ここ2年位、コロナ禍で釣りには満足に行けてませんでしたが、ひさびさに何の気兼ねもせずに釣行できました。
土曜日の昼食後出発し、6時過ぎに能登の素泊まりのホテルにチェックイン。
ホテルのご主人も釣り好きで、目の前の磯でメバルやタコを釣ることなどを聞きながら夕食。
頼めば食事もできるそうですが、沢山は食べられないのでスーパーの総菜(サラダ、から揚げ、卵焼)で十分です。
ポイントはご飯がないこと。
22時には寝たのですが、隣室の客が1時過ぎまで大きな声でおしゃべりしてて、目が覚めてしまいました。
壁に一発パンチしたら静かになりましたが、それからは熟睡できなかったので、3時過ぎにホテルを出て準備を済ませ車で休んでいました。
前日の土曜日は船内8名でブリ2尾、ワラサ4尾という渋さで、金曜日は全員ボーズだったと船長から聞いて、ヤバさ感ぷんぷんです。
4時半集合、5時過ぎに出船。
10数キロさきのポイント付近に30分ほどで到着。
しかし到着してみると雰囲気は悪くない。
鳥山ができているほど。
大きな魚がライズしているのも見えました。
始めてすぐにワラサクラスを何名かが掛けました。幸先良いスタート。
自分の1尾目は小さなレンコダイ(キダイ)でした。
しかし、すぐにワラサクラスを追加。ジアイが朝の一瞬だけだとまずいので一応キープ。
6時半頃のクーラーはこんな感じ。
型が小さいのでポイントを移動したら、80cmくらいのギリギリ鰤クラスが連発。
この船は中乗りの息子さんが鉤をはずして締めてくれるのですが、彼は休む間もないほど。
ここからは鰤以上キープでワラサはリリース開始です。
まだ7時過ぎ。
常に誰かが掛けてファイトしている状態でした。
かなり締めたドラグを出してやたら走る奴が、浮いてきたら意外と小さいのでスレかと思ったら、4Kgのヒラマサでした。
もっと大きな鰤より引きます。
鰤は食べたくないけど、ヒラマサの味は好き。
まだ8時。
結局、10時頃から船内全員クーラーが満タンになりリリースばかりで飽きてきたので、11時で早上がりになりました。
船内ブリワラサ合計120尾以上、ヒラマサ2尾でした。
昨年は全体に良くなくて、今年もこんな良い日は初めてだそうです。
後半、ロッドをしゃくる右肩が痛くて上がらなくなり、リールを巻く左手は疲れてしまって、気を付けていないとハンドルを回していない始末。クタクタになりました。
同年代の女性が船内で唯一電動リールでジギングをされて、最後の最後まで釣り続け、我々よりも大量に釣っていました。
疲れないので、青物を誘う速度を出し続けられたんでしょう。
私は疲れてキビキビ巻けなくなっていたので、後半はあんまり釣れなかったもんなあ。
電動リール買っても良い歳だよなあ。
私は鰤3尾、ワラサ7尾(うち3尾リリース)、ヒラマサ、レンコダイ各1尾でした。
氷を入れると、一人では車に載せられないほど重たい。80Lですから。
レンコダイは30cm以下で肉薄なので刺身は無理。
ポアレかムニエルにします。
ヒラマサは80cmに少し足りませんでした。
2年前に買った横に長いまな板にふさわしい魚を、やっと載せられました。
胸ビレが黄色い線に接しているところが鰤と見分けるポイント。
活きている時は、全体の印象もなんとなく違うし、腹びれが伸びて長い感じに見えます。
こっちがワラサ。
大きめの2尾はご近所にもらって頂き(押し付けた)うちでは小さめの2尾。
ヒラマサより頭の比率が大きくて、胸ビレと黄色い線の間が空いている。
口のヒンジの角がヒラマサはRで鰤は直角なのも見分けるポイント。
鰤2尾はヨメさんの会社の同僚に押し付け、自家用の残り1尾は今スーパーでブリしゃぶ&刺身用に造ってもらっています。
とても全部捌く気力なんかないです。
ヨメが全部持って帰ってこいというのでキープしましたが、青物は2尾くらいあれば十分です。
鰤類は竜田揚げとかユッケとか匂いが気にならない料理にします。ヒラマサは熟成させてから刺し身です。
今回、前々から感じていたアシストフックの重要さに、あらためて気づきました。
10尾釣ったフックの熱収縮チューブが取れたので、ラインの長さが少し違う別のに替えたんですが、いきなりバランスが変わったのか釣れなくなりました。触った感じがあってもフッキングしない。
また隣の相棒が、ジグをサイズ違いに交換したのに同じフックを付けたままにしたら、一発目がスレ掛かりでした。
よく釣れる日はいろいろ試せるので、思っていた仮説が次々に立証できてその点でも面白かったです。
行く前は久々で緊張しましたが、なんとか釣れてよかった。
いつか行きたいなと考えているだけより、実際行った方が何倍も良いと再認識しました。
釣りに行くとなぜか模型を作りたくなるんですよね。
スーパーの鮮魚係さん、やっぱり素人よりはきれいに造ります。
良い日なら下手くそでも釣れるし、渋い日は上手い人が何をやっても釣れません。海はギャンブル性があって、今回はただただラッキーでした。
久々に行って、体力が急激に落ちたのを実感しました。このまま衰退するのには抗わないといけないのかな、と思いましたねえ。
魚を押し付けたうちが、思いの外喜んでくれたのが、なによりでした。
4キロのヒラマサを筆頭に見事な釣果、すごいです。
仮説もいろいろと試せて、次回に向けて大収穫ではないでしょうか。
釣りシーズン開幕で今後が楽しみですね。
運良くXディに当たりました。たまにはこういうこともないと。
釣りをやらない友人に、お前のブログはいつも残念ばかりだな、と言われているので。
青物を確保したらタックルを変えて、底魚狙いに切り替えても良いのですが、もしそれに青物が食うと大変なので怖くてできませんでした。それほど青物の活性が高かったです。
この幸運が続くと良いですけどねえ。
そしてお疲れ様でした。
6時間で120尾は凄いですねぇ。
青物は時々こういうことがあるので止められません。
ジギングでこれだけのサイズを何本も上げればクタクタになりますよね。
私はコマセ釣りで電動リールなので多少楽です。
でも捌くことと食べること、冷凍保存することを考えると仰る通り3~4尾で十分です。
4kgのヒラマサは最高!
鰤も結構太っていて旨そうです。
本格釣りシーズン開幕ですね。