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2022年は客観的な予想を心がけます。

ダービー感想

2009-06-02 21:16:22 | Weblog
レース直前の豪雨で不良馬場となった日本ダービー。
残念ながら全馬が力を出し切ったレースとはいえなかった。
 勝ったロジユニヴァースは鞍上が言うとおり、調教の動きから見ても絶好のデキとはいえなかった。それでも、時計の掛かる消耗戦で直線を内から根性で抜け出した。大トビでリズムが狂うと脆いタイプだけに広い東京コースで走りやすかっただろう。

 2着のリーチザクラウンはさすが武豊騎手という内容であった。発馬直後に行く気を見せたが、内からジョーカプチーノがハナを主張したために瞬時に外へ逃げさせた。これは皐月賞でも見せたリーチの気性を考えてのもの。リーチは前に馬がいるとムキになって追いかけ、力んでしまう癖がある。それが皐月賞での敗因だった。今回もハナを叩いたジョーの直後に付ければ同じことになっていたかもしれない。それを考え、あえて馬体を離し、馬のはやる気持ちを抑えることに成功した。その後の折り合いも非常にスムーズで、スカッとした胴長の馬体を生かして長距離適性を示した走りだった。良馬場だったら頂点が見えていた。