中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

金鯱賞(G II)回顧

2022-03-24 20:55:09 | Weblog
12.5 - 11.0 - 12.2 - 11.9 - 11.7 - 11.7 - 11.6 - 11.0 - 11.3 - 12.3=1:57.2
35.7-59.3-57.9-34.6

ジャックドールは好発を決めて少し気合いを付けてハナへ。前半5ハロン59秒3は平均より遅いくらい。大きなストライドでスムーズにトップスピードに入れる。すごいのは向こう正面入り口の残り7ハロンから11秒台の流れを刻む。3,4角で若干脚をタメると直線入り口でスッと右手前へ替える。坂上でレイパパレに一馬身差に迫られるが、残り250㍍から左手前に替えて粘りに粘った。素晴らしい持久力。後続もなし崩しに脚を使わされる。

レイパパレは好発を決めて無理することなく好位の外へ控える。向こう正面残り7ハロンから持続力ある流れを逃げ馬から2〜3馬身差追走。道中の折り合いもスムーズ。4角から直線入り口から坂下で一馬身差に迫るも、そこから勝ち馬に粘られて突き放されてしまった。2000㍍なら粘れる。久々を叩いて次はジャックドールをもっと絞める形になるか。

アカイイトは縦長の持続力のある流れを中団のイン追走。向こう正面まではインでしっかり脚をタメる。3〜4角でスパート開始すると、直線は外めへ。上位2頭は先行して強い競馬。この馬も時計と上がりも速い中で見せ場を作った。ジャックドールの作る持久力ある流れは歓迎。もっと上がりが掛かれば。

ポタジェは発馬後から行き脚がつかず後方に控える形。時計の速い決着で道中付いていけず、直線入り口も最後方。大外からジリジリ伸びてきた。もう少し時計の掛かる形とスローが良いか。

サンレイポケットは後半7ハロン持続力の流れで向こう正面から手応えが悪くて脚が溜まらなかった。もう少し緩い流れで。

シャドウディーヴァも後半7ハロン持続力の流れで道中で脚をなし崩しに使わされた。

フェアリーS(G III)回顧

2022-01-10 21:18:18 | Weblog
12.4 - 11.3 - 11.8 - 12.1 - 12.3 - 11.8 - 11.6 - 11.9=1:35.2
35.5-24.4-35.3

ライラックはまたしても4キロ減。今後は馬体維持が鍵。発馬で行き脚がつかず後方から。道中は無理せず脚をタメる。中緩みの平均ペース。3角で一気に馬群が詰まったのも幸い。3,4角で大外から一気に進出すると、直線は大外からグーンと鋭伸。一気に差し切った。タメれば切れる。調教の動きも絶品だった。

スターズオンアースは好発から無理せず好位のインに控える。課題の折り合いはクリアして脚をタメる。3,4角の流れが落ち着いた所で痺れる手応え。馬群が密集してスペースがなく外へ出せない。直線入り口でインを突いて一気に仕掛けるも、モロにウチへモタれる。ゴール前も右ステッキと鞍上は左重心でギリギリの騎乗だった。それでも着差は僅か。折り合えば一瞬の脚は通用する。

ビジュノワールは発馬後から首を上げてモロに掛かった。流れが落ち着いた3,4角でも行きたがる。それでも直線でスッと大外へ持ち出せたのは脚力がある証拠。荒削りながら実質ラスト1ハロンの競馬でグーンと伸びてきた。頭が高くて行きたがる気性。キャリア1戦で立派。脚力は確か。

フィールドシンパシーは不利な大外枠発走から2番手キープ。取り付くまでにかなり脚を使った。3,4角もしっかり脚をタメられて直線でもひと脚使って粘れた。

スクルトゥーラは寸が詰まった短距離タイプ。好発から好位のインでロスなく競馬して脚が溜まっても一瞬の脚。1400㍍か。

ニシノラブウインクは決め手勝負の差と直線は両サイドから来られて怯んだ。もう少し上がりの掛かる競馬で。

エバーシャドネーは1番枠から押しても行けず中団のインから。びっしり囲まれて3,4角で流れが落ち着いて包まれた。直線もエンジンの掛かった所で2着馬に一気に来られて減速。そこから立て直すも遅し。最後まで脚は使っている。広いコース、エンジンを少しずつ吹かしながら。

エリカヴィータは馬体を戻しながらの調整でマイナス6キロ。発馬から行き脚がつかず後方。勝ち馬とほぼ同じ位置も勝ち馬とは3,4角の加速の違いが力差。直線入り口で不利があって大きく減速。それでも盛り返してきた。今後は馬体が戻ってトモがパンとすれば。

ヴィクトリアマイル回顧

2020-05-18 20:53:00 | Weblog
12.0 - 10.9 - 11.3 - 11.4 - 11.1 - 11.2 - 11.1 - 11.6=1:30.6
34秒2-22秒5-33秒9

圧巻のGI7勝目。モノが違った。ドバイ遠征が中止になりレースを行わず帰国。実質の追い切り2本で挑んだ。下見所では落ち着いていたが、前肩の出は硬く見えた。レースでは課題の発馬をクリアしたどころか一番良い発馬だった。内の先行馬の出方を見ながら好位の外めをキープ。この時点で勝負あった。道中は前のサウンドキアラを見ながら折り合いもスムーズ。4角で馬なりのままジワッと4番手進出。直線を向き少し促しただけでサウンドキアラを抜き去り、ラスト1ハロン手前で単独先頭に躍り出る。その時に左手前に替えてすぐ右手前に替えたように余裕たっぷり。最後は流してノーステッキ。それでレコードに0.1秒差の1:30秒6で上がり3ハロン32秒9。強すぎる。底力、切れ味、高速勝負、脚力が違いすぎる。

サウンドキアラはこの中間も坂路で絶好の動きを見せた。長距離輸送を挟んでもプラス体重。疲れは皆無だった。不利な18番枠から好発を決めて隣のコントラチェックと同じ進路を辿るようにスーッと3番手。同馬の強みは発馬が安定してスッと好位が取れてそこから切れ味を使えること。発馬から2ハロン地点で掛からずに3番手を取れた鞍上の技術もお見事。残り1ハロン手前で追い出すと33秒8の切れ味で粘った。前半5ハロン57秒5で追走しながら脚を使えるのは立派。

ノームコアは悔やまれる発馬での後手。前半に脚を使わされても33秒台前半の脚が使える同馬にとっては痛かった。すぐに鞍上が手綱を押して前へ。3角手前までにアーモンドアイの直後までポジションアップできたのは良かった。4角で手綱が動いてズブさを見せる。直線を向いて一完歩ずつ粘り強く伸びて3着まで差してきた。激流マイルで直線の長い府中が合う。2着はあった。

トロワゼトワルはひと叩きして20キロ減。素軽くなった。13番枠から手綱を押して押してハナを出張。2ハロン目からすんなり単騎。注目は中間2F22秒5。後続を突き放す締まった流れを演出。直線もニの脚を使って粘った。暖かい時期の高速馬場で一貫した締まった流れが得意。

ダノンファンタジーもひと叩きして22キロ減。毛ヅヤが今ひとつで完調手前。7番枠から好発を決めるも折り合い重視。グッと手綱を抑えて好位のインまで控える。3角手前で頭を上げて掛かるも、それ以外は我慢できた。我慢した分、最後に脚を使えた。掛かる気性で道中のポジションアップは厳禁。ローズSや今回のような競馬がベスト。

プリモシーンは発馬で行き脚がつかず道中も掛かっていた。天栄から10日競馬で本来のデキにもなかった。

サトノガーネットは激流マイルはいかにも忙しかったが、最後まで諦めずに伸びていた。マイルを2戦経験して距離延長で。

ラブズオンリーユーは海外遠征が中止になって一旦緩めての再仕上げ。動きが硬く完調手前。1番枠から押して行くも中団追走がやっと。3角手前で馬込みに包まれてゴチャついた。いかにも高速決着のマイルは忙しく道中の追走で手一杯で直線はジリジリ。それでも最後まで集中して走れていた。叩いて次走注目。

ビーチサンバは今日もゲートの駐立が悪くて発馬で行き脚がつかず。道中は後方追走がやっと。やはり高速決着のマイルは忙しい。直線でハミをかけ直されてジリ脚。スパッとは切れずワンペースタイプ。大トビで伸び切ったフォーム。距離延長で。

スカーレットカラーはいつも通りのフワッとした発馬。そこから手綱を押して行った事でモロに掛かってしまった。この馬は馬任せで最後方待機が合っている。出していくと掛かって脚が使えない。乗り慣れた岩田騎手が乗れなかったのは痛かった。

NHKマイルC 回顧

2020-05-10 17:44:00 | Weblog
12.3 - 10.4 - 11.4 - 11.9 - 12.0 - 11.3 - 11.2 - 12.0=1:32.5
34秒1-23秒9-34秒5

ラウダシオンは中間に3週連続で意欲的に追われて動きも良化して折り合い面も進境を見せていた。11番枠からそんなにいい発馬ではなかったが、押して押して2番手。本来なら掛かるケースだが、ピタリと折り合わせてみせた。2ハロン目でレシステンシアを睨んでプレッシャーかける。中間2ハロン23秒9でしっかりと脚をタメる。直線の坂上で追い出すとしっかり脚を使って差し切った。スッと前に取り付くスピードと折り合い面の進境がもたらした勝利。

レシステンシアは6キロ減でも落ち着いていて問題なかった。今日は3番枠から好発を決めても押して行かずタメ逃げ。34秒1の中間2ハロン23秒9はこの馬にしてはスロー。3,4角で物見をしてペースが上がらなかった。ラスト3ハロンから11秒3-11秒2の二の脚を見せたが差された。激戦後の中3週で初の長距離輸送。テン乗りのルメールも無理しなかった。直線は何度も手前を替えていた。左回りはコーナーで加速しないのかも。

◎ギルデッドミラーはこの中間は中2週でも坂路で意欲的。下見所でも落ち着き◎。6番枠から好発を決めて2ハロン目までは先団を伺う勢い。3ハロン目からグッと手綱を引いて折り合いに専念。3角手前でぽっかり空いたインに潜り込む神騎乗。その後も好位のインでピタリと折り合い、4角の12秒0でもしっかりタメる。脚力があるから馬なりで狭い所を割ってこれたし、最後も脚を使った。外は張って追い辛い面もあった。

タイセイビジョンは10キロ増を叩いて思惑通りに絞れていた。2番枠から手綱を押して先団へ。前のレシステンシアを意識した正攻法の競馬。しかし、予想外に3,4角は23秒9とスローに落ち着いいてプリンスリターンと接触した事で折り合いを欠く。折り合いを欠いた分、仕掛けてからズブくて狭い所を割っていけない。立て直して1,2着馬の外に出すも、ジリ脚だった。前2走は前傾ラップを後方でしっかり折り合ったが、今日は人気を背負って正攻法の競馬。ペースを考えれば位置取りは間違っていなかった。マイルは若干長い可能性あり。

ルフトシュトロームは中間に咳が出て1週間調整が遅れた。今日も発馬がフワッとして後方から。誤算は中間2ハロンが23秒9と緩んで馬群が固まってスペースがない。4角までは折り合いに専念するしかなかった。直線を向いても進路がなくて手綱を抑えたまま。ようやくラスト1ハロンでスペースを見つける。そこから追われるもジリ脚。内へモタれていて追って手前を替えていた。右回りで一瞬の脚を生かした方がいいかも。馬体成長待ち。柔らかい良質な筋肉の持ち主。

ウイングレイテストは悔やまれる18番枠とスローペース。好発を決めるも2ハロン目からは意を決して最後方待機。タメにタメて大外を持ち出してメンバー唯一の33秒台で追い込むも前の止まらない馬場ではやむなし。上がりの掛かる競馬で。

シャインガーネットは5番枠からテン3ハロンはスムーズな折り合い。ペースの緩んだ3角で頭を上げて行きたがるもその後はスムーズ。直線もジリジリ伸びた。最後に脚が上がった所を見るとベストは1400㍍。

サクセッションは無理せず後方から。スローで馬群が固まって痺れを切らして3,4角で大外から上がっていくもそれまで。使える脚が一瞬のタイプ。中山マイル向き。

ラインベックは1ターンとコーナーが緩い府中で復活。道中は手綱を押しての中団追走。もう少し距離があった方がいいかも。

ボンオムトゥックは発馬を決めて伸びずバテず。攻め掛けするタイプでもう少し時計の掛かる競馬かダートで。

サトノインプレッサはソエが完治せずこの中間もコースで追えず時計を出したのは坂路のみ。プール調教併用だった。トモが緩いので発馬で行き脚がつかない。放牧に出して成長待ち。



天皇賞春 回顧

2020-05-04 15:26:00 | Weblog
13.2 - 12.4 - 12.4 - 12.5 - 12.5 - 12.0 - 11.6 - 12.5 - 12.1 - 12.2 - 12.7 - 12.5 - 11.9 - 11.9 - 11.9 - 12.2=3:16.5
前半5ハロン63秒0後半60秒4

フィエールマンの連覇。久々でも直前の攻め馬で絶好の動きを見せて仕上がっていた。レース前は久々もあって煩い仕草を見せていた。この馬としては好発を決めて大外枠だったのもあり馬任せで無理せずに折り合いに専念。懸念された下り坂も慎重に下って折り合う。正面スタンド前のハロン棒の所で前に馬を置くことに成功。ここから完璧に折り合う。スローの縦長で本来なら仕掛けが遅いのだが、3角まで動かない慌てない。4角の下り坂でジワッと進出して直線は大外へ。少し立て直すロスがあったが、一完歩毎に大きなストライドで伸びて差し切り勝ち。勝ち時計、上がりも平凡でそれほど大きな評価はできない。

ステッフェリオは一週前に珍しくコース追いをしてデキは絶好だった。6番枠から好発を決めて同厩舎のダンビュライトと競る形になったが、スッと2ハロン目で控えて3番手で折り合う。道中はロスなく完璧な運び。前走の日経賞は小回り中山でコーナーで膨らんでいた。京都も合っている。スローの縦長という絶好の展開で前も射程圏。タメて直線でひと脚使って首の上げ下げに持ち込んだ。タメることでひと脚使えた。器用さに欠けるので小回りは向かない。

ミッキースワローは押して出た事で下り坂でモロに掛かった。正面スタンド前でも行きたがる。向こう正面の残り1100㍍地点から早めにスパート。フィエールマンより先に動いて直線も射程圏に入れるもジリ脚。元々が35秒台前半の脚が限界のタイプ。スローで上がり35秒台で伸びてこれるレースに恵まれた。

ユーキャンスマイルは直前の攻め馬で動きがひとつで急仕上げの阪神大賞典を叩いた反動があったのか。中団のインで折り合っているように見えたが、直線はインを向いてもジリ脚。

キセキは陣営の努力もあり好発を決める。内の先行馬2頭を見ながら内へ入れたかったが、掛かったモズベッロがいて入らない。外からも被されて挟まれる形で下り坂を下った。そこでハミを噛んでしまった。豊さんが懸命になだめるも、行ってしまった。ゴール版前でダンビュライトと距離を取りながらハナを奪う。2角で11秒6で引き離す。スローの縦長。向こう正面で12秒7ー12秒5とスローに落としても後続との差は縮まらない。本来なら逃げ切りの展開だが、直線であっさり脱落。攻め馬でもいい頃の引っ張り切りの手応え、伸び脚ではなかった。

トーセンカンビーナはフワッとした発馬で最後方待機。大トビで折り合いは万全。3角でフィエールマンより先に動いて4角はかなり手綱が動く。かなりズブくて後から動いたフィエールマンにあっという間に差を広げられる。直線はジリ脚で伸びた。上がりがもう少し掛からないと苦しい。

フローラステークス 

2020-04-26 14:11:00 | Weblog
本命は◉スカイグルーヴは軸不動。
他馬とはスピード性能が断然に違うので自然とハナ、先行できるタイプ。大トビで小回りの中山ではコーナーで減速しないといけないのは父エピファネイアと同じ。
開幕週のパンパン馬場と広い東京コースは間違いなくプラス。
後続に脚を使わせる平均ペースの逃げができるタイプ。
東京2000㍍はスタートしてすぐに2角で外枠の先行馬が急に内へ切れ込んでくるので真ん中枠の先行馬は苦しむケースもあるが、ここは10番枠以降に強力な先行馬不在で揉まれる心配もなし。

◯はエレヴァテッツァ。まだテンに厳しいラップを経験していないのは不安だが、前走の右手前に替えてからのゴール前の脚は強烈だった。
軽く促されただけでゴール前で併走馬を突き放した直前の坂路での動きも絶好。
1番枠でロスなく運べれば。

▲はフアナ。エンジンの切りの遅いタイプだが、長く脚を使えるタイプ。距離延長と東京コース向き。長距離輸送で馬体減りがなければ。

ルトロヴァイユの攻め気配が良い。3週連続でコースで意欲的に追われて最終追い切りは併走馬を圧倒した。

テイエムフローラも長期休養明けを叩かれて中3週で2週連続で意欲的に追われてきて上昇気配。前走の毎日杯は、平均ペースの締まった流れを発馬で行き脚がつかず仕掛けてポジションを取った事で余計に脚を使った。怖い一頭。

シャンドフルールも2週連続でコースで意欲的に追われて自己ベスト更新。大きなストライドで重心の低いフォームが目についた。
距離延長でスッと先行できれば面白い。

フローラS 予想

2020-04-25 21:50:00 | Weblog
フローラS 
◉スカイグルーヴ
◯エレヴァテッツァ
▲フアナ
△レッドルレーヴ
✖️ルトロヴァイユ
✖️ヴォリアーモ

スカイグルーヴを本命。大トビでスピード性能の違いで自然とハナヘ立つタイプ
前走の京成杯は外枠発走から馬なりで2番手。4角早め先頭も勝ち馬に差された。
大トビでコーナーで減速を強いられる小回りの中山よりも東京向き。9番枠を引き、10番枠以降で強力な先行馬を見当たらず被される心配もなし。
ダイワスカーレットのように後続に脚を使わせる逃げが合っている。

エレヴァテッツァの右手前の末脚も強烈。今週の坂路での最終追い切りも圧巻の動きで乗り込み量も足りている。

フアナはエンジンの掛かりは遅いが、長く脚を使えるタイプ。1ハロンの距離延長と直線の長い東京は合っている。長距離輸送で馬体減りがなければ。

攻め馬の気配の良いルトロヴァイユが穴。

皐月賞 回顧

2020-04-19 19:25:00 | Weblog

12.2 - 11.3 - 12.1 - 11.8 - 12.4 - 12.9 - 12.2 - 11.9 - 11.8 - 12.1=2:00.7

コントレイルは3ヶ月半の休み明けでもコース、坂路併用できっちり仕上がっていた。直前の坂路はスピード感満点の良い動きだった。
1番枠から馬任せ。内の荒れた馬場でそこまで行き脚がつかず後方から。ゴール版前で馬2頭分開ける。その後は離れた後方で折り合った。全体のペースが緩んだ3角手前でギュッと馬群が固まり、残り3ハロンの3角で大外からジワっと進出。少し仕掛けただけでグーンと一気に先団へ。この瞬時の脚が同馬の良さ。
直線で内へモタれることなく一気に伸びる。2着馬と併走の形となり差し切った。
前半タメる形になり折り合いもついた。これなら2400㍍も大丈夫だろう。
仕掛けてからの反応の良さも素晴らしい。
気性面も成長している。

サリオスは7番枠から馬任せでジワっと好位。折り合いは完璧。
鞍上が手綱を短く持ち操縦性に優れた気性。折り合いは完璧。
しかし3角手前から一気にペースが緩んだ事で馬群が一気に凝縮。
4角で外から一気に被されて手応えは抜群だが、馬場の良い大外へ出すタイミングを逸する。
本当はウインとビターの間を行きたかった。
馬場の悪い3分どころから抜け出し、直線で大外へ持ち出すも追い比べで競り負け。
仕掛けが遅れた事でコントレイルと瞬発力勝負になり分が悪かった。
スピード性能を生かして早め先頭で押し切りたかった。
最後まで手前を替えなかったのも影響した。
マイラーのスピード性能は相当なもの。
折り合いも完璧なので3歳春なら2400メートルも問題ないだろう。

ガリアクリークはヒューイックの好騎乗。
前半はしっかり後方で折り合い、3,4角で馬場の良い外めを通りながらサトノ、コントレイルの進路なので前が塞がらない。スムーズに直線も大外へ持ち出してジリジリ伸びた。
攻めの動きも絶好でタメれば切れる。

サトノフラッグは案外な負け方。
平均ペースの流れで向正面では体が伸び切って収縮が少ない動き。鞍上の手応えも良くない。
3,4角で早めに仕掛けたが4角の手応えはコントレイルと歴然。直線は外から一気に被された所で万事休す。
スピード、キレで上位2頭に力負け。

マイラプソディは直前の坂路がハミを掛け直されてステッキが入りながら手応えで見劣ったようにデキがイマイチ。
後方で折り合って前半は豊騎手の手応えも良かった。
流れが落ち着いた3角手前で大外から早めにスパート。一瞬は見せ場を作ったが、そこまで。
もう少し距離が長い方が良いストライド。

ダーリントンホールは2桁減も細くはなかった。
発馬で行き脚がつかず後方から。折り合いはついて我慢できていた。
3,4角で大外から仕掛けるもズブい。直線もジリ脚。
まだトモが緩いので頭が高く、発馬で行き脚がつかない。
距離も長いか。