中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

きさらぎ賞(GⅢ)

2007-02-11 22:11:45 | 回顧

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【馬場】Cコース。暖冬で内の馬場しっかり。

12.8 - 11.3 - 12.3 - 12.9 - 12.4 - 12.1 - 11.3 - 11.4 - 12.3

【展開】アサクサキングスがジワッとハナ。3ハロン目から12秒3-12秒9-12秒4と9F戦にしては超スロー。だが、後続はガッチリ手綱を抑えて縦長の形に。勝ち馬がまんまと逃げ切った。

 急遽、落馬負傷の四位に替わり、代打騎乗の武幸が大仕事をやってのけた。パートナーのアサクサキングスとは勿論、初コンビ。陣営から「できれば行ってほしい」とのオーダーどおり、発馬直後に外枠からジワッとハナへ立つ。2ハロン目に11秒3と加速されると、2番手以下を引き離す形に。3ハロン目から息を入れる展開にもかかわらず、大逃げの形。これ以上ない形でスイスイと気持ち良く逃げる。三分三厘の下り坂でジワッと加速し、4角~直線入り口で一気のギアチェンジ。セーフティリードを奪うと、左右にフラつきながらも渋太い脚で寄せ付けずV。前走のうっ憤を晴らした。テンの行き脚が速いくないだけに、バックストレッチの長い京都9F戦は合う。1冠目の皐月賞は小回りでゴチャつきやすいだけに、発馬後の100㍍がポイント。

 2着のナムラマースは+6㌔と馬体をフックラ見せる。道中は後方集団でオーシャンと並びながら。残り800㍍手前でオーシャンが進出しても慌てずジックリ。4角で手綱をシェイクさせて仕掛けを開始させると、直線は外めへ。前走で内に刺さった反省を生かして鞍上の懸命な右ステッキが入る。ジワジワ差を詰め、ライバルを差し切れたものの、勝ち馬までは届かなかった。今回は展開のアヤで敗れた。仕方なし。あとはもっとビシビシ週2回追い切られるようになれば。

 3着のサムライタイガースはジワッと2番手。終始、緩い流れに乗じてスムーズな道中。折り合いもピタリ。4角手前でオーシャンに並びかけられ、直線では差し切られるかの勢いだったが、そこから粘り腰を発揮し、ゴール前まで応戦。展開に恵まれたとはいえ、久々で若さの残る現状でよく頑張っている。

 注目のオーシャンエイプスは残念ながら勝利の2文字を手にすることができなかった。フワッとした発馬から道中は後方に下げる。折り合いも付き、残り800㍍手前で外めをスッと持ったままの手応えで加速。楽な手応えで直線を向き、圧勝を期待させる。だが、いざ追い出されると反応がさっぱり。最後は完全に脚色が鈍ってしまった。絶対に勝てると思っていたのでショックは大きい。回転の速いピッチ走法と母系の短距離色の濃さも影響したのかもしれないが、ずっと右手前だったことも大きく影響しただろう。ガッチリとした馬体と発達した後肢。超一流馬であることに違いはない。

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日曜日の競馬

2007-02-11 02:00:34 | Weblog
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京都11R きさらぎ賞
◎オーシャンエイプス
○アサクサキングス
△オーシャンクルーズ
×ナムラマース
【見解】
 牡馬クラシック路線の主役を張れる逸材が登場した。もちろんオーシャンエイプスのことである。前走の新馬戦。それほど良くない発馬から道中は中団の外め。特に行きたがることもなく素直に折り合う。圧巻は坂を下った4角から。持ったまま楽な手応えで先頭に並びかけると、直線入り口で鞍上が左ステッキを抜いたのに反応して内に切れ込んだものの、その後は手綱をピタリと動かさず。それでいて後続とはグングンと差を広げた。ラスト2ハロン11秒4-11秒7。これほどの強烈なインパクトはディープインパクトの若駒S以来。強過ぎる。搭載しているエンジンが違う。キャリア一戦で確かに不安な部分もあるが、それを不安材料にするレベルの馬ではない。今週の坂路追いも圧巻だった。最後方からクラシックへと広がる英雄ロードが始まる。
 アサクサキングスは前走からの巻き返し必至だ。発馬直後に両サイドの馬に寄られる不利があり、位置取りが後方に。その後はフサイチを意識しながらの道中。三分三厘で早めに進出し、直線で伸びかけたところでフサイチに進路をカットされる致命的な不利。トビが大きく器用なタイプではないので差し返す余裕はなく5着。惜しかった。前々走の百日草特別1着は8番枠からジワッとハナへ立つと、直線で長くいい脚を使い、迫るサンツェッペリンを突き放した。行き脚が速いほうではなく、前走のように隣に速いタイプがいると苦しいが、今回はその心配がないし、楽に先行できる。そうすれば前々走の再現必至だ。
 オーシャンクルーズの前走未勝利戦1着は終始、外めを通らされ、4角で内から突進される不利がありながら、速い脚を使って突き抜けた。強くなっている。ここでも。
 ナムラマースはテンションが高く、攻めをビシビシやれていない現状。その辺りに不満は残るが、キャリア8戦で重賞ウィナー。格好はつける。
※3連単 ⑥→⑦→④⑤

東京11R ダイヤモンドS
◎ターキー
○セレスステーラー
▲トウカイトリック
△バイロイト
×チェストウイング
×エリモエクスパイア
【見解】
49㌔のターキーを狙い打つ。前走のグットラックハンデ1着は道中、中団のインでピタリと折り合う。終始、内々の経済コースを通れて理想的な競馬ができたとはいえ、直線半ばまで前が詰まり手綱を引っ張ったまま。ようやくゴール前で最内に切れ込むと、矢のような鋭い脚で突き抜けた。力が違った。折り合いに不安がなく、スタミナを有する4歳牝馬。3㌔減の49㌔でこの勢い。楽しみだ。
 セレスステーラーの前走睦月特別1着も前2頭が飛ばす展開を4番手で折り合う。三分三厘でバテた2頭との差を除々に縮めると、直線で一気の末脚。先行馬をアッサリ交わすと、後続をも子ども扱いした。かなりのスタミナ自慢でこの距離は魅力的。4㌔減の51㌔で最内枠。波乱の立役者。
※3連単軸2頭マルチ ⑨①→②④⑤⑦⑪⑫⑬⑯

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土曜日の競馬

2007-02-10 07:06:08 | 最終結論
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京都11R すばるS
◎サカラート
○アイルラヴァゲイン
▲ワイルドワンダー
△テイエムアクション
×シルヴァーゼット
×マルカキセキ
【見解】
 距離短縮でサカラートを。前走の平安S5着は発馬直後からハミを噛んで力みながらの追走。そして、向こう正面でタイキエニグマが外から一気に捲った時、敏感に反応して外に膨れ、折り合いを欠いてしまった。それでも、着差は僅かだったし、久々でも力のあるところを見せてくれた。長距離実績があるが、最近は掛かり癖が出てきているだけに、距離短縮は間違いなく歓迎。武蔵野S惨敗が最内枠発走で内々に押し込められただけにこの外枠もいい。58㌔でスタート地点の芝を克服できれば。
 初ダートのアイルラヴァゲイン。前走のサンライズS1着は前傾ラップの厳しい流れを掛かりながら好位追走。直線でも破壊力満点の末脚で他馬を圧倒した。585を背負い、末恐ろしい内容だった。ダート替わりだが、掻き込む力強い前脚のフットワークに加え、父エルコンドルパサーを考えれば食指が動く。何よりも心強いのが、スタート地点の芝。行き脚がつくだけに揉まれるリスクが少ない。

※3連単
⑫②→⑫②⑭→⑫②⑭⑩⑥⑯④⑪⑮


東京11R バレンタインS
◎ジョウノオーロラ
○ゴッドスマイルユー
▲ペニーホイッスル
△ダイワフォーチュン
【見解】
 ジョウノオーロラの前走は直線で突き抜け時の脚が本当に速かった。上でも通用する決め手だった。内々で脚をタメられれば。


小倉11R 和布刈特別
◎ゼンノパルテノン
【見解】
ポン駆け実績があり、久々でも乗り込み入念のゼンノパルテノンが押し切る。準オープンでも好勝負のここは力が断然。

京都9R 寒桜賞
◎ネバーチェンジ
【見解】
久々のネバーチェンジを狙う。前走のすずらん賞9着は直線の不利よりソエを気にして右手前の時に突っ張った走りになった。休養を経てそれが解消。前進あるのみ。



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共同通信杯(GⅢ)回顧

2007-02-05 00:09:50 | 回顧
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 ご無沙汰しております。現在、就職活動で毎日、説明会と勉強に追われております。本来ならそれに全力投球しなければなりませんが、やはり競馬を見てしまいます(笑)。
 それでも、徹底研究する時間がなく満足な予想ができません。そこで、しばらく予想の更新を停止することにしました。できる限り、回顧だけはしたいと考えています。
 進路もいろいろと迷っている段階で、ジックリ今後のことを考えたいと思います。復帰しましたら、今までのようにご愛顧ください。
 


【馬場】Dコース2週目。野芝約4~6cm、洋芝約10~14cm。暖冬で馬場の生育よし。

13.1 - 11.4 - 11.4 - 11.7 - 12.5 - 12.9 - 11.7 - 11.2 - 11.8=1:47.7

【展開】ツカサラッキーがハナ。テンは隊列が決まらず淀みない流れ。コーナーで落ち着くと、直線で再び加速。上位2頭の決め手の高さが際立っていた。

 4ヶ月後の大一番へ準備は整った―
 無敗の3連勝馬フサイチホウオーが若さを見せながら連勝記録を4に伸ばした。この中間は3週連続で鞍上が追い切りに騎乗。刺さり癖解消に懸命だった。10㌔増で馬体を大きく見せ、落ち着き十分。発馬直後は若干行きたがるも、その後は中団馬群で我慢する。流れの落ち着いた三分三厘で、外めをジワッと良い手応えで進出。直線で満を持して追い出されると、アッサリ先頭へ並びかける。が、直線半ばで左ステッキが放たれると、口向きの悪さを出して逆手前に。そこからジワジワとしか伸びなかったが、ゴール前で外から2着馬に来られると、再び突き放した。他馬より1㌔多い57㌔を背負い、逆手前ながらの勝利。中身は相当濃い。依然として課題は多いが、裏を返せば伸びしろも大きい。今週出走の超大物候補に主役の座は譲らせない。

 ダイレクトキャッチはこの中間、中2週で馬なりを2本。道中は例によって後方に構える。引っ張り切りの手応えでフサイチをマーク。ギリギリまで追い出しを我慢し、直線は大外へ。いざ追い出されると外へ膨らむ。それでも、直線半ばでビュッと鋭い脚を繰り出して一気に先団へ。差し切るかの勢いだったが、ゴール前で勝ち馬に渋太く粘られた。それでも、強豪相手にこの着差は立派だ。やはり、ジックリ構えられる府中は合っている。

 フライングアップルは1月7日に帰厩し、入念に乗り込まれる。道中は好発から先行策。折り合いもピタリと付き、流れの落ち着いた三分三厘でジワッと2番手に。坂を上り切って追い出されると、一旦は先頭に立ったのも束の間、勝ち馬にアッサリ並ばれて脱落。3着を死守するのがやっとだった。決め手強化が緊急課題。

 注目のニュービギニングはこの中間、ビシッと追われたのは直前のみ。道中は前走同様、最後方待機。直線でインを突くと、馬群の中へ。だが、追われてからの反応が今ひとつで、馬群を割ってこられない。結局、流れ込んだだけとなった。兄のように4角で大外ではなく、インを突いたのを見る限り、鞍上もまだ半信半疑のようだ。馬体は兄と同じくらいだが、馬体の造り、フットワークはまだまだ。

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シルクロードS(GⅢ)回顧

2007-02-04 23:59:43 | 回顧
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【馬場】Cコース。野芝約8~10cm、洋芝約12~18cm。例年、この時期は内が荒れて外差し馬場の傾向が強いが、今年は暖冬で芝の生育が良く、時計が速く、内の馬場も踏ん張り利く。

12.0 - 10.7 - 10.8 - 10.7 - 11.2 - 12.4=1:07.8

【展開】ディバインが押してハナ。外コスモ、ナリタと続き、2~4ハロン目まで10秒台のラップが続く展開。時計が速く、上がりも速い展開のため、ある程度の位置にいるタイプが台頭。

 荒削りの6歳馬エムオーウィナーが充実期を迎えた。直前の坂路で動く。道中は前4頭を見ながら好位追走。速い流れで馬群がバラけたお陰で周囲に馬がおらず、リラックスした状態で追走することに成功。三分三厘で仕掛けを開始させ、直線入り口で先頭に並びかける。追われてから頭が高く、前走同様に逆手前のまま走っていたが、押し切ってしまった。お世辞にもきれいなフォームとは言えないが、揉まれなければ強い。1分7秒8は優秀。

 タマモホットプレイも直前の坂路追いで動いた。道中は中団馬群追走で気を抜かせない。三分三厘でハミをかけて仕掛ける。直線で馬場の真ん中に突っ込むと、ジワジワ伸びて馬群を縫ってきた。勝ち馬には及ばなかったが、この時計でよく差してきた。ここ数走はポカがなくなっている。

 ビーナスラインは中団追走からスムーズに馬群の外めへ持ち出し、差し切ってもおかしくない展開だったが、今ひとつ伸び切れなかった。少し時計が速すぎたか。

 アンバージャックは2週連続攻めでモタつくも、2㌔減。道中は中団前目のポディションも手綱のアクションに余裕がない。三分三厘で手綱を激しくシェイクさせて先団へ。追われてからの反応が今ひとつでジリ脚。久々で万全のデキになかったか。

 サチノサチノスイーティーは自在性を増している。発馬直後は無理せず好位に控える。三分三厘でバテたコスモを捌き切れず、手綱を引っ張り後方へ。だが、そこで脚をタメることができたこともあって、馬場の悪い最内に突っ込み、良い脚を使って追い込んできた。スピード一本調子でないことが証明できたし、幅が出てきた。次走以降、注目。

コパノフウジンは16㌔増で発汗が激しかった。前走後に時計を出したのが遅く、その辺りが影響したか。

コスモフォーチュン…出脚◎

ディバインシルバー…出脚◎

ナリタシークレット…出脚▲

スピニングノワールは中間、速い時計を出しておらず、手緩い調整。更に馬体が増えていた。例によって最後方追走。道中の手応えも良く、直線は大外へ。だが、そこからの伸びが全く見られず、惨敗。この時計で大外一気は厳しいにしろ、最後の脚には不満が残った。激戦の疲れがあったか。

コスモシンドラーは最後方追走からギリギリまで脚をタメ、最後は重心の低いフォームで鋭く伸びるも、前が止まらなかった。スプリント適性高し。








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