一青窈ジャーナル

ジャーナリズムの中の一青窈/ジャーナリスティックな一青窈

僕らの音楽 一青窈 インタビュアー・鳥越俊太郎

2004年05月08日 23時17分09秒 | 一青ジャーナル・戦争
◆『僕らの音楽』  一青窈 インタビュアー・鳥越俊太郎
(2004年5月8日OA)30分<プロデューサー・きくち伸>【フジテレビ】
 
 インタビュー・ロケ地:神奈川県藤沢市「慶応義塾大学 湘南藤沢キャンパス」(2004/4/28)。SET LIST「もらい泣き」「ハナミズキ」「ジェラシー」。

ひとと語録①
一青:(「もらい泣き」について)ダンボールの中に引きこもっちゃたんですよ、友達が。
鳥越:あ、実際にあったことなの?
一青:実際に起きたことなんです。で、「出れないの」ってSOSのメールをもらったんですよ
一青:SOSをくれたっていうことが、なんだかすごく現代的だけど、共鳴したんですよね。涙が溢れた。私も悲しい……。で、“ただ…訊いてキイテキイテ”―ただきいてほしいんだね、っていう。

ひとと語録②
“(ハナミズキは)3年前の9月11日を受けて作りました。…ニューヨークに友達が行ってまして、実際のあの映像も衝撃的だったんですけれど、それ以後その友達が毎日メールを送ってくれたんですよ。日が経っても何も癒えることがなく、ただ心的外傷がつのっていくという…。たとえテレビとかだと薄れていくじゃないですか。薄れていくのと反対に、友達の気持ちはどんどんつらくなっていくという、このなんというか反比例を、何か形にしたいなと思って。”
“それまで戦争については実のところちゃんと考えてなかったんですよ。ひとごとなんで。だから大切な人が巻き込まれないと考えられないという事実にもやっぱり愚かだなって思ったし、でもそのときにもっと優しい気持ちを交換できたらなって思ったんですよ。…友達までは幸せを願えるけど、その彼女まではひょっとしたら、べつにいいやって思えちゃうじゃないですか。そうじゃなくてそこまでが幸せになってくれたらっていう”


ひととpic up
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