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2022年は客観的な予想を心がけます。

神戸新聞杯(GⅡ)最終結論

2011-09-25 12:28:10 | 最終結論
阪神11R 神戸新聞杯
◎ウインバリアシオン
単勝1点勝負

前走の東京優駿2着は、中間の攻めの動きは抜群で短期間で急激に成長していた。以前はトモが非力なために頭の高い走法だったのが、トモがパンとしたことで首を柔らかく使えるようになった。レースでは1番枠から好発を決め、スッと後方に控える。1角に差しかかるところで折り合を欠く懸念をしたが、スムーズにコーナーに突入し、その後も折り合いはピタリ。これは戦前に予想したとおり、道悪を気にして馬が慎重に走っていた効果だろう。馬群はかなり縦長になり、それを離れた後方4番手の位置取り。3角から手綱をしごいてスパートするも、ズブさを見せる。4角から直線入口にかけても、まだ後方から3番手の位置取りで万事休したかと思われた。だが、直線でスッと右手前に替えるとグーンと掻き込みの強いフットワークでグングン伸びる。勝ち馬を差し切ろうかの勢いだったが、最後は苦しくなって内へモタれてしまった。それでも、直線で見せてくれた末脚は地力強化を印象づけるものだったし、道悪は得意だった。前々走の青葉賞1着は、4番枠から超スローの流れを後方のインに潜り込む。あまりにも流れが緩いために1角から終始、掛り通し。そのために道中は前に壁を作って後方のまま3角から4角にかけて外めに持ち出す。直線は大外ブン回しではなく、加速したまま外めへ持ち出す。馬群に邪魔されることなくグングン加速。追って頭の高いのは相変わらずだが、一瞬の決め手で差し切った。3走前の弥生賞7着は、発馬で右にヨレてポディションを悪くしてしまった。その後は後方に控えて折り合いに専念。三分三厘で大外を通って進出するも、4角で内から来られた時に外へ膨れる。ここで鞍上は右手綱を引いてブレーキをする形に。スピードに乗り切れなかったし、直線もジリ脚だった。ひと夏を越し、蹄の不安は解消したとのこと。2週、1週前とコースで長めからびっしりと追われ、休み明けでも仕上がりは絶好だ。良馬場で行きたがる面に不安を残すが、トモがパンとした今なら不発はまずない。ここも控えて一瞬の切れ味を生かす。



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神戸新聞杯(GⅡ)展望

2011-09-20 23:52:54 | 見解
静岡県清水区といえば「エスパルスドリームプラザ」(通称:ドップ)です!
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ウインバリアシオン
前走の東京優駿2着は、中間の攻めの動きは抜群で短期間で急激に成長していた。以前はトモが非力なために頭の高い走法だったのが、トモがパンとしたことで首を柔らかく使えるようになった。レースでは1番枠から好発を決め、スッと後方に控える。1角に差しかかるところで折り合を欠く懸念をしたが、スムーズにコーナーに突入し、その後も折り合いはピタリ。これは戦前に予想したとおり、道悪を気にして馬が慎重に走っていた効果だろう。馬群はかなり縦長になり、それを離れた後方4番手の位置取り。3角から手綱をしごいてスパートするも、ズブさを見せる。4角から直線入口にかけても、まだ後方から3番手の位置取りで万事休したかと思われた。だが、直線でスッと右手前に替えるとグーンと掻き込みの強いフットワークでグングン伸びる。勝ち馬を差し切ろうかの勢いだったが、最後は苦しくなって内へモタれてしまった。それでも、直線で見せてくれた末脚は地力強化を印象づけるものだったし、道悪は得意だった。
前々走の青葉賞1着は、4番枠から超スローの流れを後方のインに潜り込む。あまりにも流れが緩いために1角から終始、掛り通し。そのために道中は前に壁を作って後方のまま3角から4角にかけて外めに持ち出す。直線は大外ブン回しではなく、加速したまま外めへ持ち出す。馬群に邪魔されることなくグングン加速。追って頭の高いのは相変わらずだが、一瞬の決め手で差し切った。3走前の弥生賞7着は、発馬で右にヨレてポディションを悪くしてしまった。その後は後方に控えて折り合いに専念。三分三厘で大外を通って進出するも、4角で内から来られた時に外へ膨れる。ここで鞍上は右手綱を引いてブレーキをする形に。スピードに乗り切れなかったし、直線もジリ脚だった。ひと夏を越し、蹄の不安は解消したとのこと。2週、1週前とコースで長めからびっしりと追われ、休み明けでも仕上がりは絶好だ。良馬場で行きたがる面に不安を残すが、トモがパンとした今なら不発はまずない。ここも控えて一瞬の切れ味を生かす。

オルフェーヴル
前走の東京優駿1着は、中間は坂路で抜群の動きを披露。馬体も4㌔戻し、最高のデキだった。5番枠から好発を決めると、無理に押すことなく馬任せでスッと後方に控える。1番人気を背負い、雨で前が残る心理の働く馬場。馬の力を信じて我慢した池添騎手の判断は素晴らしかった。道中は離れた後方から5番手の位置取り。課題だった折り合いは完璧で至極スムーズな道中。馬群は縦長となり、前とはかなり離されていたが3角でも慌てず。4角手前から手綱をしごいてようやくスパートを開始する。4角は馬場のいい大外へ進路を求める。だが、サダムの外めのスペースに突っ込むも、外のナカヤマナイトに被されてモロに馬体を接触される。その後もナカヤマが右ステッキで馬体を接触させてくる肉弾戦。ただでさえ怯むケースだし、不良馬場を考えればここで戦意を喪失してもおかしくない。だが、そこからグーンと凄まじい末脚でラスト1ハロン地点から早くも先頭へ。最後は内へヨレて苦しくなったが、2着馬の追撃を振り切った。素晴らしい勝負根性と一瞬の切れ味。道悪も全く苦にしなかった。強いの一言。前々走の皐月賞1着は、ポンと好発を決めて馬任せでポディションを取りに行く。今まで前に馬を置いて息を入れさせることを教え込んできただけに折り合いはピタリと付いた。向こう正面では後方馬群のインに潜り込み、経済コースを立ち回る。終始、引っ張り切りの痺れる手応え。4角まではインに潜り込ませ、直線は馬場の3分どころへ。坂下で少し気合いを付けると、グーンと凄い脚で先団へ。坂上で前から3馬身圏内まで迫り、ラスト1ハロン地点で単独先頭へ。そこから左手前に替えるとグングン後続を突き放す。凄い瞬発力で圧勝した。懸念された内へモタれる癖も見せず、本当に気性面で成長した。2歳から3歳冬にかけてはどうしても折り合いに不安があり、競馬を教えながらのレース運びだった。その甲斐あって今では折り合いに全く不安はない。全身を柔らかく使い、抜群の決め手は2冠馬にふさわしいもの。勝負根性も抜群だ。久々でも乗り込み量は十分で、力を出せるデキ。ここもウインバリアシオンとの一騎打ちか。

クレスコグランド
前走の東京優駿1着は、6番枠から手綱をしごいて行くも、ハミを取らずに後方からの競馬になってしまう。前々走で道悪の2400㍍を勝っているが、この時も道中で全くハミを取っていない。実は道悪は下手なのである。向こう正面でも手綱は動き通し。鞍上はずっとハミを取らせようと手綱をシェイクさせるが、なかなか反応がない。ズブさを見せまくっていたが、最後まで粘り強く差してきた。パンパンの良馬場でやらせてあげたかった。前々走の京都新聞杯1着は、発馬で前の馬が寄れたために左手綱を引いてその後に立て直して前へ。だが、ゴール版の前でまたしてもルイーザシアターが壁となって手綱を引っ張る不利が。その後に気合いを付け直して1角に入って行くが、ここでもゴチャついて手綱を抑えるアクシデントがあった。お世辞にも綺麗な誘導とはいえない。2角からは6番手のインに控える。ここからの折り合いはスムーズ。3,4角からは流れが落ち着いたために馬込に包まれて仕掛けるタイミングを躊躇している感じ。4角で手綱をしごいてスパートを開始するも、どうも追いが甘く直線でも手綱を引っ張って立て直すロスがあった。そこからグンと重心を沈めて一完歩毎にグイグイと伸びる。鋭い決め手でスローの瞬発力勝負を制した。前々走のムーニーバレーRC賞1着では、道悪で終始ノメりながら強いダノンフェニックスの追撃を振り切っている。一瞬の決め手では上位馬に見劣りするものの、長くいい脚を使える。スタミナならヒケを取らない。久々ながら攻め本数が少ないのは気がかりだ。

フレールジャック
前走のラジオNIKKEI賞1着は、初の長距離輸送で10㌔減。下見どころからイレ込みは激しく、レース前から体力の消耗は顕著だった。レースでは10番枠からスッと好位の外めへ取り付く。1角で前の馬が外へ逸走するアクシデントで少し手綱を引っ張る不利はあった。その後は立て直して5番手の外めを追走する。少しハミにモタれる感じで鞍上はなだめるのに四苦八苦する。先頭が息を入れた三分三厘で馬なりのまま差を縮める。直線で外めから追い出しを開始させる。坂上でエンジンが掛ると、前脚をピンと張り出したフットワークでグーンと加速。重心の低い走りで一気に差し切った。道中から平均ペースで流れ、レースのラスト1ハロンが11秒7を差し切ったのだから価値は高い。最後も余裕十分で着差以上に強かった。前々走の500万戦1着は、道悪のハイペースを離れた2番手から追走。道中は行きたがるのをなだめながらの追走で力んでしまう。直線で追われてからグンと重心を沈め、直線半ばで前を捕える。最後は手前を替えてそれほど余裕はなかったが、危なげなく押し切った。何より追われてから重心が沈んで推進力が凄い。一瞬の脚ならダービー1,2着馬に匹敵する。ただし、行きたがる気性は距離面を考えればマイナスだし、まだ揉まれた競馬をしていない点も不安を残す。胴が詰まったマイラー体系だけに理想は2000㍍以下だろう。

ショウナンマイティ
前走のポプラS1着は、縦長の中緩みのラップを道中は後方の外めから追走する。流れが緩んだ3角で外めから捲って進出するも、決して手応えは良くない。直線でエンジンが掛ると外から一気に伸びる。ラスト100㍍で先頭に躍り出ると、最後は手綱を抑える余裕を見せて差し切った。強い競馬だった。前々走の青葉賞5着は、道中は超スローの流れを後方の外めから追走する。懸念された折り合いはクリアし、道中はスムーズな追走。3角手前では流れが極端に緩み、馬群は凝縮する。その分、3角から内へ入れることができず、かなり大外を通らされたし、4角では早めに進出する強引な競馬。直線は反応できず苦しくなって内へモタれてしまった。騎乗には問題があった。トモが甘く、追って重心が高いのは相変わらずだ。その分、エンジンが掛るのに時間を要する。詰めは甘いが、最後は堅実に差せる。この中間は北海道帰りでも1週前に7ハロンからびっしり追われている。最終追い切りに注目だ。

スマートロビン
前走の阿寒湖特別1着は、14番枠からやはり発馬でトモに重心が掛り、行き脚がつかない。二の脚でスッと3番手まで押し上げるも、持って行かれ気味。一周目の4角で平静を取り戻す。レースは道中で緩むことのない縦長の消耗戦になった。3角でバテた逃げ馬を捕えて先頭に並びかける。直線は自身もかなりバテていたが、後続もバテて脚色が同じになったため難なく押し切った。500㌔を雄に越す大型馬で、依然としてトモに緩さを残す。決め手勝負では分が悪く、スタミナ勝負になれば。

ローズS(GⅡ)回顧

2011-09-18 17:41:52 | Weblog
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13.0 - 11.6 - 12.1 - 12.6 - 12.4 - 12.3 - 11.2 - 10.9 - 12.0=1:48.1
(36.7- 37.3-34.1)

最後の一冠へ向けて関東馬ホエールキャプチャが秋緒戦を最高の形で飾った。レースは逃げ馬不在の超スロー。春2戦は発馬で後手を踏みテンの位置取りがどうしても悪くなった。この日も好発とはいかなかったが、少し気合いを付けて二の脚で先団へ。久々とあってか、向こう正面では少し気負った走り。鞍上はすぐにインに潜り込ませ、前に壁を作る。3,4角でもレースの流れはスロー。3角で掛ったマルセリーナが外から進出しても慌てない。終始、インの経済コースを立ち回って直線へ。逃げ馬の外めに進路を求めて左手綱を引くも、マルセリーナに締められる。すぐに立て直してインを突く。一瞬の脚で突き抜けると、坂上で単独先頭へ。最後は後方勢に詰め寄られたものの、何とか振り切った。緩い流れを終始、ソツなく乗られた割に最後詰め寄られたのは少々不満。レース自体が底力を要求されるものではなかったので、過信も禁物だ。勝因はテンに良い位置に付けられたことで、ロスなく一瞬の脚を行かせた。久々で乗り込み量は足りていたものの、動き自体は今ひとつだったので叩いた上積みは望めるだろう。

成長したマイネイサベルが秋華賞への権利を手にした。中間は美浦に帰厩して日が浅かったものの、牧場でしっかり乗り込まれて直前の攻めの動きも絶好だった。何より長距離輸送を挟みながら6㌔増は好材料だった。11番枠から好発を決めるも、急がせず手綱をがっちり持って後方に控える。前に壁を作れなかったし、外から掛ったビッグスマイルに被されるも何とか我慢する。3角手前からは上手く馬群のなかに潜り込む。タメるだけタメれ直線へ。入り口付近では前がびっしり壁になったものの、手応えが残っているために余裕を持って進路を選べる。外めに持ち出すと、大きなフットワークで一完歩毎に前へ迫る。坂上で右手前に替えてもうひと伸び。勝ち馬には僅かに届かなかったが、流れを考えれば十分な内容だった。好走の要因は何よりテンに我慢できたことと、ひと夏越してトモがパワーアップしたことだろう。大トビだけにリズムを崩すと力を発揮できないので、急がせる競馬は合わない。本番で底力の要求される流れになったときにどうかだが、トモに力を付けた今なら本番でも楽しみだ。

 キョウワジャンヌは好発を決めて道中は超スローのなか、好位のインで我慢させる。短距離路線を歩んできた後の一戦だったし、このスローなら掛ってもおかしくない。しかし、馬込みの中でピタリと折り合うセンスのよさを見せる。直線で外のビッグスマイルと接触し被されてしまう。怯んでもおかしくなかったが、並ばれてから勝負根性を発揮して伸びる。一瞬の脚で迫るも、坂上で末が鈍り手前を替えて止まってしまう。それでも、ビッグスマイルに競り負けなかった勝負根性は高く評価できる坂下では突き抜ける気配はあったし、坂が苦手なタイプと見ていい。本番は直線平坦な京都。視界は明るい一方だ。強みは勝負根性と重心が低くて無駄のないフットワーク。レース運びも上手くセンスがいい。

 ビッグスマイルは外枠発走で超スローのため、道中は前に壁を作れずに掛り気味。馬群も凝縮したために終始、外めを通らされる苦しいレース運び。直線を向いて一瞬の脚で突き抜ける気配はったものの、坂上で末が鈍り前と同じ脚色になってしまった。テンに力んだ分の差だろう。完歩は小さく、一瞬の切れ味で勝負するタイプ。距離はマイルから1800㍍向き。

 ドナウブルーは休養を挟んで大幅な馬体増。これは小柄な牝馬だけに好材料。ソロッとした発馬で道中は最後方からの競馬。終始、内へモタれて鞍上が四苦八苦する。3角からは掛り気味に外めを通って進出。直線は内へモタれてまともに追えない。右ステッキと左手綱で立て直される。それでも5着に差してくるのだから力はある。スローの流れとコーナー2回の競馬で器用さは要求されなかったが、課題は多い。

 マルセリーナは課題の発馬を決めて馬任せで先団へ。レースの流れは超スローで前に壁を作れずに掛ってしまう。3角からは我慢できずに2番手まで押し上げる。道中でなし崩しに脚を使わされ、直線で伸びる気配もなく坂上で完全に脚が止まった。春からの課題は克服されていない。久々で余裕があったのは確か。逆に馬体が絞れて動きやすくなれば更に掛る危険性はある。本番は内回りの京都で今回のようなスローは考えづらいが、器用さがないだけに難しいレースを強いられる。

 エリンコートは久々でも乗り込み量十分で仕上がっていた。確かに瞬発力勝負は苦手かもしれないが、それでも負け過ぎ。直線は完歩が小さく顎も上がっていた。

京成杯オータムH(GⅢ)予想

2011-09-11 09:04:53 | 最終結論
9月12日(月)21:00から「全開ガール」第10話です!

愛知県稲沢市にある美味しい珈琲とモーニングが頂ける「美甘珈琲」さんです!!

中山11R 京成杯オータムH(GⅢ)
◎タマモナイスプレイ
○スズカコーズウェイ
▲レインボーペガサス
△オセアニアボス
×エアラフォン
×ドモナラズ

 伏兵タマモナイスプレイを狙う。前走の北九州記念9着は、高速決着のスプリント戦。道中から追走に脚を使い、終始手綱は動き通しだった。脚をタメることができず、最後も伸びることができなかった。前々走の安土S1着は、逃げ馬不在の超スローペース。スッと2番手に取り付くと、折り合いを欠くことなくスムーズな道中。4角で先頭に並びかけると、直線で早めに抜け出す。ラスト1ハロンから外の各馬に迫られるも、並んでから抜けせない勝負根性で押し切った。スパッと切れる脚はないし、本来は瞬発力勝負を苦手とする。マイルでも一貫した流れで持続力を生かす競馬が合っている。昨年の米子S1着のようなレースが理想だ。ここは開幕週の中山マイル戦。マイネルファルケが飛ばす展開でスローペースは考えづらい。3番手から押し切る。この中間は坂路で絶好の動きを見せてくれた。首を上手く使った集中力に富んだ走り。前脚をピンと張り出した弾むようなフットワークが目に付いた。太鼓判を押す。


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朝日チャレンジC(GⅢ)予想

2011-09-09 23:32:08 | 最終結論
9月12日(月)21:00から「全開ガール」第10話です!

愛知県稲沢市にある美味しい珈琲とモーニングが頂ける「美甘珈琲」さんです!!

阪神11R 朝日チャレンジC(GⅢ)
◎エーシンジーライン

3戦続けてエーシンジーラインを本命に推す。前走の小倉日経オープン3着は、開催が進むにつれて内の馬場は痛み、更には道悪の条件。テンの行き脚の鈍さを見る限り、道悪は不得手と見ていい。フットワークも小さかった。前々走の小倉記念5着は、不利な大外枠から手綱をしごいて前々へ。ハナを奪いたかったが、最内枠のホクトスルタンが2ハロン目に10秒7のラップを刻んではさすがにハナへ行けず。1角でスッと2番手に落ち着く。レースは流れが緩むことなく1000㍍通過が57秒1の速い流れ。この流れを3角から早めに動いて4角で単独先頭に躍り出る積極的な競馬。直線で一旦は突き抜けたものの、残り1ハロン地点で勝ち馬に並びかけられ、ゴール前はさすがに脚が鈍ってしまった。開幕週のパンパン馬場が向いたとはいえ、この速い流れで不得手の2番手からの競馬で早めに動いて最後まで見せ場を作ったのだから高く評価できる。3走前の七夕賞1着は、最内枠から手綱を目一杯にしごいてハナへ。1角から上手くペースを落として息を入れられたものの、3角からキャプテントゥーレに早めに競りかけられる苦しい展開。そして何より、最終週のボコボコの馬場で内めを通った馬が総崩れの条件が大きく響いた。完全に度外視できる一戦。確かに阪神コースに良積はないが、5走前は外回りコースでGI級メンバー相手に早めに競りかけられる苦しい展開ながら小差の競馬をしている。決して内容は悪くなかった。何より最近の充実ぶりは目覚ましい。この中間は中2週ながら1週前に坂路で半マイルからビッシリと追われ、最終追い切りはCWで長めから意欲的に追われた。テンからハミをグッと噛んで気合いが乗り過ぎている感はあるが、首を上手く使い四肢を柔らかく伸ばしたストライドは迫力満点だった。絶好調だろう。開幕週のパンパン馬場は有利だし、今回はホクトスルタンより内枠に入り、ハナは譲らない。持久力ある流れに持ち込み、逃げ切る。

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新潟2歳S(GⅢ)回顧

2011-09-04 22:33:31 | 回顧
8月22日(月)21:00から「全開ガール」第9話です!

愛知県稲沢市にある美味しい珈琲とモーニングが頂ける「美甘珈琲」さんです!!

12.8 - 11.1 - 12.1 - 12.3 - 12.4 - 11.3 - 10.2 - 11.6=1:33.8
(36.0-24.7-33.1)

キャリア1戦のモンストールが将来を楽しみにさせる走りで新潟2歳王者に輝いた。10番枠から好発を決めると、道中は中団馬群の中からの追走。向こう正面から4角にかけてゆったりとした流れ。キャリアの浅い2歳馬なら掛っても普通だが、モンストールは前に壁を作って折り合うことに成功する。3,4角も引っ張り切りの凄い手応えでソツなくクリアし、直線は馬場の真ん中へ。楽な手応えのままグーンと馬込みを抜け出す。直線半ばで早くも単独先頭に立つ。鞍上が左ステッキを使った際に外へ膨れる。それを右ステッキで懸命に修正するも、ゴール前で左手前に替えると今度は急に内側へ切れ込む。若さ溢れる内容だったが、最後まで2着馬には抜かせなかったし、3着以下は大きく突き放した。とてもキャリア1戦の馬ができる内容ではない。最後の抜け出す時の脚は迫力満点だった。超スローで直線だけの競馬。前半から中盤に脚を使わされていない分、過信は禁物。それでも、大きなフットワークとテンの流れに柔軟に対応した精神面から、今後距離を延ばしても距離はこなせるはずだ。

 圧倒的1番人気に支持されたジャスタウェイ。10番枠から発馬では半馬身ほど行き脚がつかず道中は後方からの競馬。向こう正面までは何とか我慢できたが、3角に入り左手前に替えた際に頭を上げて折り合いを欠いてしまう。3,4角でも鞍上が制御できずに掛ってしまう。直線は馬場の良い大外へ持ち出す。前脚を高く突き上げるタイプでギアチェンジに少し時間を要するタイプ。その意味では広い新潟コース向きだ。勝ち馬は中団から先に抜け出したのに対し、同馬は後方から加速に少し時間を要した。直線で一完歩毎に凄い脚で迫る。勝ち馬には僅かに及ばなかったが、馬場を強く叩きつけるフットワークは本物だ。今後、道中でなし崩しに脚を使わされる流れを経験して更なる飛躍を期待したい。

 クイーンアルタミラは14番枠から発馬で行き脚がつかず。手綱をしごいて押して行くも、後方からの競馬。急がせることなく道中はジッと我慢。4角でも引っ張り切りのいい手応え。直線で馬場のいい外めへ持ち出す。スッと右手前に替えるも、すぐに左手前になってしまう。ラスト1ハロン地点からは右手ステッキに過敏に反応してしまい、再び右手前に替えて内へヨレてしまう。一完歩毎に伸びているものの、上位2頭とはかなり差を広げられてしまった。直線で何度も手前を替えていたように、まだ馬は若い。トモも非力でテンにモタつく。フットワークがバラバラで急がせると良くないタイプ。現状では追い込み一辺倒に徹するしかないだろう。直線の短いコースへ替わるのは不安が大きい。トモの強化待ち。

 ダローネガは発馬でトモに重心が掛り、顎を上げてしまい行き脚がつかない。鞍上が手綱をしごいてポディションを取りに行く。気合い付けてポディションを取りに行った分、道中は力みながらの追走。更には1番枠から最終週の荒れた内側を終始通らされる苦しい形。直線で追って頭の高い分、切れ負けした。パワータイプだけに瞬発力勝負になったのは辛い。

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