYLOHAS』(2006年9月増刊号・月刊誌)6頁
      <撮影・甲斐裕司、構成/文・深沢慶太>【インフォバーン】
*一青窈x吉岡徳仁 
   CREATEVE RESONANCE 響き合う感性が照らし出す世界


ひとと語録
“よりたくさんの人に聴いてもらえたほうが嬉しいかなあ…。でも、決してゴリ押しはしたくない。以前、ろうあ者の方を前にして歌ったときがあって、どうやって歌を伝えればいいのかを考えたんですけれども、見えない感情が伝わったときに、手を叩いてくれたり、体を動かしてくれた。その体験から、人に伝えるということは〝念〟に近いことなんだ、ということがわかってきたんです”

MYLOHAS  一青窈x吉岡徳仁①

2006年09月09日 04時54分41秒 | 一青ジャーナル・作詞
■『MYLOHAS』(2006年9月増刊号・月刊誌)6頁
     <撮影・甲斐裕司、構成/文・深沢慶太>【インフォバーン】

*一青窈x吉岡徳仁 
   CREATEVE RESONANCE 響き合う感性が照らし出す世界
 

ひとと語録
“私は詩を書いているときに、自分の血肉を削っているという感覚を覚えることがあって、たとえば恋愛やおとぎ話のような詞を書いたときでも、そこで自分がどう考えたかということがひとかけらでも伝わらないと埋没してしまう気がするんです。とにかく自分らしさを伝えたい”


ひととpic up
倉俣史郎/コミッティー/ピート・ヘレン・イーク/杉本博司『護王神社』/谷崎潤一郎『陰翳礼讃』/谷川俊太郎

CDでーた 一青窈 未来への屈託のない肯定

2006年09月08日 02時19分08秒 | 一青ジャーナル・ライブ
■『CDでーた』(2006年9月号・月刊誌)1頁
                    <文・藤井美保>【角川書店】

*一青窈  未来への屈託のない肯定


“結局は方法論じゃないということを、方法論を変化させることで証明しようとしたライブであったと、あらためて映像から感じた。それは「もらい泣き」のイントロに象徴されている”“それは「もらい泣き」という過去の否定ではなく、未来への屈託のない肯定に思えた。そこにこそ心を動かされたのだ”

ひとと語録
“言葉に対する自信の分だけ音に対する自信も増えていけばいい”