中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

日経新春杯(GⅡ)回顧

2019-01-14 20:20:12 | 回顧
12.6 - 10.7 - 10.8 - 11.8 - 12.4 - 12.6 - 12.9 - 12.8 - 11.9 - 12.2 - 13.1 - 12.4
58.3-62.4

軽量のサラスと前走で行けなかったアイトーンが何が何でもハナを奪おうと2頭でホームストレッチを使って激しい先行争い。ようやく落ち着いたのは2角から。これは無謀。

勝ったグローリーヴェイズは、2番枠から馬任せ。激しい先行争いと見るや無理せずに縦長のハイペースの流れを後方のインから。向こう正面でペースが一気に緩んで馬群が凝縮すると自然と前との差を縮める。4角の下り坂はインでジッと我慢。京都の直線はバラけることを想定して落ち着いている。直線で3分どころから楽に抜け出すと、この馬自身も一杯一杯だったが、力強い脚で差し切った。重たい時計の掛る馬場で超前傾ラップを差し切った。底力がある。まだ攻め馬も長めからビシビシという感じではない。

ルックトゥワイスは、10番枠から無理せずに後方から。折り合いは問題なし。展開が嵌った。ステイヤー気質あり。

シュペリミエールは、脚元を気にしながら坂路中心でまだビシビシ攻められない。スッと馬任せで中団。自身もテン5ハロン通過は60秒を切る厳しい流れで追走。向こう正面から3角でペースが落ち着いた時は無理せずに少しポディションを下げる。直線でジリジリと伸びたが、2着馬に差された。スッと前へ行けるスピードがあるし、もう少し緩い流れなら2着だった。

京成杯(GⅢ)回顧

2019-01-14 19:36:23 | 回顧
12.8 - 10.9 - 12.5 - 12.0 - 12.9 - 13.0 - 11.8 - 11.8 - 11.4 - 12.1

ラストドラフトは、7番枠から抜群の発馬で馬なりで先行。2ハロン目でカテドラルと競る形で楽に10秒9を刻むスピード性能。1角からはコーナーワークで2番手で落ち着く。2角からかなり落ち着く緩急のあるラップでも折り合い抜群。3角からペースアップする流れも馬なりでポディションを維持。4角で軽く仕掛けると直線で2着馬に並ばれながらも、左ステッキ2発で突き放した。トモが発達し、発馬が安定して馬なりでポディションを取れるスピード性能、追ってからの決め手もある。大トビで更に距離が延びても問題なし。強い。

ランフォザローゼスは好発から少し気合いを入れて3番手のイン。緩急ある流れでも折り合い十分。前の勝ち馬をマークする形。3角からデムーロが早めに競りかけてきて早めに動く形になる。4角では少し外へ膨れる形。直線で一瞬勝ち馬に馬体を併せるも、突き放された。トビが綺麗で小回り中山だと4角で減速する。それが前走の4角失速の要因か。今回は外に馬がいなくて加速できたが、4角で馬込みに包まれると中山では辛いかも。

ヒンドゥタイムズは残念な騎乗。発馬直後に気合いを付けて先行争いかと思ったが、1角からは中団まで下げた。そして、ペースの落ち着いた向こう正面で再びペースアップして押し上げたかと思えばまたそこで手綱を抑える。ペースアップした4角でズブさを見せたが、直線はジリジリ伸びた。これだけ押して下げて押して下げてでも掛らないのは立派。キャリア1戦。身のこなしが柔らかくてステイヤー気質。

シークレットランは、少し気合いを付けて中団馬群。前走は一貫した流れだが、今回は緩急ある流れ。一気にペースアップした3角でズブさを見せる。4角でかなりステッキが入り不利を受けることなく加速しながら直線は外。それでもジリ脚だった。2ケタ馬体増だし、切れる脚がない。前脚の捌きも硬い。

カテドラルは寸の詰まったマイラー体系で気性も前向き。楽にハナを奪えるようにスピード性能は相当。マイルでこそ。

中山金杯 回顧

2019-01-06 20:21:24 | 回顧
12.4 - 10.7 - 12.5 - 11.7 - 12.6 - 12.2 - 11.6 - 11.7 - 11.4 - 12.4

ウインブライトは58㌔で完勝。好発から淀みない流れを馬任せ。一切手綱を押すところがなかった。縦長の展開で中団外追走。3角で2頭が先に動いても慌てない。3分3厘で少しずつエンジンを点火させながら動く。直線もスパッとは切れなかったが、ジリ脚で伸びた。時計が掛る中山得意。

ステイフーリッシュは、15番枠から気合いを付けるも前へ行けず後方から。縦長の平均ペースの流れを後方から。流れの落ち着いた向こう正面で業を煮やして一気に2番手まで押し上げる。流れを考えれば我慢してもよかった。直線も粘り強く脚を使った。もう少し距離が延びた方がいい。

タニノフランケルは、1番枠から気合いを入れて手綱、見せムチで2ハロン目からハナ。2角でペースアップして縦長の展開を演出。残り4ハロンから再びペースアップして突き放す。大トビで一度エンジンが掛るとスピートが落ちない。もう少し距離が延びても。53㌔もよかった。

タイムフライヤーは12番枠から馬任せで後方から。2角までは後方で折り合いに専念。縦長の平均ペースの流れ。3角でステイフーリッシュが捲ったのに乗じて3分3厘で好位まで脚を使う。そこから直線で苦しくなりながらも坂下で手前を替えてジリジリ伸びた。流れを考えればもう少し我慢してもよかった。距離は延びた方がいい。

マウントゴールドは好発から馬任せ。しかし、予想以上に先行争いが激化して1~2角で良い位置がとれなかった。後ろからになったし3分3厘でバテた馬を捌くのにも苦労。揉まれて直線リ入口も後方から。まったく力を出せなかった。


シンザン記念(GⅢ) 回顧

2019-01-06 19:25:26 | Weblog
12.3 - 10.8 - 11.6 - 12.6 - 12.5 - 12.1 - 12.1 - 11.7
34.7-35.9

勝ったヴァルディゼールは2番枠から好発を決めて少し気合いを付けて。2ハロン目から手綱を抑えて中団馬群のイン。中緩みのハイペースでしっかり脚をタメる。ペースの緩んだ3分3厘もしっかりとタメる。4角で少し気合い付けて直線はバラけたインを突く。一完歩ずつ力強い伸び脚で差し切った。狭いところを割る勝負根性、鞍上のゴーサインに対しても反応も良い。長くいい脚が使える。距離が延びても良さそう。2戦続けてパワー系馬場。

マイネルフラップは、1番枠から気合いを付けるもズブくて前に行けずに後方から。終始、気合い付けながらでズブい。ペースが緩んだ3分3厘で馬群の直後に取り付く。直線は大外へ振られるが、一完歩ごとに凄い脚。ゴール前で左ステッキに反応して内側へ切れ込む。左右にフラ付いた分、最後差せなかった。流れが向いた。

ミッキーブリランテは、発馬はマシな方。スタート直後はズブさを見せる。教えて馬群に取り付くと、今後は一気にペースが緩んで掛る。それでも3分3厘は引っ張り切りの手応え。直線でひと脚使うも、最後は内へモタれたこともありゴール前は脚色が鈍った。ピッチ走法で使える脚が短い印象。

ハッピーアワーはまだトモが緩くて発馬が甘い。腰高の走りで力が付いていない。その分、テンに付いていけないし、直線もジリ脚。

パッシングスルーはテン3ハロン34秒7のハイペースは初めて。好発から好位のインのいいポディションを取るが少し気合いを付けながらで脚が溜まらなかった。しかも3分3厘でペースが一気に緩む。その流れを自ら動く。直線も一杯になりながら、もう一度手前を替えてジリジリ伸びた。キャリア1戦でこの中弛みのハイペースで最後まで脚を使えたことは立派。負けて強し。

アントリューズは大トビで不器用。京都の重たい馬場で好発を決めても気合い付けても前に行けない。テンから手前を何度も替えて脚が溜まらない。直線で狭くなるが、狭いところを破る脚がなかった。