一青窈ジャーナル

ジャーナリズムの中の一青窈/ジャーナリスティックな一青窈

ダ・ヴィンチ 一青窈のふむふむのヒトトキ 平敷兼七(前)

2007年08月06日 22時09分30秒 | 一青ジャーナル・戦争
■『ダ・ヴィンチ』(2007年9月号・月刊誌)2頁
     <取材、文・瀧晴巳/撮影・冨永智子>【メディアファクトリー】

*連載・一青窈のふむふむのヒトトキ(49回)

 [ 平敷兼七 X 一青窈 (前編) ]


ひとと語録①
“実は先日もダイビングに行ってきました。私は沖縄のことはそんなによく知らなかったんですけど、沖縄の友達は戦争に対する意識も高くって、基地を囲んで手をつなぐ「人間の鎖」とか座り込みとか、実際に街の人たちがどういう活動をしてるのか見においでよって言われて、2年くらい前に見に行ったりもしたんです”

ひとと語録②
“私が平敷さんの写真を見て、いいなあと思ったのは、女性を撮り続けているっていうのと、あと、撮られてた人たちがみんな笑ってるっていうんで嬉しい気持になって。当時の沖縄を撮った写真や映画はいろいろありますけど、事実を提示しているだけだったりとか。それで悲しい気持にばっかりさせられてもどうなんだろうと”

ひとと語録③
“平敷さんの写真はそこに「生きる」という力を提示されたというか、あの頃「職業婦人」とされた女性たちも確かにプライドを持って力強く生きてたんだってことを見せてくれた。すごい頼もしい写真だなと思って”

ひとと語録④
“人間って思い出を上書きするものじゃないですか。どんなに悲しい思い出も、痛い思い出も”