中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

スプリンターズS(GI)最終結論ほか

2006-09-30 22:13:28 | 最終結論
 人気ブログランキングご協力ありがとうございます! 

〝衝撃の始まりは中山から〟
中山11R スプリンターズS(GI) 
◎メイショウボーラー
○チアフルスマイル
▲シーイズトウショウ
△テイクオーバーターゲット
×サイレントウィットネス
×ビーナスライン
☆オレハマッテルゼ
【見解】
秋の電撃GIスプリンターズS。今年はGスプリント優勝を目指して外国から強豪馬が〝本気〟の参戦をしてきた。対する日本勢は例年に比べると小粒な構成となっている。各馬の脚質を見ると逃げ、先行馬の数が少ない。本命は〝逃げる〟メイショウボーラー。前走のセントウルS7着は発馬直後に行き脚がつかず、中団から。しかも、3角でバテ馬を捌くのに失敗して位置取りを落とす。直線でも前が詰まった。それでも、見所はあったし、久々に復活を予感させるものだった。昨年のフェブラリーSを制した後、その反動からか、攻めでもチグハグな面を見せて状態が悪く、惨敗を繰り返した。だが、この中間は中2週の詰まったローテながら、坂路で2週連続でビシッと追ってきた。陣営も「久々にホームランを狙えるデキ」と好感触を掴んでいる。 ここ数走の走りから衰えを懸念する声があるが、まだ5歳馬。その心配は皆無。スプリント2戦目で行き脚が違うはずだし、ハナを奪えるメンバー構成。過去最高のデキを自信に、久々の美酒を味わう。

中京11R ポートアイランドS
◎メイショウオウテ
○ツルマルヨカニセ
▲ケイアイガード
△ペールギュント
×コンゴウリキシオー
【見解】
何が何でも平均ペースの逃げに持ち込みたいコンゴウリキシオー。だが、テンから飛ばすタイプではなく、ジワっと加速するタイプ。テンの脚ならメジロマイヤー、ストーミーカフェのほうが上。しかも、メジロはこの距離に自信を持っているし、ストーミーも捨て身の逃げを打ちそうな気配。オープン特別でも楽な展開は望めない。それなら、陣営からタメる作戦を指示されているメイショウオウテに食指が動く。この中間は、山のように攻めを詰まれ、万全の態勢。正月競馬でオースミグラスワンを退けた実績を持つ。東京新聞杯は向こう正面でモロに掛かったためで、度外視。



 人気ブログランキングご協力ありがとうございます! 

スプリンターズS(GI)徹底研究

2006-09-28 21:16:36 | 見解
 人気ブログランキングご協力ありがとうございます! 

毎年のことだが、早くも秋のGI第一弾スプリンターズSを迎える。今年は外国から4頭の強豪馬が参戦する。対する日本勢は春の王者オレハマッテルゼ、前哨戦圧勝のシーイズトウショウ、スプリント戦に矛先を向けてきたチアフルスマイルが主力を形成するも、小粒な印象は拭えない。外国馬の時計勝負への適応も見極めなければならない。

ビーナスライン
夏を境に急激に力を付けてきた。前走のキーンランドC3着は最後方でタメた函館戦と打って変わって、追っ付けながら中団を進む道中。決していい手応えではなかったが、4角では持ち直す。だが、内枠で馬群が固まったためにうまく外目へ持ち出せず、やむなく内を突く。スムーズな競馬ができず、正味ラスト1ハロンだけの競馬。そこから驚異的な伸び脚で急追するも、届かず。完全に脚を余した印象だ。前々走の函館SS1着は最後方追走で脚をタメる作戦。直線で外へ持ち出されると、一気の末脚で差し切った。上がり3ハロンは函館では異例の33秒9。それまでのスランプが嘘のような快走ぶり。本物と見たい。今回は中山の急坂とテンに速くなる競馬への対応が課題となるが、今開催の上がりの掛かる馬場は魅力。

シーイズトウショウ
前走のセントウルS1着は10R直後から突然、雷とともに降りしきる豪雨。パドックで周回していたシーイズはイラ立ちを隠せなかった。しかも、札幌から中1週という厳しいローテでマイナス10㌔とギリギリの体つき。牝馬にとって辛い条件が揃った一戦だったが、そこは歴戦の女傑。大外枠からスッと好位へ取り付くと、直線入り口でバテた先行勢を楽々と交わす。ゴール前で脚色が衰えるどころかグングン伸び続けて、後続に3馬身差を付ける圧勝。戦前の不安など、どこ吹く風だった。本当に中京の電撃戦は強い。前々走のキーンランドC2着は淀みない流れを好位から理想的な競馬。直線でも早めに抜け出し、完勝かと思われたが、勝ち馬にゴール前で一気差しされた。3走前の函館SSは中団で馬込みに飲み込まれ、なかなか抜け出せない。直線を向いて僅かに空いたスペースをこじ開けて懸命に末脚を伸ばす。だが、決定的な2馬身半差を付けられての2着だった。大幅に減った前走から馬体の回復が案じられるが、ケイバブックのPHOTOパドックを見る限り、フックラ見せている。今回は鬼門とされる中山コースになる。急坂の壁は思うほど高いか。前走の強さは圧巻なのだが…

オレハマッテルゼ
春の王者がここから始動する。前走の安田記念10着は大外枠発走から好発を決めるも、無理せず好位へ。この辺りは折り合いに難のある馬の難しいところ。終始、馬群が固まったため外を通らされる。しかも、3~4角で内のバランスオブゲームと接触してガツんとハミを噛んで早めに先頭へ立つ誤算。一見すると、いい手応えだったが、追ってからさっぱり伸びず。前々走の京王杯SC1着は押し出されるようにハナへ。どの馬にも競りかけられることなく3~4角で息を入れる。そこから、待ったままの抜群の手応えで11秒2-11秒4と加速。ラスト1ハロン地点からようやく追い出しを開始して余裕の完勝。目下の充実ぶりを印象付ける内容だった。3走前の高松宮記念1着は初のスプリント戦だったが、遅い流れも手伝って楽に好位追走。各馬がアクションを起こした4角でも持ったまま。直線で追い出されると、一瞬の切れ味で差し切った。小回りで決め手の甘さをカバーできた。追って切れる脚を使えるタイプではない代わりに、抜群のスピード性能を誇る。幾度のレースがラスト1ハロン地点まで持ったままの手応えであることが、それを証明している。帰厩後は週2本のペースで追われているが、速い時計は最終追いを含めて3本。休み明けのハンデはあろうし、右回りは左回りほど信頼できない。

チアフルスマイル
新星のごとく前走で頭角を現した。その前走のキーンランドC1着は道中、淡々とした流れを中団から気合いをつけながらの追走。1600~1800㍍を使われた後とだけにペースの戸惑いが懸念されたが、それは皆無だった。4角で前を射程圏に入れると、粘るシーイズトウショウを寸前で捕らえて差し切った。元々、定評のあった切れ味が、距離短縮で更に磨きがかかった。スプリント戦では底を見せてない魅力がある。坂のあるコースは苦手でも!

ステキシンスケクン
前走の京成杯AH1着は抜群の発馬を決めると、3角まで軽快なラップを刻む。3~4角で11秒4-11秒8と息を入れると、直線で再び11秒6と加速。最後までその脚が鈍ることはなく、迫る後続勢の追随を振り切った。前に馬がいると追いかける傾向があり、ハナへ立ってスピードを生かす競馬が合っている。前々走のアイビスSD12着は初の5ハロン競馬に戸惑いを見せ、全く競馬にならなかった。ここもスプリントに距離短縮され、楽なペースは望めない。意外にも先行馬の少ない組み合わせだが…

ゴールデンキャスト
前走のCBC賞8着は不得手の左回りに加えて直前の大豪雨。好走が望める条件ではなかった。前々走の北九州記念2着は勝ち馬に展開利があったし、最後の伸び脚は目立っていた。3走前、4走前のオープン特別では力の違いを見せ付けた。右回りは実績十分だし、今年のメンバーは小粒。外枠を引いてスムーズに好位を進めれば善戦可能だろう。

シンボリエスケープ
前走のNSTオープン1着は好発を決めるとスッと中団のインへ。終始、楽な手応えで進む。4角で外目へ持ち出し、直線へ。スッと反応して一旦は2着馬に先着されたが、盛り返してアタマ差突き抜けた。3走前のCBC賞5着は内枠発走のため、最終週の荒れ馬場を通らされ、苦しい競馬。それでも、直線で一瞬の脚を見せてくれた。持ち時計がないのは、高速馬場未体験だから。今開催の上がりの掛かる馬場は◎。発馬を決めて流れに乗れれば。状態も◎。

タマモホットプレイ
前走の北九州記念4着は有力どころが牽制し合う展開で、後方勢にとっては辛かった。それでも、最後の伸び脚は目立っていた。今春の高松宮記念9着は発馬直後に躓いて置かれてしまった。道中も気難しさを露呈して追走にも余裕がない。直線は大外へ持ち出すも、この流れでは無謀だった。このレースは過去2年出走して6、7着。京都コースに良績があるように、テンにゆったり追走できる競馬が合っており、発馬直後から下り坂の続く中山スプリントは忙しい。追い込んでどこまで。

メイショウボーラー
前走のセントウルS7着は発馬直後に行き脚がつかず中団から。内枠発走のため終始、インを通る。だが、3~4角でバテ馬を捌ききれずに後方で下がってしまう。だが、直線で前が詰まりながらも最後まで諦めなかった。久々に復活の予感を感じさせた。今回、パンパンの良馬場でスプリント2戦目。ハナへ立てれば。状態◎。

ブルーコンコルド
前走のキーンランドC4着は後方から脚をタメる作戦。直線で外目へ持ち出し、ジワジワ伸びるも後一歩届かず。今春の阪急杯1着はローエングリン、2番手の3頭が激しい先行争いを繰り広げる直後の7番手追走。この不良馬場でも脚を取られることなく追走。勝負どころでの手応えは決して良くなかったが、直線で外目へ持ち出すとジワジワと伸びて後方から迫った2着馬の追撃を振り切った。前半に慌てることなく脚をタメ、上がりの掛かる展開を差すのが勝利パターン。状態は◎。

タガノバスティーユ
ここはいかにも相手が強い。

テイクオーバーターゲット
豪州の一流スプリンターが本気で狙ってきた。前走のセントウルS2着は完全に叩き台。それでも、手綱を押して2番手へ行き、そこから粘り強い脚で応戦した。来日して10日。強い調教もせずに馬体も緩かった。今回は中間にビシビシ追われて明らかな本番モード。59→57㌔の斤量に時計の掛かる中山。すべてが好転する。外国馬最上位はこの馬か。

サイレントウィットネス
昨年のこのレースはカルストンライトオの作る速い流れを、3番手から豪快に抜け出し、圧勝。重厚な馬体から繰り出すパワフルな走りで日本のファンを震撼させた。ただ、そのレース後に感染症を発症し、一時は生命が危ぶまれるまでに。立ち直りはしたものの、今春はスランプに陥った。そこから立て直しての参戦。夏場に模擬レースを2戦消化した。状態さえ良ければ、超格上だけにアッサリも。

レザーク
英国のスプリンターが参戦。3走前にはTOターゲットに勝っている。だが、海外遠征は初めてで、時計の速い決着も未体験。久々で。英国の短距離路線は低レベルと言われているだけに、力比較が難しい。

ベンバウ
レザークと同じ英国馬。力比較が難しい。

 人気ブログランキングご協力ありがとうございます! 

神戸新聞杯(GⅡ)回顧

2006-09-26 12:39:40 | 回顧
 人気ブログランキングご協力ありがとうございます! 

2006/09/24 3回 中京 6日目 晴(良)
11R サラ系3歳 神戸新聞杯(G2) ○混 牡・牝○指(馬齢) 芝2000
【馬場】A→B1週目。芝は蹴っぱりが利き、引き続き高速馬場。

12.2 - 11.1 - 11.0 - 12.3 - 12.5 - 11.8 - 11.8 - 11.7 - 11.7 - 12.0

【展開】Mビートゥルーがハナ。ジワッとした先行策で、2角では12秒3-12秒5と若干緩めるも、その後は淀みない流れを刻む。人気のAメイン、Mサムソンは好位から。勝負どころでメインを目標にサムソンが動き出し、パスポートも連れて進出。

 大観衆が見守るスタンド前。ドリームパスポートで悲願の平地重賞初制覇を成し遂げた鞍上の高田は、体全体で喜びを爆発させた。道中はMサムソンをマークする形で積極的な競馬。だが、その影響からか、折り合いを欠いてしまう。勝負どころでライバルが進出を開始すると、連れて仕掛ける。直線で大外へ持ち出させると、鞍上の懸命な追い出しが始まる。それに応え、ゴール前100㍍で脅威の鬼脚が炸裂し、クビ差突き抜けた。前走後に軽い骨折が判明し、乗り込みを開始したのは8月。攻め不足は否めなかったが、最終追いで抜群の動きを見せて、ギリギリ仕上がった。切れ味は健在。さあ、次は淀の3000㍍。今回、積極的な競馬をした影響で折り合い面に課題が残る。急仕上げを使った反動も心配。不安材料は多いが、切れ味は魅力的。

 3冠を目指して秋緒戦を迎えたメイショウサムソン。だが、残念なことに競馬を壊してしまった。好発を決めるとスッと前へ。だが、ゴール板の前で外へ膨れてアペリィティフに接触。1角ではTサポートに激突し、鞍上が制御するのに失敗。当然、折り合いを欠いて力みながらの追走。勝負どころでAメインを目標に早めに進出。だが、直線入り口で、またしても内側へ斜行。Aメインの進路を妨害。ゴール前で併せたFリシャールをも妨害してしまった。降着でもおかしくない内容だった。馬自身は、他馬と接触し、折り合いを欠きながら、直線入り口での反応はさすがのものだった。最後は内外離れた勝ち馬に強襲されたが、2冠馬としての実力は見せた。下見どころでの威圧感は凄まじかった。勝負どころからのロングスパート、並んだら抜かせない卓越した勝負根性、驚異的なスタミナ、3冠を満たすには十分な能力がある。あとは、鞍上がプレッシャーをどう跳ね除けるか。

 ソングオブウインドは好発を決めると、積極的策。だが、1角で内から激突されて折り合いを欠く。その後は冷静さを取り戻して2番手で折り合う。4角で早めに先頭へ立つと、直線で2,4着馬に飲み込まれかける。それでも、粘り強い脚で応戦してギリギリまで踏ん張った。もっとスムーズでタメが利いていれば戴冠も有り得た。

 フサイチリシャールは下見どころから凄い気合い。馬体もフックラ見せてリフレッシュに成功。発馬直後は若干、行きたがるも無理せず中団を。その後は、うまくハミが抜けて至極順調の道中。終始、経済コースを通って、勝負どころでは抜群の手応え。直線で鋭く伸び、ラスト1ハロン地点までは突き抜けるかの勢い。だが、ゴール前で脚が止まってしまった。やはり、距離の壁なのか。それでも、折り合い面の心境、直線で見せた一瞬の脚は今後に繋がる。マイルで。

 トップオブサンデーは発馬直後にスッと控えて最後方追走。タメるだけタメて4角で追い出す。馬群を割ってジワジワ伸びて見せ場を作った。強敵相手にこれだけやれれば十分。

 エリモエクスパイアは下見どころから気合い不足で、いかにも久々を感じさせた。だが、鞍上が「4角で勝ったかと思った」と言うほど、抜群の手応えで直線を向く。スッと反応して先団へ迫るも、交わすまでには至らなかった。久々でこれだけやれれば十分。菊花賞でも。

 本命視したアドマイヤメインは残念ながらスムーズな競馬ができなかった。大外枠発走から前へ行くも、速い馬を捌けず3番手から。若干行きたがり、外目を通らされる道中。勝負どころで手応えが怪しくなると、直線入り口ではサムソンに前を塞がれ、手綱を引っ張る不利。その後はジワジワ盛り返していただけに、悔やまれる。速い流れでの逃げが得意だが、トビが大きく、ダッシュ力があるわけではない。その意味では小回り中京は向かなかったか。この日はマイナス6㌔の馬体で、春からの成長は一息。最終追いで併走遅れし、状態も良くなかったか。本番まで中3週。どこまで立て直せるか。何より鞍上の悔しさが一番だろう。
 
 アペリティフはゴチャつきの煽りを受けた一頭。発馬直後のスタンド前でMサムソンに激突され、2角では折り合いを欠いて持っていかれてしまう。更には勝負どころで勝ち馬に内からプレッシャーを受ける始末。これでは競馬にならない。

 タマモサポートは1角で内外内外内外と激しく接触し、折り合いを欠いてポディションを下げてしまう。これでは競馬になるはずがない。度外視。残念。
 
エリモエクスパイア

 人気ブログランキングご協力ありがとうございます! 



http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/e6/89d4559e348aa813c6a8bfcbb0da0bca.jpg

オールカマー(GⅡ)回顧

2006-09-26 12:33:43 | 回顧
 人気ブログランキングご協力ありがとうございます! 

2006/09/24 4回 中山 6日目 晴(良)
11R サラ系3歳以上 オールカマー(G2) ○国際○指(別定) 芝2200
【馬場】Cコース一週目。例年に比べると時計の掛かる馬場になっている。

12.2-11.9-12.6-12.4-12.4-11.7-11.5-11.6-11.8-11.4-12.6

【展開】戦前の予想とは裏腹に、行く馬がおらず、テンに速くないMマントルがハナを切れたほど。1000㍍通過地点までは淡々とした流れ。そこから11秒台半ばのラップが刻まれる淀みない流れに。

 GⅡ6勝目の日本記録。バランスオブゲームが7歳秋を迎えても衰えない闘争本能で突き抜けた。水曜日に調教拒否し、追い日を木曜日に変更、この日も返し馬で策に接触して破壊するアクシデントに見舞われ、決してレース前は順調とはいえなかった。レースでも、テンに淡々とした流れだったため、折り合いを欠く。ようやく向こう正面で折り合うと、勝負どころでジワッと先団へ取り付く。そのから追い出されると、粘り強い脚で後続の追随を振り切った。強豪のいない天皇賞。いよいよ美酒を味わう時が来たか。

 コスモバルクは発馬直後に行く気を見せず、後方から。懸念された折り合いも付き、終始経済コースを通る。だが、勝負どころで馬群に包まれた直線まで動けず。運良く空いた内ラチを懸命に追う鞍上。最後はハナ差届かず。直前の攻めでバテバテだったため状態が心配されたが、底力で来た。これで天皇賞へ出走できる。

 ディアデラノビアはテンに行きたがったものの、その後は順調。勝負どころでの手応えも抜群。直線で馬込みを割って突き抜けかけた内容は高く評価できる。ゆったりとした追走から末脚を伸ばす競馬が合っており、中距離向き。

 スウィフトカレントは例によって最後方追走。折り合いもスムーズで手応えも抜群。直線で外からWジェネラーレに寄られ、左ステッキが入ってから内へモタれるなどスムーズな追い出しができず、伸びあぐねた。GIを目指す馬だけに、この内容で満足はできない。

 エアシェイディは好位の外目から流れに乗り、4角でも手応えは残っていたが、追ってからの決め手で劣った。この辺りが重賞の壁か。

 ウインジェネラーレは立て直された。4角で大外をスッと反応し、直線でも見せ場を作る内容。近々、大きい仕事をやりそうだ。

 ヴィータローザは終始、好位の経済コースを通るも、直線でジリジリとしか伸びなかった。これがこの馬の決め手なのか。

 人気ブログランキングご協力ありがとうございます! 

神戸新聞杯観戦記

2006-09-24 23:17:21 | Weblog
 人気ブログランキングご協力ありがとうございます! 



 今日は友人、そして打ち上げ花火のJr.さんと、神戸新聞杯を観戦しに中京競馬場へ。さすがに2冠馬が来るということで、徹也組を含めて開門前から大勢の人々で賑わい、朝から異様な雰囲気。感覚的にはGIの高松宮記念以上だった。朝から馬券は不調で、11Rもアドマイヤメインからの流し馬券で勝負したのだが、さっぱりだった。それでも、ドリームパスポートとメイショウサムソンとの激しい叩き合いを見られたのは幸せだし、サムソンの威圧感は凄まじかった。菊花賞も現地観戦予定で、今回の悔しさを生かしたいと思っている。また、最終レース終了後にメディアホールにおいてチャリティーオークションが開かれた。司会の杉本さんと鈴木さんの軽快なトークに続いて、レースを終えたばかりのジョッキーも参加。ゼッケンとジョッキーとの記念撮影付きで次々と高値が続出。馬券で惨敗した私にとっては、考えられないような光景だった。そして、中盤には武豊騎手も登場して場内は大歓声に包まれる。出展されたGIのゼッケン2枚と勝負服、記念撮影と凱旋門賞へ向けた千羽鶴の贈呈付きで、何と23万円の値が付いた。だが、時期が時期だけに一生の記念になるだろうし、決して高くはないと思った。つくづく、馬券で儲けていれば、と後悔の念にかられた。来週はいよいよディープインパクトの決戦の日。現地へいけない分、日本から気合いを送りまくりたい。

人気ブログランキングご協力ありがとうございます! 






神戸新聞杯ほか

2006-09-24 05:14:43 | 最終結論
 今日は友人、そして打ち上げ花火のJr.さんと中京競馬場へ行ってくる。ラップ理論を軸に鋭い研究をなされ、毎回勉強させていただいている。今回はダービー馬上位3頭が参戦するという、またとない機会。菊花賞を占う意味でも、しっかり目に焼き付けてきたい。

神戸新聞杯(GⅡ 芝2000㍍)
◎アドマイヤメイン
○フサイチリシャール
▲メイショウサムソン
△タマモサポート

【見解】
アドマイヤメインの逆転を信じる。ダービー2着は馬場を考慮してスローの逃げ。直線での叩き合いの形となり、最後は着差以上に差を広げられた。だが、本来は速いペースで引っ張る馬。それは前々走以前が証明している。今回は大外枠を引き、内のリシャールの出方を覗いながら競馬ができる。途中でハナを奪うも良し。小回り中京なら速い流れでの逃げが炸裂する。立て直されたフサイチリシャール。春はさすがにローテがきつ過ぎた。今回は2番手から積極策で活路を見出す。


オールカマー(GⅡ 芝2200㍍)
◎ヴィータローザ
○タイガーカフェ
▲スウィフトカレント
△ディアデラノビア
×バランスオブゲーム

【見解】
充実一途のヴィータローザを狙う。前走の新潟記念は発馬直後に積極策。好位追走から直線は一旦、抜け出したが、最後は差し馬にやられた。ただ、先行馬総崩れの流れを考えれば、負けて強の内容。今は以前のような気難しさを見せず、折り合いもスムーズ。平均して速い流れのここは流れも向く。


中京12R 500万下
◎プルードメリド

前走は笠松競馬で実際にレースを見た。中団追走からスッと勝負どころで反応し、JRAハリーダンカンを子ども扱いした。勝ちタイムも笠松では優秀。ここは休み明け2戦目で更なる飛躍が期待できるし、坂路で熱心に追われたのも好感が持てる。ここは逃げ馬が6頭あまりおり、確実に流れは向く。今なら中央の流れにも戸惑わないはず。


日曜日の予想

2006-09-16 22:47:08 | 見解
人気ブログランキングご協力ありがとうございます! 

〝春の雪辱を中京で!〟
中京11R ローズS(GⅡ、芝・2000㍍)
◎シェルズレイ
○ステラマドレード
▲サンヴィクトワール
△アドマイヤキッス
×フサイチパンドラ
×ニシノフジムスメ
☆ディアラプリンセス
【見解】
例年、春の実績馬と夏の上がり馬が激突する一戦。今年は舞台が中京に替わり、より一層難解に。更には悪天候もそれに拍車をかける。本命シェルズレイ。前走のダート戦は度外視。オークスではYファビルの引っ張る速い流れを、掛かり気味に好位追走。そこから直線で一旦は2番手まで押し上げ、見せ場を作った。決して切れる脚がはないが、ワンペースで粘り強い走りをする同馬。それを考えると、小回り中京は打ってつけの舞台だ。メンバーを見渡すと、楽に先行策を打てるのも魅力的。先週のトリリオンカットの再現を期待したい。行きたがる気性も、道悪でカバーできる。

〝紅一点、GI馬の底力を発揮する!〟
中山11R セントライト記念(GⅡ、芝・2200㍍)
◎キストゥヘヴン

【見解】
唯一のGI馬、キストゥヘヴンの底力を信頼したい。前走のオークスは距離が長く、一瞬の爆発力で勝負する同馬にとって府中も向かなかった。前々走の桜花賞、3走前のフラワーCのように速い流れの中で切れを発揮するタイプ。牡馬相手で2200㍍のここは厳しい条件だが、中山コース向きである。展開はNアンサーが引っ張り、先行策のMウイング、インテレットを目標にFジャンクが早めに動くはず。人気薄の今回、ギリギリまで追い出しを我慢できれば勝機は見えてくる。単勝、オッズ次第で馬単、3連単。

人気ブログランキングご協力ありがとうございます! 

ローズS(GⅡ)展望

2006-09-15 22:21:06 | 見解
人気ブログランキングご協力ありがとうございます! 




【ステラマドレード】
前走のラジオたんぱ賞3着は道悪でボコボコした荒れ馬場。道中は中団のインを追走。向こう正面で少しずつポディションを上げて行き、3~4角で一気に仕掛ける。直線入り口では勝ち馬と共に早めに抜け出す。最後は筒一杯となって差されたが、積極的な競馬と馬場の悪い内を通ったことを考えれば高く評価できる内容。前々走の前走の500万戦1着は開幕週だが、雨の影響で緩い馬場。慌てることなくジックリ中団で乗られると、ワンテンポ遅らせた仕掛けでズブズブの展開を制した。400㌔そこそこの小柄な牝馬だが、タフさと勝負根性を兼ね備えている。久々の一戦となるが、帰厩後は坂路で順調に乗られている。時計は元々、地味な方。大注目。

【アドマイヤキッス】
前走の優駿牝馬4着は14㌔減った桜花賞から増減なし。道中は後方で折り合いに専念。おっとりした気性でスムーズな追走。3~4角で2着馬とともにポディションを押し上げ、直線入り口では並びかける勢いだったが、そこからはジワジワとしか伸びず。4着を確保するのが精一杯だった。Yファビルの作る暴走ペースで距離のごまかしが利かなかった。前々走の桜花賞2着は叩き2戦目でマイナス14㌔。幾分、スッキリ見せていた。道中は後方で脚をタメる。チューリップ賞1着時と同じように勝負どころで馬7頭分、外目を通って進出。早めに前を捕らえると、一旦は先頭へ立つ。だが、ジワジワ伸びたところを勝ち馬にスッと差されてしまった。3歳牝馬では上位の力の持ち主であることは間違いない。
2ハロンの距離短縮はプラスで、あとは高速馬場への適性。

【フサイチパンドラ】
金曜日輸送の効果でプラス14㌔とフックラした馬体。下見所では落ち着いていたが、スタンド前発走のためイレ込む。これでは懸念された折り合いが難しいと思ったが、Yファビルの作った暴走ペースで、中団で折り合うことに成功。向こう正面まで併走していた勝ち馬より仕掛けを遅らせ、直線入り口の坂を上り切ったところでは鼻っ面を合わせるも、ラスト1ハロンで突き放されてしまった。レース前のイレ込みが悔やまれる。前々走の桜花賞14着は煽り気味の発馬。外枠だったため、焦った鞍上がテンに仕掛けて馬が掛かってしまった。これでかなり脚を使ったし、勝負どころでコイウタに被されては万事休す。緩むよりも持続ある流れで力を発揮するタイプ。その意味では小回りはいいはず。蓄膿の手術の影響はどこまで。

【ニシノフジムスメ】
前走の優駿牝馬5着は煽り気味の発馬。道中は掛かり気味の追走で向こう正面では前をカットされる不利。それもあって直線ではジリジリとしか脚を使うことができず。前々走の忘れな草賞1着は道中、超スローの流れを引っ張り切りの手応えで好位追走。上がり3ハロン勝負の流れを差し切った。行きっぷりのいい馬で、2000㍍はプラス。仕上がり良し。

【ソリッドプラチナム】
前走のマーメイドS1着は49㌔の軽量。開幕週ながら降雨の影響で下の緩い馬場。それを後方から一頭だけ違う凄まじい末脚で一気に差し切った。斤量に恵まれたとはいえ、古馬を一蹴した決め手は驚異的。前々走の白百合S2着は追い込み馬故に大外を通る不利。ラスト1ハロンの切れ味は光っていた。決め手ではNO.1の存在。平坦の中京もいい。あとは馬群を捌くことと、高速馬場で追い込みきれるかという点。

【シェルズレイ】
前走の関東オークスはダート戦で度外視。前々走の優駿牝馬7着は発馬直後に積極的に前へ。切れる脚が使えないことを考えれば最善策。3番手でしっかり流れに乗って、一旦は2番手まで追い上げて見せ場を作ったが、そこからジリ脚になった。中団からの追い比べでは見劣りする。中距離ならスッと先手を奪えて、そこから粘れる。小回り中京向き。時計の速い決着はどうかも、トリリオンカットの再現を期待。

【ヤマトマリオン】
前走の優駿牝馬13着は地下馬道から本馬場へ出る際に激しくイレ込み、馬が硬直して走れる状態ではなかった。前々走のフローラS1着は好位馬群を追走。スローということでギュッと馬群が密集しての追い比べ。直線入り口では前が詰まって追い出しを迷ったが、残り300㍍地点で前が開くとジワジワ伸びてゴール前で突き抜けた。その意味では小回り中京はどうかも、落ち着きがあればやれていい。

【サンヴィクトワール】
前走のFR12着は道中、中団の追走から勝負どころで外目を通って進出するも、そこから見せ場すら作れなかった。前々走のエルフィンS1着は締まった流れを後方からゆったり追走。大外から豪快な末脚で差し切った。好走と凡走を繰り返している。連続が利かず、気難しさがある。ただ、エルフィンS、未勝利戦を見ても分かるとおり、潜在能力の高さは疑いようがない。ゆったり追走できる2000㍍はいいだろうし、リフレッシュされたここなら。

【シークレットコード】
前走のオークスは半年ぶりの実践。しかも、Yファビルの作るHペースの流れでは、ガソリン切れして当然。前々走の阪神JF2着は中団馬群のなかを引っ張りきりの手応えで追走。直線で馬場のいい外目へ持ち出されると、鋭い伸び脚を使って2着へ押し上げた。デビュー戦は上がり3ハロンの切れ味勝負を中団から差し切っている。
 
人気ブログランキングご協力ありがとうございます! 
※写真はEコースで調教を終えたソリッドプラチナム号。

栗東トレセン調教見学!

2006-09-13 19:33:35 | Weblog
 人気ブログランキングご協力ありがとうございます! 

 さて、今日は前回書いたとおり、栗東トレーニングセンターへ調教見学に行ってきた。 写真は調教中のコースである。午前2時に自宅を出発し、高速で羽島IC~栗東ICへ。その道中、ある程度は予想していたが、周りはほぼ100%トラック。しかも、豪雨のおまけ付きで気の抜けない運転が続いた。それでも、初めて通る道だったので、新鮮さがあり、苦痛ではなかった。そして、午前4時に栗東トレセンに到着したが、集合は5時だったためコンビニで超早めの朝食を摂ることに。辺りは真っ暗で静けさが漂っていたが、関係者の車の出入りは激しかった。事務所で手続きを済ませ、バスでいざ調教スタンドへ。そこには、テレビでよく見るコースが一面に広がる爽快な景色があった。午前5時30分になると、手前の調教馬場でアップを済ませた馬が、順にコースへ。だが、ここで重大なことに気付く。馬のゼッケンには最大4ケタの番号が記され、馬齢ごとに色分けされている。それを何と、分厚いカタログからその都度、探さなければならないのである。栗東には常時2000頭あまりが在籍し、時速60㌔を越すスピードの中から双眼鏡で読み取って探すのは容易ではない。その週の重賞出走馬は特殊ゼッケンを纏っていたのだが、確認できたのは、ソリッドプラチナム、プリティタヤス、ヤマトマリオン、ペケジェイのみ。残念ながら、アドマイヤキッスやフサイチジャンクの姿を確認することはできなかった。その代わり、スイープトウショウデアリングハートの元気な姿を見られたのには満足だった。いつもは当たり前のように新聞で読んでいる調教欄であるが、記者の方々の努力は半端ではないことを痛感させられた。四苦八苦している間に午前7時の見学終了時刻はアッという間に終了。最後に記念品を頂き、解散した。短い時間ではあったが、初めて経験することばかりで、いい思い出になった。帰りにはケイバブック本社も発見することができた。もし、次回行く機会があれば、今回の反省を生かしたい。

人気ブログランキングご協力ありがとうございます! 

いざ栗東へ!

2006-09-11 22:38:39 | Weblog
 人気ブログランキングご協力ありがとうございます! 

 先週土曜日は中京競馬場の特別来賓室で競馬を楽しんできた。部屋では4台のテレビから常時、中京、中山、札幌のLIVEが流れており、36レース楽しむことができるようになっている。勿論、クーラー完備で馬券も不自由なく買える絶好の環境。しかも、パドックへの移動は馬主、記者、関係者と共通のエレベーターを使用できたのだ。それは検量室へ通じており、競馬エイトの鈴木淑子記者、ケイバブックの橋本記者、中日スポーツの海老原記者などが間近にいた。なかでも、海老原記者は仕事中の忙しい時にもかかわらず、こちらの質問に対して嫌な顔せず、丁寧に答えてくださった。この場をお借りしてお礼申し上げます。

 さて、今週の水曜日、生まれて初めて栗東トレーニングセンターへ行ってくる。これはJRAが募集していた調教見学に当選したもの。普段はテレビでしか見たことのない世界で、絶対に立ち入れない場所。ロースSのアドマイヤメガミやセントライト記念のフサイチジャンクなどの状態を確かめてきたい。そして、記者の方々の仕事ぶりにも注視したい。

人気ブログランキングご協力ありがとうございます!