一青窈ジャーナル

ジャーナリズムの中の一青窈/ジャーナリスティックな一青窈

CDでーた 一青窈 16通りの私をくりかえしなぞって、ね

2006年11月17日 23時53分17秒 | 一青ジャーナル・家族
■『CDでーた』(2006年12月号・月刊誌)1頁
                   <文・藤井美保>【角川書店】

*一青窈 16通りの私をくりかえしなぞって、ね


“万人に訴えかけた「もらい泣き」によって生まれた一青窈のパブリックイメージ”“そこから、一青はようやく解放されたように思える。両親の面影を残す景色として歌の中にも度々登場する実家を、取り壊す決心をしたというエピソードも、現在のありさまを象徴的に示しているかのようだ”

音楽と人 一青窈 ベストアルバム『BESTYO』

2006年11月12日 11時19分55秒 | 一青ジャーナル・スタイル
■『音楽と人』(2006年12月号・月刊誌)2頁
           <txt・Aoki You>【シンコーミュージック・エンタテインメント】
*FRONT ISSUE N°5 一青窈 

    これまでのシングル曲すべてを収めた一青窈ベストアルバム『BESTYO』
 
“「てんとう虫」は今の一青が懸命にもがいている姿を実にリアルに表している作品ではないかと思う”“一青の次の焦点は、またしても差しかかったこの<踊り場>からどう踏み出すかにある”

ダ・ヴィンチ 一青窈のふむふむのヒトトキ 星野博美(後)

2006年11月09日 22時11分55秒 | 一青ジャーナル・スタイル
■『ダ・ヴィンチ』(2006年12月号・月刊誌)2頁
     <取材、文・瀧晴巳/撮影・冨永智子>【メディアファクトリー】

*連載・一青窈のふむふむのヒトトキ(40回)
 [ 星野博美 X 一青窈 (後編) ]


 「一青さんが記憶とか思い出に固執して、
      それを作品に出しているところは自分と通じるものがある気がする」

ひとと語録①
“残したいものや好きなものはせつないんだ、はかないんだと思うと、集めたいものはもう何もないという気になって……空虚感でちょっとボーッとしてしまうんです”

ひとと語録②
“アウトプットとインプットの時期ってありますよね。私はでも壊れたい衝動が強くて。Mなのかなあ(笑)”

ひとと語録③
“私、結構、日記のような感覚なんですけど、書くんです、遺書。両親を亡くした経験から、もし突然死んじゃったらどうしようって、子供の頃でも「全財産は友達の誰に」って書いてたんです”


ひととpic up
星野博美写真集『華南体感』

リクウ 隈研吾x一青窈・ここちよさの時代に③

2006年11月07日 01時00分30秒 | 一青ジャーナル・スタイル
■『リクウ』(2006年12月号・中央公論増刊)6頁
         <撮影・谷口京、構成・編集部>【中央公論新社】

*隈研吾x一青窈 ここちよさの時代に
  
          世界的に流行の兆し―「和」ブームをどう読むか

ひとと語録①
“上手い下手ではなく、なにを伝えたくて、どこにメッセージを投げているかが大事だと思いますね。さきほどの図面のコミュニケーションと同じく、歌詞もエゴイスティックだったりナルシスティックだったりするのではなく、きちんと人に伝えようとしているか、つながっていこうという気持ちがあるかどうかが大事ですよね”

ひとと語録②
“私も台湾では裸足でした。台湾には5歳くらいまでいて、いまも家があるので帰るんですけど、田舎に行くと昔の日本みたいな懐かしさを感じる風景に出会います”


リクウ 隈研吾x一青窈・ここちよさの時代に②

2006年11月04日 23時32分42秒 | 一青ジャーナル・作詞
■『リクウ』(2006年12月号・中央公論増刊)6頁
         <撮影・谷口京、構成・編集部>【中央公論新社】

*隈研吾x一青窈 ここちよさの時代に
  
              世界的に流行の兆し―「和」ブームをどう読むか

ひとと語録①
“「ちちんぷいぷい」でも「ねんねんころり」でもいいんですが、親が子供に寝る前に聞かせていたお話や歌の言葉、その懐かしい感じを大事にしています。突き詰めると日本的なものになるのかどうかは分からないのですが、言葉の響きがもつ柔らかさが日本人らしくて好きなんです”

ひとと語録②
“普段から面白いと思った言葉を書き留めているんですよ。それは電話で友達が言った「もふもふ」というフレーズだったり、映画や芝居を観ているときの思いつきだったり、とにかく生きている間に気になった言葉をどんどん書き留めていく。それとは別に、詩を常に書いているので、歌はその両方を再構築してつくってます”

ひとと語録③
“私も五線譜じゃなくてミミズみたいな線で、音の高低差を表します”


リクウ 隈研吾x一青窈・ここちよさの時代に①

2006年11月03日 20時11分36秒 | 一青ジャーナル・建築
■『リクウ』(2006年12月号・中央公論増刊)6頁
         <撮影・谷口京、構成・編集部>【中央公論新社】

*隈研吾x一青窈 ここちよさの時代に
  
           世界的に流行の兆し―「和」ブームをどう読むか 

ひとと語録①
“隈:一青さんの実家ってもともとかっこいい建築なんですよ。いわゆる日本家屋とも違うし、洋風建築でもなく、なんともいえないロードムービー風の家でね”
“一青:30年くらい経った古い家なんですが、珍しく庭と家の面積が同じくらいあって和むんですよね”“私はあの家でしか、詩がかけなかったんです”“実家は壊してしまうので、名残惜しくて、最新のDVDにも庭の映像を入れたし、コンサートでも舞台に再現したんですよ”

ひとと語録②
“私自身、特に和を強く意識することはないけど、日本人が気持ちいいと思う感覚の根底には、「侘び寂び」や〝陰翳礼讃〟の感覚が脈々と流れているんじゃないかとは思います”