12.7 - 11.9 - 11.9 - 12.0 - 12.0 - 11.9 - 12.2 - 12.8 - 13.3 - 12.9 - 12.3 - 12.0 - 11.9 - 11.5 - 11.7 - 13.2=3:16.2
60.5-63.1-60.3 稍重 雨上がりの晴れ イン先行有利
タイトルホルダーが菊花賞に続いて制覇。この中間は有馬記念激走の反動があった日経賞を叩いて上昇。デキは良かった。16番枠から果敢に手綱を押してハナを主張する。作戦は事前に決めていた。2番手以下を大きく突き放す前半1000㍍60秒5の平均ラップ。息を入れたのは1,2角くらい。向こう正面残り1000㍍から楽な手応えでスパート。後続各馬の手綱が動くのとは対照的。テーオーロイヤルに4角で直後まで迫られるも、そこから二の脚を使っての逃げ切り勝ち。スタミナとハナさえ切れば終いも脚を使える。強い。
ディープボンドは18番からスッと発馬を決めて5番手を取る。ズブさを見せずにスムーズにいい位置を取れた。1角で仕掛けてポジションを取りに行った時にテーオーロイヤルに張られて外を通らされたし、残り1000㍍から手綱が激しく動いてズブさを見せる。早くも3角では右ステッキが入る。テーオーに完全に置かれたし、最後はジリジリ伸びて2着だったが、勝ち馬には乾杯。ステイヤー戦でも速い脚が求められると厳しい。
テーオーロイヤルは4キロ増の58キロと一週前の日曜日に時計を飛ばして直前も軽め。デキは万全とは言えなかった。好発から果敢に手綱を押して3,4番手を取りに行く積極的な競馬。その後はインに入れて折り合いに専念する。見応えは最初の1角。外からディープボンドが動く所で内に入れさせない為に張る鞍上の強気の騎乗。向こう正面で先に動くディープを見て手応えよくスパート。楽な手応えで外のディープと馬体を併せながら抜け出す。4角では単独2番手に上がる勝ちに行く正攻法の競馬。しかし、直線で勝ち馬に突き放されて最後は一杯になりディープにも差された。それでも、自ら動いて厳しい流れを積極策での3着。価値は高い。強い。
ヒートオンビートは堅実。頭の高い走法で切れる脚はないが、折り合って距離をこなした。後方に控えてタメを作り、動きたい3,4角でゴチャついて動かなかったが、インを通ってポジションを探る。直線もジリジリ伸びた。
アイアンバローズは叩いて抜群の気配だった。好発を決めて先行策も2,3番手馬が速くて行けなかった。その後はディープボンドよりもポジションが下がってしまった。正面スタンド前からは外へ持ち出してディープボンドをマークする形。しかし、ペースの上がった残り1000㍍で手綱が動いてズブさを見せる。そこで置かれてしまい、勝負あり。直線はジリ脚だった。切れる脚がないだけにもっと前で粘りたかった。
マイネルファンロンも絞れていい気配。さすがにこの距離は長いが、タメてメリハリのある競馬で時計が掛かれば今後もチャンスあり。
マカオンドールはトモの踏み込みが甘くて気配はパッとしなかった。勝負所の3,4角でズブさを見せた。馬場に脚を取られたし、力不足。
クレッシェンドラブは手綱を押しての積極策。3角手前までは2番手でいい手応えで運べたが、そこでスタミナ切れ。今後も2200㍍以上で。