独りで釣りに行くつもりだが、明日ヒマなら行かないか?と友人からお誘いがありました。
子供のクラブの試合に、朝イチで試合会場まで往復100Km走って送り届け、家でSu-25の迷彩でも塗るかな、とボーっとしてた時でした。
彼とは昨年、2人でマダイ本命の船で2連敗し、今年別々に行った1回目も、ブリやレンコダイなどの外道は釣れたものの、いまだマダイの顔を見れていない因縁のペアなのです。
朝4:30集合と船長も気合が入っています。
夜中の12時出発はとてもキツイので、前日お昼過ぎに出発。
日帰り温泉施設でまったりと体を休めます。
温泉施設は九頭竜川の河口にあって、眺めが良いのですが、夕日は雲が邪魔をして残念でした。
今晩は二人で車中泊です。温泉施設は23時で閉まります。
釣り船の駐車場に移動し、素面では寝られないので。睡眠導入水をグビグビ。
あんまりよく寝た気はしないのですが、それでも頭はスッキリしています。
我々が連敗中のことを船長もよく覚えていて、時折ふたりに煽りが入ります。
5時に出港。この日は我々の他にもう2人だけと、お客が少なく広々使えました。
朝イチ7時くらいまでは、キャスティング。
フローティングルアーをキャストしてブリなどを海面まで誘い出す釣りです。
魚が海面を割ってバイトしてくるのが、エキサイティングなんですね。
出ろ!出ろ!って思いながらルアーを引いてくる感じは、ドライフライに似ています。
しかし我々以外の客に1回ずつバイトがありましたが、フッキングせず。終了。
乗ってすぐに船長から、ハマチのお土産欲しい?と聞かれましたが、誰もいらないと言ったので、小物は捨てて、鯛と青物もブリ以上のみ狙うことになりました。
しかし釣れない。
9時頃まで、外道すら釣れません。
で神頼み。
午後になって、レンコダイやヒラメが上がり、徐々に活性が良くなってきました。
そして、ついに相方が船内初のマダイGet。
ヤバイ。とんでもないプレッシャーです。
本命のマダイを釣ったのが、まだひとりだけなので、船長は時間延長してくれて、ほら釣れ!ほら釣れ!と応援してくれます。
こうやって釣るんだ、と船長自ら竿を出したらすぐにマダイゲット。船内2尾目は船長。さすがだ。
そのお陰で、ジグでのマダイの誘い方が分かりました。
出船してから12時間。
相方はもう1尾マダイを追加しましたが、私は外道の小さなレンコダイを2尾とスルメイカを1パイのみ。
移動中以外はほとんど休憩せずにしゃくり続けて、もうくたくたです。
「5時を回ったから、もう帰るよぉ」と言った直後に「やっぱ、ここで生け簀の魚をシメちゃうから、もう少しやってて良いよ。」いう船長の声を聞いて、どうせだめだから止めた、と帰り支度を始めずに、釣り続けたのがよかった。
最後の最後のひと流しで、何とか幸運が巡って来ました。
ロスタイムの終わり間際に、決勝ゴールを決めた感じ。
最後まであきらめない、とは口で言うけど結果が必ず出るわけでは無し。心が折れる寸前でした。
前回ブリに切られて殉職したのと、カラーも重さもまったく同じジグを、前日来る途中で買って使っていました。
それがフォール中にボトムに付かないうちに止まったので、合わせたらフッキング。
自分で誘って掛けたわけじゃなくて、このジグのおかげです。
カンカンと金属的に叩くような、心地よい引きを楽しめました。
前半、風が強く、水深も100m前後と深めのポイントが多かったので、200g以上のジグを主に使っていました。
でも、人数が少なかったので、流されて長く出してもオマツリしないと考え直し、120gのシルエットの小さなジグを入れたのも、きっと良かった。
一番ホッとしたのは相方じゃないかな。私が一尾も釣れずに終わったら、帰りの車中は堪らないでしょうから。
前日からゆっくり来て体力を温存したから、50代半ばのジジイが12時間も釣り続けられたんだと思います。
イカの夜釣りの帰路は、目を開けているのに必死ですが、今回は帰りもまったく眠くも無く快調でした。
尾っぽの先まででちょうど60cmのオス。
白子がまだ残っていました。
アラは捨てるつもりでしたが、ずいぶん身がついているので食べることに。
まずは、ショウガと酒で下茹します。
半身はポワレで、もう半身は熟成させて刺身かコブ〆か。
2年越しのリベンジ完遂です。これで心置きなく夏のケンサキイカに突入できます。
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びっくりするような大鯛でないところが、自分らしいです。
まるで船長が演出したかような、劇的な結果でした。お陰さまで、これからも釣りを続けていこうと思えましたよ。メンタル弱いもんで。
何が起こるかわからないので、最後まで諦めないって、良い勉強になりました。
クラキンさんも、次回頑張って下さい。まずは天気ですね。
60cm・・・3kgくらいあるでしょうね。
私はルアー全く未経験ですが、このサイズならかなり引くでしょう。
最後まで諦めずに粘った甲斐がありましたね。
やはり諦めないことが大切です。
私も6月の中旬以降に何とか釣行できそうです。
4月に行けなかったシマアジ五目の遠征か、近場のイサキか・・・。