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2022年は客観的な予想を心がけます。

京都記念(GⅡ)回顧

2011-02-13 18:41:07 | 回顧
【馬場】Bコース。全体的にボコボコしていて時計が掛る。

12.6 - 11.3 - 13.2 - 12.5 - 12.2 - 12.9 - 12.4 - 12.0 - 12.0 - 11.2 - 11.6=2:13.9

 飛躍を目指すトゥザグローリーが幸先の良いスタートを切った。8㌔増もそれほど太く見せず、厳寒期にしては毛ヅヤも良かった。レースでは好発からスーッと馬任せで3番手のインを取りに行く。逃げ馬不在でテンからゆったりした流れにも折り合いを欠くことなくスムーズな追走。終始、インの経済コースを通る。3角で外からシャドウが動いても慌てず。坂の頂上で少しづつ馬場の良い外めに進路を求めるも、スローで馬群がギュツと凝縮しているため出せない。4角から直線にかけても前5頭がびっしりと壁になってしまう。仕方なく直線は大外へ持ち出す。かなり仕掛けが遅れたが、そこからグングン加速。前のヒルノダムールをお交わすと、右手前に替えてもうひと伸び。追えばどこまでも伸びる感じで差し切った。まだ追って頭は高いが、脚力はかなり磨かれている。4角でスムーズに外へ持ち出せていればもっと楽に勝てていた。飛躍の年へ。

 2着には京都外回りでメイショウベルーガが入った。厳寒期というで元々が絞りにくい体質。6㌔増は若干の余裕があった。発馬で両隣と接触するアクシデントはあったが、気合いを付けて馬群に取り付き、1角で中団のインを確保。そこからはジッと脚をタメる。3角の上り坂でも我慢。下り坂で鞍上がゴーサインを出す。だが、前のトゥザの動きが挙動で一旦手綱を止める。そこから外めに進路を見つけて再スパート。直線は馬場の良い大外から良い脚を使っているものの、勝ち馬の決め手が一枚上だった。やはり、京都の外回りがぴったり。強行軍でもよく頑張った。

 ヒルノダムールは渾身の仕上げで賞金を加算しにきた。大外枠発走から発馬を決めて前を狙う。しかし、1角までに行ききることができずに中団の外めへ控える。その後は前のビッグウィークを見ながらの競馬。4角の下り坂からジッと進出。4角で気合い付けてポディションを上げる。その時にビッグウイークと接触するアクシデントはあったが、ライバルより先に抜け出すことに成功。一旦は馬場の良い大外から単独先頭に立つも、あっさりと捕まってしまった。どうしても、一線級相手だとワンパンチ足りない。もう少し追ってグンと重心が沈めばいいのだが。

 本命視したダノンシャンティは不発に終わってしまった。下見どころからテンションが高く、落ち着きを欠いたのは痛かった。レースへ行っても流れが落ち着いた1角でハミをグッと噛んでしまい、折り合いを欠く。その後は鞍上が懸命になだめようとするも制御できず。4角から直線にかけて大外へ持ち出すも、ガツンと来ることなくジワジワと伸びただけだった。今日のレース内容と精神状態だと、コーナー4回の道中で流れが緩む中距離は合わない。マイルの一貫した流れで末脚を生かすのが合っている。今後はマイル戦線へ矛先を向けるか。

 京都得意のロードオブザリングは健闘した。道中は緩い流れを後方3番手で折り合う。タメるだけタメて直線は馬場の真ん中に突っ込む。そこそこの脚を使ってダノンシャンティと競り合った。準オープンの身でよく頑張っている。

 ビッグウィークは久々の一戦で18㌔増が示すように仕上がりひと息だった。道中で行きたがる場面があったし、ペースアップした4角でズブさを見せてポディションを上げることができなかった。本来ならあそこで動いて持久力を生かしたいタイプ。叩いての変わり身に期待したい。

 


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