一青窈ジャーナル

ジャーナリズムの中の一青窈/ジャーナリスティックな一青窈

ダ・ヴィンチ 一青窈のふむふむのヒトトキ 阿久悠(前)

2003年08月15日 23時00分39秒 | 一青ジャーナル・作詞
■『ダ・ヴィンチ』(2003年9月号・月刊誌)2頁【メディアファクトリー】
*新連載・一青窈のふむふむのヒトトキ(1回)
 [ 阿久悠 X 一青窈 (前編) ]
 

連載第1回、「憧れの人」との念願の対面を果たす。

ひとと語録①
“阿久さんは、“女というより女性を描きたい”っておっしゃてたじゃないですか。私なんかは敢えて女の方を描きたいんです”

ひとと語録②
“たとえば、私が少女性とは真逆の、女の部分を打ち出すような詞を書くと却下されてCD化につながらないというか。いまだに男性にはどうもそういう女性に拒否反応があるみたいで。”


ひととpic up
上村一夫/『蛍子』


ダ・ヴィンチ Studio Interview 一青窈

2003年08月15日 22時19分09秒 | 一青ジャーナル・作詞
■『ダ・ヴィンチ』(2003年9月号・月刊誌)2頁【メディアファクトリー】
*表紙写真
*Studio Interview 一青窈
「色に狂う。男と女がいて、女っていうものをさらけだしている狂女に憧れます」


 寺山修司原作・上村一夫激画『上海異人娼館』、建築家バウの写真集『geoffrey bawa:the complete works』を持参。劇画家の上村に心酔するきっかけは、大阪のヴィレッジヴァンガード(書籍・雑貨など複合的に陳列する「遊べる本屋」)で『蛍子』に一目惚れしたのが事の始まり、とのこと。

ひとと語録①
“やっぱり最小限の線でいかに艶かしさを出すかっていうのが、上村さんはすごく上手だと思う。自分で描くジャケットも線画が多いんですが、なるだけ少なく少なく表現して、トリッキーにしたい。作詞もデザインとしてはここを漢字にするか、カタカナにするかっていうこともありつつ、内容としては最小の文字でどれだけイメージが膨大になるか。削ぎ落とす作業なんですよね。” 

ひとと語録②
“狂女って、なんていうのかな、人間らしいなって思うんですよね。たぶんすごい純粋だったり、素直で突き詰めるがゆえにそこに行っちゃてるわけで。”


ひととpic up
『上海異人娼館』/『同棲時代』/『蛍子』/『分裂病少女の手記』/『マトリックス』/ジェフリー・バワ写真集『the complete works』/安藤忠雄/宮島達男/阿久悠/横尾忠則