中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

東京優駿(GI)回顧

2011-05-29 22:35:09 | 回顧
ツイッター始めました!

◎10番人気ウインバリアシオンで馬連○-◎3,360円本線的中!

【馬場】Cコース。午前中から降雨が続き、午後から本降りに。芝のレースを使う毎に内が傷んで外差しが利く馬場に。

12.7 - 11.3 - 12.8 - 13.1 - 12.5 - 13.0 - 13.2 - 12.8 - 12.6 - 12.3 - 12.2 - 12.0=2:30.5

 逃げ馬不在でオールアズワンがハナ。各馬、馬場を気にして積極的に動くことはせず。最後は後方で脚を温存した上位2頭が他馬を突き放す形に。しっかりとした決め手と道悪を苦にしない2頭で決まり、3着以下は皐月賞に続いて平凡。

 距離、道悪を苦にせずオルフェーヴルが2冠を達成した。この中間は坂路で抜群の動きを披露。馬体も4㌔戻し、最高のデキだった。5番枠から好発を決めると、無理に押すことなく馬任せでスーッと後方に控える。1番人気を背負い、雨で前が残る心理の働く馬場。馬の力を信じて我慢した池添騎手の判断は素晴らしかった。道中は離れた後方から5番手の位置取り。課題だった折り合いは完璧で至極スムーズな道中。馬群は縦長となり、前とはかなり離されていたが3角でも慌てず。4角手前から手綱をしごいてようやくスパートを開始する。4角は馬場のいい大外へ進路を求める。だが、サダムの外めのスペースに突っ込むも、外のナカヤマナイトに被されてモロに馬体を接触される。その後もナカヤマが右ステッキで馬体を接触させてくる肉弾戦。ただでさえ怯むケースだし、不良馬場を考えればここで戦意を喪失してもおかしくない。だが、そこからグーンと凄まじい末脚でラスト1ハロン地点から早くも先頭へ。最後は内へヨレて苦しくなったが、2着馬の追撃を振り切った。素晴らしい勝負根性と一瞬の切れ味。道悪も全く苦にしなかった。強いの一言。それにしても柴田善騎手の直線での騎乗はいかがなものか。いくら大レースの勝負どころとはいえ、強引すぎると思う。(JRAホームページの、レース結果⇒東京優駿⇒全周パトロールビデオの残り40秒から再生してください)

 本命を打った10番人気のウインバリアシオンが2着に来てくれた。攻めは抜群の動きを見せてくれていたが、馬体が4㌔減っていたので正直、ヒヤヒヤしていた。レースでは1番枠から好発を決め、スーッと後方に控える。1角に差しかかるところで折り合を欠く懸念をしたが、スムーズにコーナーに突入し、その後も折り合いはピタリ。これは戦前に予想したとおり、道悪を気にして馬が慎重に走っていた効果だろう。馬群はかなり縦長になり、それを離れた後方4番手の位置取り。3角から手綱をしごいてスパートするも、ズブさを見せる。4角から直線入口にかけても、まだ後方から3番手の位置取りで万事休したかと思われた。だが、直線でスッと右手前に替えるとグーンと掻き込みの強いフットワークでグングン伸びる。勝ち馬を差し切ろうかの勢いだったが、最後は苦しくなって内へモタれてしまった。それでも、直線で見せてくれた末脚は地力強化を印象づけるものだったし、道悪は得意だった。強かった。聞けば、まだ裂蹄は完全に完治していたいとのこと。体質も秋になればもっと強化されていると思う。これからが本当に楽しみだ。

 ベルシャザールは陣営の努力が実ったレースだった。課題だった馬体は16㌔戻り、下見どころでは2人引きで唸るような気配で落ち着いていた。7番枠から出脚の速さで先行するが、鞍上がグッと手綱を抑える。1角までは頭を上げて行きたがったが、1角からは6番手のインに潜り込み、スムーズに折り合いを見せる。少しでも気を許せばガツンと掛ってしまいそうな雰囲気だったが、前に壁を置いていたために我慢させる。3角から馬場の3分どころに持ち出し、4角でかなり手綱が動く。直線はそれほど頭を上げることなく粘りに粘る。上位2頭には突き放されたが、3着を確保した。馬体を戻し、しっかりと折り合えた。切れる脚がないだけに、本来なら小回りコースでこそだろう。

 ナカヤマナイトはポンと好発を決めると、無理に手綱を押すことなく馬との呼吸を大事にして中団へ。流れが落ち着いた2角から向こう正面にかけては、無理することなくポディションを落として行く。終始、折り合いはスムーズ。馬群の外めを通り、4角から直線にかけては大外へ持ち出す。直線入口で前のサダムが膨れてきたことで少し手綱を引っ張る不利があるも、立て直しす。内のオルフェーヴルを外から被せ、馬体を併せに行く。一瞬は勝ち馬より先に抜け出しあわやのシーンも。だが、ラスト1ハロンから苦しくなって左手前に替えると、完全に脚が上がってしまった。まだトモが非力で過酷な馬場は可哀そうだった。トモがパンとすれば距離もこなせるだろう。

 昇り馬クレスコグランドは6番枠から手綱をしごいて行くも、ハミを取らずに後方からの競馬になってしまう。前々走で道悪の2400㍍を勝っているが、この時も道中で全くハミを取っていない。実は道悪は下手なのである。向こう正面でも手綱は動き通し。鞍上はずっとハミを取らせようと手綱をシェイクさせるが、なかなか反応がない。ズブさを見せまくっていたが、最後まで粘り強く差してきた。パンパンの良馬場でやらせてあげたかった。スタミナ満点で秋の飛躍を目指す。

 サダムパテックは道中、やはり行きたがってハミに頼った走りをしていた。この道悪では道中のスタミナの消費が余計に応える。直線入口では内から張られたし、その直後には外のオルフェーヴルとも接触した。その時には抵抗する脚が残っておらず、最後は苦しくなって内へモタれてしまった。折り合いを気にしなくていい2000㍍以下がいいだろう。

 オールアズワンは果敢にハナを切った。攻めでも単走では良い動きをするタイプ。どうやら周りに馬がいるとダメなタイプ。道中は全身を使った良い走りをしていたし、軽快な逃げだった。4角では何度か手前を替える若さを覗かせたが、直線入口まであわやのシーンを作った。視界は明るい。

 

ダービー、ゴール版前で観戦しました!!







最新の画像もっと見る

コメントを投稿