一青窈ジャーナル

ジャーナリズムの中の一青窈/ジャーナリスティックな一青窈

リクウ 隈研吾x一青窈・ここちよさの時代に①

2006年11月03日 20時11分36秒 | 一青ジャーナル・建築
■『リクウ』(2006年12月号・中央公論増刊)6頁
         <撮影・谷口京、構成・編集部>【中央公論新社】

*隈研吾x一青窈 ここちよさの時代に
  
           世界的に流行の兆し―「和」ブームをどう読むか 

ひとと語録①
“隈:一青さんの実家ってもともとかっこいい建築なんですよ。いわゆる日本家屋とも違うし、洋風建築でもなく、なんともいえないロードムービー風の家でね”
“一青:30年くらい経った古い家なんですが、珍しく庭と家の面積が同じくらいあって和むんですよね”“私はあの家でしか、詩がかけなかったんです”“実家は壊してしまうので、名残惜しくて、最新のDVDにも庭の映像を入れたし、コンサートでも舞台に再現したんですよ”

ひとと語録②
“私自身、特に和を強く意識することはないけど、日本人が気持ちいいと思う感覚の根底には、「侘び寂び」や〝陰翳礼讃〟の感覚が脈々と流れているんじゃないかとは思います”


ダ・ヴィンチ 一青窈のふむふむのヒトトキ 藤森照信(後)

2006年09月09日 23時34分12秒 | 一青ジャーナル・建築
■『ダ・ヴィンチ』(2006年10月号・月刊誌)2頁
   <取材、文・瀧晴巳/撮影・冨永智子>【メディアファクトリー】

*連載・一青窈のふむふむのヒトトキ(38回)
 [ 藤森照信 X 一青窈 (後編) ]


藤森先生は、アヴァンギャルドで無国籍風の建築物を設計してきた。壁=“バカの壁”を手掛けたことも記憶に新しい。

ひとと語録①
“私が一番興味があったのが病院の建築なんですけど”“両親をがんで早く亡くしてしまったので、病院の施設にはすごく違和感を感じていて。まったく元気になる要素が見受けられないというか”“私はいつか自分が入りたくなるような病院をつくるのが夢なんです。たとえば敷地内に音楽堂があるような”

ひとと語録②
“うちの実家には時計草の蔦がブワーッとからまってたんですよ”“(藤森が建てると、その人は必ずブレイクする)私もいつか自宅をお願いしようかしら。時計草の家とか(笑)”


ひととpic up
山形・済生館/秋野不矩/毛網毅曠

ダ・ヴィンチ 一青窈のふむふむのヒトトキ 藤森照信(前)

2006年08月08日 00時27分25秒 | 一青ジャーナル・建築
■『ダ・ヴィンチ』(2006年9月号・月刊誌)2頁
   <取材、文・瀧晴巳/撮影・冨永智子>【メディアファクトリー】

  *連載・一青窈のふむふむのヒトトキ(37回)
    [ 藤森照信 X 一青窈 (前編) ]


ユニークな建築家として活躍されている藤森先生に新米建築探偵・一青さんが挑みます。

ひとと語録①
“もともとは音楽療法に関心があって、音を包む空間デザインに興味をもったんです。周りにも建築家の友人がいたりして、先生が建築探偵でやってらっしゃるようにちょっとヘンテコな建築を見るとその歴史を読み解きたくなるんですよね”

ひとと語録②
“この間、私、嘉穂劇場に行ってきたんですけど、やっぱり、ここで歌いたいなあとすごく思いましたね”“ああゆう古い劇場(歌舞練場)みたいなのって探せば案外あるのかなと。横浜のバンクアートっていう昔の銀行の建物があって、そこでもいつかライブをやってみたいなと思ってるんです”


ひととpic up
ニラ・ハウス(赤瀬川源平の自宅)/ヤン・レツル/フンデルト・ワッサー/パオロ・ソレリ/寺山修司記念館

一個人 特集・荒川修作の建築革命

2006年04月10日 20時18分03秒 | 一青ジャーナル・建築
■『一個人』(2006年5月号・月刊誌)1頁【KKベストセラーズ】
 *特集・荒川修作の建築革命 一個人インタビュー④一青窈
 [ 夢を夢で終わらせず、実現させる荒川さんは、本当に凄い! ]


奇抜な発想の「三鷹天命反転住宅」を作った建築家・荒川修作の特集。ツアーパンフの撮影に使ったことからインタビューを受ける(インタビュー②荒川修作③養老孟司 ①?がない)。

ひとと語録
 “鋳型を外してひとりの人間になったときでも立っていられるか、それでも一青窈としていられるか。それが先日発売した『&』なんですけれど、三鷹天命反転住宅は、人間という鋳型をはずすための試みなんじゃないかなって。”

タイトル 一青窈x佐藤オオキ(nendo)

2005年09月15日 01時57分03秒 | 一青ジャーナル・建築
■『タイトル』(2005年10月号・月刊誌)6頁<txt・Akari Matsuura/
                pho・Koui Yaginuma>【文藝春秋】
*シキネブルーを渡った夢の箱、「絵本の家」ってどんな家?
         一青窈x佐藤オオキ


 式根島にデザインオフィスnendoの最新作「絵本の家」が竣工。建築好きの一青窈が、nendo佐藤とともに、その家を訪ね対談する。「絵本の家」は、無人の野菜売り場をイメージした開かれた図書スペース。

ひとと語録①
“(自宅のリノベを検討中で)テーマは“お風呂”です。開放的なお風呂が好きで、今一番欲しいのは“ガラス張りで森が見えるお風呂”。でも、それって都会のど真ん中では物理的に無理ですよね?”

ひとと語録②
“(建築に興味を持ったきっかけは?)病院に野外音楽堂を作りたいと思っていて…。幼い頃、病気の治療のため入院していた母を見舞った際に、音楽が大好きだった母の、好きな歌ひとつ自由に聞けないフラストレーションを目の当たりにして。その時、母に『音楽堂を作ってあげたい!』と思ったんですね。で、そのためにはどうすればいいのかと真剣に考えるようになり、『建築をやりたいな』とごくごく自然に…。でも、気が付いたらいつの間にか、歌をうたっていましたが(笑)”


ひととpic up
ジェフリー・バワ/MVRDV

スタジオ・ボイス 座談会 ディアスポラ都市東京

2003年04月10日 22時27分55秒 | 一青ジャーナル・建築
■『スタジオ・ボイス』(2003年5月号・月刊誌)2頁
                  <写真・有澤有雅>【インファス】
*特集・東京デザイン計画2003 座談会・ディアスポラ都市東京
   座談会 一青窈 x 野村訓市 x ギャレス・ウィルズ


 今東京で何が起きているのか。建築/都市計画の専門家ではない3人ならではの、文化や人間に根ざした「感覚的東京改善論」を展開する。

ひとと語録①
“(東京の街と聞いて思い浮かべるもの、を5つ持ち寄る)まずはグリコとビスコが両方入っていて更にオマケ付のお菓子。大人がまとめ買いしてるところも東京ぽい。次は、こんなミニサイズのコスメ。無印良品のシャープペンシルの芯なんて、こんな小さなパッケージで売られているのは東京だけ。あと、割り箸とカップラーメン。東京って工事が多くて、工事現場の人がよく食べている姿を見るから。それにMD。とにかくコンパクトにまとめよう、としているところ。”

ひとと語録②
“(東京を良くするアイディアは?)地下鉄を透明にしたらいいんじゃないかと思った。…地下鉄はもっと幅広にして、圧迫感をなくして欲しい。”

ひとと語録③
“カジノなんて作るんだったら、公園作ってって(笑)。…「公園作って」って歌っても、それで何か世の中が変わるとは思わない。それよりもこういう日常が幸せだということを歌っていくことに意味があるんじゃないかな。私は近いところからやっていこうと思っています。”


ひととpic up
ツキヂマンソン