中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

天皇賞秋(GI)最終結論

2006-10-28 23:59:55 | 最終結論
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◎ローエングリン
○ダンスインザムード
▲インティライミ
△ダイワメジャー
×スイープトウショウ
×オースミグラスワン
☆サクラメガワンダー
【見解】
ディープインパクトの回避により、本命馬不在の戦国天皇賞と化した。更に逃げ馬のバランスオブゲームが調教中に故障を発生し、引退。展開が読めなくなった上に、雨予報。大荒れ必至の情勢だ。ハナはインティライミ。前走は超スローの究極の切れ味を要求される流れ。これでは持ち味が生きなかった。今回は主戦の佐藤哲騎手に替わり、持久力を生かすには平均ペースの逃げに持ち込むしかない。雨はこなせる。2番手はダイワメジャー。前走のように早め早めの競馬に持ち込みたいだけに、インティが飛ばしてくれるのは有り難い。平均ペースの流れ。好位のダンスは前走同様にダイワを目標にするも、直線入り口まではジッと。後ろのアドマイヤ、スイープは互いを意識する。雨馬場を考えれると、前有利は明白。本命は復活を期すローエングリン。前走の毎日王冠3着は外枠発走からテンにやや行きたがる。3角で前にいたダンスが動いたことで壁がなくなり、ハミをグッと噛んで早めに仕掛ける誤算。4角でも口向き悪さを見せる。それでも、直線入り口でビュッと伸びかける。だが、残り2ハロン地点で内からダンスに接触されると、そこから末脚が鈍り、ゴール前は脚が止まってしまった。4角まで前に馬を置き、脚をタメられることができれば、際どい勝負になっていたことは間違いない。以前は精神的な脆さがあり、前へ行って失速する競馬を繰り返していたが、3走前の出負けが功を奏して差す競馬が板に付いてきた。ここは1ハロンの距離延長が課題となるが、雨で下を気にする分、折り合いは付きやすく、内枠で壁も作れる。2000㍍は心配なし。三分三厘までダンスの内で脚をタメ、直線で4分どころに持ち出せれば。

×ファストタテヤマ→オースミグラスワンに変更
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スワンS(GⅡ)予想

2006-10-27 23:58:55 | 見解
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京都11R スワンS(GⅡ 京都・外回り芝1400㍍)
◎インセンティブガイ
○チアフルスマイル
▲タマモホットプレイ
△シンボリエスケープ
×オレハマッテルゼ
×サイドワインダー
【見解】連闘のインセンティブガイを狙い打つ。前走の富士S12着は発馬直後から制御し切れず前へ行ってしまう。全体的に落ち着いた流れで4角では抑えきれずに先頭へ。直線で馬場の悪い内へ入ると、抵抗なく馬群に沈んだ。鞍上曰く「ずっと内にモタれていた」と。前々走の京成杯AH14着ではテンにゴチャつき、リズムを崩してしまった。中山マイルの持続力ある流れは向いているが、発馬直後にコナーを迎えるため、ゴチャつく分、逆にマイナスに作用する。スピードの持続力と折り合い面を考えれば間違いなく1ハロンの距離短縮はプラス。これならタメが作れて京王杯SCの再現が期待できる。スピード決着は望むところ。


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天皇賞・秋(GI)徹底研究!

2006-10-26 01:38:57 | 見解
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出否が注目されたディープインパクトだが、22日午後に回避を発表。一転して主軸不在の混戦メンバーと化した。好メンバーの揃った毎日王冠組に女傑スイープトウショウ、北海道の雄コスモバルク、3歳馬アドマイヤムーンが主力を形成する。先週は内の馬場が悪かったが、今週からA→Bコースになる。土曜日の競馬をしっかり見たい。時計も。展開的には枠順を見ないと断言はできないが、バランスの出方次第。中距離では平均ペースの逃げを得意としており、控えての切れ勝負では分が悪い。その他、早め早めに競馬したいダイワと底力勝負に持ち込みたいインティライミ。この2頭が突っつけばスローペースは考えられない。後ろの馬にもチャンスあり。

ダイワメジャー】〝早め早めの競馬で再度〟
前走の毎日王冠1着は道中、平均ペースの流れを、大外枠発走からスッと2番手へ。終始、〝攻め〟の姿勢で積極的な競馬。4角でダンスに早め来られて直線へ。その入り口の坂上、鞍上が懸命に手綱を押すが、なかなか反応しない。そこから左ステッキが入ると、外へ大きく寄れてしまう。その際にダンスと接触し、一旦は2番手へ下がる。だが、そこから粘りに粘り、ゴール前で再び差し返す芸当でV。前々走の宝塚記念4着は道悪で思うような競馬ができず。3走前の安田記念4着はハナへ立ったMボーラーが折り合いに専念したために、流れが落ち着いた。しかも、最内枠発走でスムーズに自ら動くことができず、直線の瞬発力勝負に。ラスト1ハロン地点までは懸命に抵抗したものの、最後は決めての差がモロに出てしまった。スピードの持続力のなかで持ち味を生かすタイプ。タメての瞬発力勝負では、分が悪いのは周知の事実。理想は前走のように引っ張る馬を積極的に追いかける形。ズブさが出てきているし、距離は問題ない。再度外枠を引き、バランスが引っ張ってくれれば。マークは甘い。

ダンスインザムード】〝タメて3度目の正直〟
このレースは一昨年2着、昨年3着と惜敗続き。前走の毎日王冠2着は以前の休み明けはチャカついてレース前に激しく消耗していたが、この日は落ち着き十分。年を重ねたことでドッシリした。道中は平均ペースの流れをジワッと好位追走。前のダイワ、横のアサクサを見ながらの最高位。終始、引っ張り切りの手応えで4角では抑えきれずに早めに進出。直線入り口で早々先頭へ並びかける。だが、そこで内のダイワに寄られて激しく接触するアクシデントが。怯むことなく一旦は抜け出しにかかったものの、その影響からゴール前で脚色が鈍ったところを差し返された。休み明けで安田記念時より22㌔増。多少なりとも余裕があったのは間違いない。本番へ向けて最高に試走となった。前々で流れに乗れるスピードがあって、尚且つ切れる脚も使える。前走、昨年のこのレースでは、早めにハミを噛んでいることから、馬群のなかで我慢させたい。人気を背負う分、後ろが気になる。

ローエングリン】〝楽に楽に直線勝負〟
復活を遂げた7歳馬。前走の毎日王冠3着は道中、外枠発走から前に馬を置けず、力みながらの追走。三分三厘ではハミをグッと噛み、抑えきれずに早めの仕掛けせざるを得ず。直線入り口ではビュッと鋭い脚を使うも、そこで内からダンスに接触させる不利が。そこから脚色が鈍り、3着を死守するのが精一杯だった。内枠から前に馬を置き、ギリギリまでタメることができれば勝っていたかも。前々走の京成杯AH4着は発馬直後にスッと控える。最後方で終始、引っ張り切りの手応え。勝負どころでゴチャつく内を嫌って大外へ。直線を向く時にかなり外へ膨れるロス。そこから長くいい脚を使って追い込むも、さすがに届かず。それでも、メンバー最速上がり34秒3の脚でしっかり見せ場を作った。3走前の関屋記念4着も発馬で後手を踏み、意を決して後方からの競馬。直線で馬群がバラけたところで、最内を突く。鋭い脚で見せ場を作ったものの、展開不向きで馬場の悪いところを通っては、あれが限界だった。以前は無理に前へ行き、早々失速するレースが続いていたが、3走前の出遅れが契機となり、差す競馬が板に付いてきた。7歳馬だが、道中の行きっぷりなどから衰えは皆無。1ハロンの距離延長でも、リラックスして走れれば問題ない。切れ味は鋭い。中団でタメれれば面白い。

コスモバルク】〝平均ペースで粘り強く〟
さあ悲願の日本GI制覇へ。前走のオールカマー2着は発馬直後に行く気を見せず、後方から。懸念された折り合いも付き、終始経済コースを通る。だが、勝負どころで馬群に包まれた直線まで動けず。運良く空いた内ラチを懸命に追う鞍上。最後はハナ差届かず。直前の攻めでバテバテだったため状態が心配されたが、底力で来た。2走前の札幌日経オープン2着は62㌔では仕方なし。3走前の宝塚記念は海外遠征後の検疫に手間取り、帰国が遅れた。その影響で滞在競馬ながら-10㌔。馬体が寂しかった。2000㍍は最も得意とする距離。切れる脚がないだけに、上がりの掛かるレースを希望。

スイープトウショウ】〝史上最強牝馬〟
骨折からカムバックした。前走の京都大賞典1着は久々で余裕残し。レースは超スローの上がり3ハロン勝負。それを中団のインで我慢。直線半ばまで持ったままの手応え。残り300㍍から仕掛けられると、ビュッと鋭い脚で一気の差し切り。力の違いを見せ付けた。前々走のエリザベス女王杯1着は発馬で後手を踏むも、いつもよりは出た。道中は後方のインで末脚を温存。終始、経済コースを通って少しずつ前へ進出。直線を向いて馬群のなかを突き抜けると矢のような鋭い伸び脚で一完歩ごとに前へ迫る。逃げ粘るオースミハルカをゴール前で差し切った。上がり3ハロンは33秒2。究極の切れ味だった。決め手の鋭さはNO.1。底力勝負、瞬発力勝負、どちらにも対応できるのは強みだ。叩き良化型だけに順当に上積みが望める。あとは発馬が悪いだけに、昨年のような流れではさすがに苦しい。中団に付けられれば。

オースミグラスワン】〝豪快なフットワークで〟
前走の毎日王冠8着は煽り気味の発馬で後手を踏む。その後は腹を括って最後方のインで脚をタメる。直線で馬群のなかに突っ込むと、長くいい脚を使ってジワジワ追い込む。上位争いへは加われなかったが、どこまでも突き抜けそうな勢いだった。大トビで豪快なフットワーク。1800㍍は短かった。前々走の新潟大賞典6着は大型馬の久々。いつもより前目で競馬するも、伸び切れなかった。叩き良化型で休養明け3戦目。前走の内容から1ハロン伸びるのは大歓迎。底力勝負なら。

バランスオブゲーム】〝平均ペースを自ら演出〟
GⅡホルダー返上なるか。前走のオールカマー1着は追い日の水曜に調教拒否し、木曜日に変更。この日も返し馬で策に接触して破壊するアクシデントに見舞われ、決してレース前は順調とはいえなかった。レースでも、テンに淡々とした流れだったため、折り合いを欠く。ペースアップした向こう正面でようやく折り合うと、勝負どころでジワッと先団へ取り付く。そのから追い出されると、粘り強い脚で後続の追随を振り切った。休養前の宝塚記念3着は大外枠発走からスッとハナへ。馬場を気にして慎重な競馬ではなく、2ハロン目から11秒3-12秒1-11秒9-12秒1と淀みないラップを刻む。この馬場を苦にしない同馬だからこそできる芸当だ。3角で息を入れると、4角から直線にかけて再び加速する。一旦は後続を引き離して〝夢〟を見るも、勝ち馬に打ち砕かれてしまった。これまでGIに14回挑戦し、ことごとく壁にぶち当たってきた。ここが最大のチャンスだろう。これまで府中は8戦1勝、3着1回。その1勝はきれいな平均ペースの流れでのものだった。決して得意の舞台ではない。これは切れる脚に乏しい面が影響している。逃げ馬不在のメンバー構成。自ら平均ペースの逃げに持ち込むしかない。雨は大好き。

アサクサデンエン】〝底力を武器に変わり身を〟
前走の毎日王冠13着は終始、好位のイン追走。1,2着馬を見ながら経済コースを通れた。だが、直線で反応がなく、そのままズルズル後退。内枠でプレッシャーがあったか。こんな馬ではない。休養前の安田記念2着はドバイ遠征明けで追い不足。それでも、底力を示して2着まで追い上げた。不利な外枠発走のため、道中は無理せず後方から。これは中途半端に前へ行くと外を通らされると考えた鞍上のファインプレー。だが、如何せん流れが落ち着いてしまった。直線を向くと馬群を縫うように狭いところをスッと突いて懸命に脚を伸ばす。勝ち馬には突き放されたが、同じメンバー最速上がり3ハロン33秒8の脚は存分に存在感を示した。府中は6勝しているように、最も得意とする舞台。底力は現役屈指だ。昨年騎乗の蛯名騎手は「2000㍍は長い」と語っている。

グレイトジャーニー】〝一瞬の脚で台頭〟
前走の7着は中団馬群追走から、ビュッと鋭い脚を使い、差し切るかの勢い。だが、ゴール前で完全に脚が上がってしまった。一瞬の決め手はGI級。だが、それが長続きしないがネック。GIの速い流れは歓迎だが、1ハロンの距離延長と府中は歓迎できない。マイルがベスト。

トリリオンカット】〝ズブく渋太く好位から〟
前走の朝日チャレンジC1着は道中、コンゴウリキシオーの作る淀みない流れを3番手追走。向こう正面でタイガーが早めに進出を開始するが、同馬はジッと我慢。3角で激しく手綱が動き、スブいところを見せ、4角ではステッキが入る。直線入り口でようやく反応を見ると、ジワジワと迫り、ゴール前の競り合いを制して重賞初制覇。叩き良化型で3戦目の今回は万全の仕上がりだった。渋太いタイプだけに、早めの競馬で活路を見出したいが、ここは相手が強い。馬体は見栄えする。

スウィフトカレント】〝GIの流れ大歓迎〟
前走のオールカマー4着は例によって最後方追走。折り合いもスムーズで手応えも抜群。直線で外からWジェネラーレに寄られ、左ステッキが入ってから内へモタれるなどスムーズな追い出しができず、伸びあぐねた。前々走の新潟記念4着は道中、大外枠発走からスッと最後方で控える。懸念された折り合いだが、速い流れが幸いして何とかクリア。だが、予想以上に馬群から離れたために4角で外へ持ち出すことができず、馬群の内へ。そこからビュッと反応して先団へ取り付くも最後は筒一杯に。大外枠発走のため、下手に道中、動くことができないのは痛かった。一瞬の決め手は小倉記念、日経新春杯2着で証明済み。年齢とともに折り合いも付くようになったが、GIの速い流れに越したことはない。

カンパニー】〝叩き一変で初タイトルを〟
前走の毎日王冠5着は発馬直後にメジロマントルに接触される不利。道中、例によって後方からの追走。だが、手綱のアクションに余裕がなく、追っ付けながらの追走。直線で大外へ持ち出されると、前が詰まったこともあり、ジリジリとしか脚が使えず。久々は走らない傾向か。直前で速い時計を出したものの、余裕残しだったのは確か。前々走の宝塚記念5着は道悪、その前の安田記念は道中に何度も前をカットされるなどの不利があり、チグハグな競馬になってしまった。決め手の鋭さはGI級。京阪杯1着圧勝が叩き2戦目。前走からの上積みは大きい。

ハットトリック】〝鬼門の府中、払拭へ〟
前走の毎日王冠12着は発馬で大きな後手を踏む。その後もレースの流れに乗れず。勝負どころで手綱が動くのはいつものことだが、直線で伸びる気配すらなかった。59㌔で久々。次走以降へ向けて余裕残しだったのは確か。休養前の宝塚記念7着は道悪、その前の安田記念13着は中団に付け、終始、経済コースを通ると直線もインを突く。突き抜けるかの勢いだったが、逃げ馬がヨレた煽りを食らって進路を妨害させる大きな不利。力を出し切れなかった。昨年のこのレースは超スローの流れを、メンバー最速上がり3ハロン32秒6の末脚で見せ場たっぷりの内容だった。エンジンの掛かりは遅いが、点火してからの末脚は驚異的だ。このところ府中に実績がないのはスムーズな競馬ができていないだけで、間違いなく合っている。仕掛けの段階でズブいため、どうしても不利を受けやすい。昨年のように外目へ持ち出せれば、スイープにも劣らない決め手を持っている。時計勝負も臨むところ。叩き良化型。最終追いに注目。人気薄過ぎる。当日の落ち着きにご注目。

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ファストタテヤマ】〝波乱の目あり〟
前走の京都大賞典2着は超スローを後方でピタリと折り合う。直線で大外から豪快に差し込むも、ゴール前で急に大外へ膨れてしまい届かず。惜しいレースだった。前々走の札幌記念6着は超スローの競馬。これを最後方追走するも、小回りの多頭数ゆえに動けず、脚を余してしまった。左回りは全く実績がないが、本格化した昨夏以降は走っていない。これが刺激材料になれば。鞍上は乗っている。

インティライミ】〝強気で復活を〟
前走の京都大賞典7着は未勝利戦並の超スロー競馬で、上がり3ハロン勝負の流れ。これを好位のインで競馬するも、伸びきれず。底力勝負で台頭する馬で、瞬発力勝負では分が悪かった。佐藤哲騎手が騎乗停止で乗り替わった影響もあった。休養前の阪神大賞典8着はレース中に背中を痛め、反動もあった。東京優駿2着では厳しい流れを先行して粘る強い内容。京都新聞杯も横綱相撲。底力は相当なもの。昨夏から蹄の病に悩まされたが、今は不安なし。バランスオブゲームが引っ張る流れで、鞍上が戻れば。自らの大逃亡も十分。

ローゼンクロイツ】〝控えてどこまで〟
前走の京都大賞典4着は抑えきれずにハナへ立たされる。本来の競馬ではなかった。GⅢでも甘さを見せている現状で、GIでは厳しい。

アドマイヤムーン】〝3歳の勢いどこまで〟
マイナス8㌔とスッキリした仕上がりで、下見どころから気合い満点。道中は超スローの流れを後方で他馬を見ながらの追走。終始、前のエリモハリアーを射程圏に入れながら4角で外目へ持ち出す。直線で仕掛けられてからはビュッと一気の末脚。瞬く間に差し切った。初の古馬との力関係は何ら問題なかった。一瞬の爆発力が持ち味だけに札幌も良かったし、スローの団子競馬も向いた。前々走の東京優駿7着は後方で脚をタメる。直線で一瞬の脚は見せるも、弾けなかった。一瞬の決め手は鋭いのだが、長続きしないのがネック。早めに先頭へ立つとソラを使うのも気がかり。府中は共同通信杯勝ちがあるが、これは直線半ばまで緩い流れで脚をタメ、追い出しを我慢してのもの。古馬の天皇賞ではそんな理想的な競馬は望めない。スイープを意識しての競馬になるか。

サクラメガワンダー】〝早熟とは言わせない〟
前走の毎日王冠9着は残り2ハロン地点からビュッと脚を使い、大外で見せ場を作るも、ゴール前は甘くなった。使える脚は一瞬だけに府中では仕掛けどころが難しい。マイルCSで面白い存在。


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菊花賞(GI)回顧

2006-10-23 23:29:22 | 見解
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2006/10/22 5回 京都 6日目 晴(良)
11R サラ系3歳 菊花賞(G1) 牡・牝○指(馬齢) 芝3000
A【馬場】A→Aコース3週目。朝から高速決着続く馬場。外差し決まる。

12.8 - 11.5 - 11.1 - 11.6 - 11.7 - 11.7 - 12.9 - 12.8 - 12.9 - 13.2 - 13.0 - 11.9 - 11.2 - 12.5 - 11.9

【展開】Aメインが押してハナ。2ハロン目から11秒5→11秒1→11秒6→11秒7と速いラップを刻み、後続の仕掛けを封印。完全に一人旅の流れに持ち込んだ。1角から13秒前後のラップに落として息を入れる。後続は終始、10馬身くらい離れた位置からの競馬で折り合いに専念。メインが3角の下り坂で再び加速を開始させると、好位に位置していたサムソンがこれを追いかける。それをマークする形で後方の馬も仕掛けを開始。直線でバテながらも貯金で粘るメインに、好位からサムソン、更には折り合いに専念していたドリーム、ソングオブが強襲。

3冠を打ち砕く、瞬きする間もない瞬発力。伏兵ソングオブウインドの末脚は、それほどインパクトが大きかった。坂路で行われた最終スパーリングは終い重点ながら、脚の回転が速いフットワークで好調をアピール。下見どころでは不気味なほどに落ち着き払い、黒光りで見栄えある馬体がより一層大きく見えた。道中は大外枠発走からフワッと出て、無理することなく後方からの競馬。うまくハミが抜けてリラックスした道中。「下手に動けば持って行かれそうな手応えだった」と鞍上の武幸騎手。その後も他馬と接触することなくマイペース。4角の下り坂を利用し、大外を瞬時の加速力で一気に先団へ取り付く。抜群の手応えで直線を向くと、3冠を目指すメイショウサムソンと粘るアドマイヤメインを一瞬のうちに抜き去る。最後はドリームパスポートとの一気打ちになるが、これもあっさり交わしてクラシック制覇。上がり3ハロンは驚異の33秒5。3分2秒7はコースレコード。最後の切れ味は紛れもない本物。文句なし。

2着のドリームパスポートは一度使われて馬体がフックラ。下見どころでは小刻みに速いテンポの周回。発馬を決めると中団へ。すぐに迎えた下り坂で掛かり気味になるも、スタンド前では平静を取り戻す。その後はジッと前のMサムソンをマーク。4角の下り坂でサムソンが動き出すと、連れて進出。直線入り口からラスト1ハロン地点まで猛烈な末脚で追い込む。鞍上も勝利を確信したが、その外から勝ち馬が強襲。ゴール前で交わされた。1800㍍から3000㍍まで、どの距離でも切れ味鋭い脚が使える馬はそういない。凄い馬だ。

3着のアドマイヤメインは叩かれて上積み十分だった。好発を決めると、押して押してハナへ。上記に書いたように、2ハロン目から11秒台の速いラップを刻み、スタンド前までに他馬を突き放し、後続の仕掛けを封印させることに成功。1角から思惑通りに息を入れると、3角まで理想的に運ぶ。下り坂の残り4ハロン地点から加速して後続を誘惑させつつ、逃げ込みを図る。直線を向いてもかなりの差があり、一瞬は夢を見た。だが、バテたところを次元の違う末脚で追い込んできた2頭に、あっさり捕まってしまった。鞍上の巧みな戦法はさすがだったし、見せ場十分だった。レコード決着を演出。

3冠達成を夢見たメイショウサムソン。だが、現実は厳しかった。下見どころではボリューム感溢れる馬体。しかし、太く見せるタイプとはいえ、腹回りに余裕があったのは確か。道中はポンと好位の4番手。懸念された折り合いはピタリと付き、スムーズな道中。だが、誤算だったのはAメインが離し逃げを打ったことと、レコードが続出する高速馬場。1番人気である以上、後続のマークされることは分かっていても、逃げている有力馬を捕らえに行くことは宿命だ。4角の下り坂で進出を開始させると、直線入り口では単独2番手へ。だが、いつものサムソンなら抜群の勝負根性で詰め寄るも、いつもの伸びが見られない。後続の2頭にあっさり交わされると、自身も最後にバテてしまう。Aメインを捕らえるどころか、4着を死守するのが精一杯だった。粘り強いタイプだけに、高速馬場は歓迎できないし、切れ味にも乏しい。仕掛けどころが難しく、なし崩しに脚を使わされるパターンとなった。それでも、正攻法で戦った鞍上と関係者の方々、そしてサムソンに一言。お疲れ様でした。

関東の惑星アクシオンは追い切りで暴走し、折り合いに不安を漂わせた。道中はうまく後方でなだめることに成功したに見えたが、気負いながら走っていて行きたがった。それでも、直線で馬群の内を突くと、目を見張る末脚で縫うように伸びた。届きはしなかったが、見せ場たっぷりだった。前走のHTB賞で見せた馬群を瞬時に割った切れ味は本物だった。陣営も話すとおり本格化は来年。GI戦線を賑わしてくれそうだ。

インテレットはゲートで潜るアクシデント。それでも、発馬直後は完璧に折り合い、最後方で脚をタメることに成功。終始、勝ち馬の内で競馬すると、勝負どころで外目へ。直線は上位2頭ほどでないにしろ、それなりに伸びた。長距離OK。

マルカシェンクは折り合いがスムーズで中団馬群から理想的な運びだったが、三分三厘で手応えが怪しくなり、直線は見せ場作れず。鞍上は「春よりトモがパンとした」と。中距離で巻き返す。この厳しい流れを経験したことは大きい。

トーホウアランはポンと好発を決めると、好位でスムーズに流れに乗る。終始、経済コースで理想的な競馬だったが、直線で伸びきれず。この辺りはぶっつけの影響なのか。トビが大きく、やはり長丁場向きの追走姿。一度使われて馬体に張りが出れば。

本命視したミストラルクルーズは内枠から経済コースの後方追走。長距離ランナーらしく、折り合いは完璧。だが、三分三厘でバテ馬を捌き切れず、仕掛けが遅れる。4角から直線にかけてAコース特有の馬群がバラけたところで進路は十分だったが、伸びは今ひとつだった。高速決着も良くなかった。

穴人気のアペリティフは道中、Mサムソンをマークしながらの道中。三分三厘でサムソンが仕掛けを開始したと同時に、連れて仕掛ける強気の競馬。4角でも手応えは抜群だったが、直線は飲み込まれた。距離長いか。

フサイチジャンクは発馬直後の下り坂で行きたがるも、スタンド前から落ち着きを取り戻し、中団のインでスムーズな道中。だが、結果は惨敗。どうしたことか。

アクシオンの今後に注目大
 
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菊花賞観戦記

2006-10-23 00:29:56 | Weblog
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 メイショウサムソンの3冠達成が期待された今年の菊花賞。舞台となる京都競馬場には、朝早くから多くのファンが駆けつけ、昨年のディープフィーバーにも負けないくらいの勢いだった。私も9時前に到着したのだが、既に入り口付近は混雑していた。京都は半年ぶりだったが、馬場が広くてコースまでの距離が近いため、中京にはない迫力がある。レースはアドマイヤメインがスタートからガンガン飛ばして大逃げを打つ展開で、場内がドッと沸く。単勝200円の圧倒的1番人気に支持されたサムソンは、それを2番手グループの外目追走。坂下で自ら動き、直線入り口で一旦は2番手に上がるも、残念ながら勝利を手にすることはできなかった。それでも、力を出し切れての結果だし、正攻法の気持ちいいレースだった。勝ったソングオブウインドとドリームパスポートの末脚はお見事。高速馬場だったとはいえ、コースレコードのおまけ付き。全馬が力を出し切れた素晴らしいレースだった。





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菊花賞(GI)最終結論

2006-10-21 22:32:31 | 最終結論
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〝波乱の菊は関東から〟  
京都11R 菊花賞(GI)
◎ミストラルクルーズ
○トーホウアラン
▲メイショウボーラー
△アドマイヤメイン
×マルカシェンク
×アクシオン
【見解】
メイショウサムソンの三冠成るか否かが注目される。展開的にもこの馬の仕掛け次第で変わってくる。アドマイヤメインが離し気味の逃げを打ち、2番手グループのイン中団にサムソンは構える。一周目のスタンド前までは、やや速いラップが刻まれ、1角から3角までは緩む。三分三厘の下り坂からサムソンが早めの仕掛け。それに連れてトーホウ、マルカ、フサイチも動く。ドリームはワンテンポ遅らせた仕掛け。4角で早々とAメインに並びかけると、直線は激しい叩き合い。こうなれば、早めに動いた組は末が甘くなる。本命は関東馬ミストラルクルーズ。前走のセントライト記念3着は大型馬の久々。後方待機からインを通り、末を伸ばすも届かず。休養前の府中2400㍍は中団から長くいい脚を使い、力の違いを見せ付けて完勝した。3走前の青葉賞6着は追走に手を焼き、仕掛けが遅れる。しかも、直線で手前を何度も替える若さを見せながら、ジワジワ伸びた。追ってからエンジンが掛かるまで時間の掛かるタイプ。そこから繰り出す息の長い末脚は、2走前で実証済み。間違いなく距離延長はプラスに働く。一度使われた上積みは大きいし、鞍上も美浦まで調教をつけに足を運び、癖を熟知。長丁場の内枠も買い材料だ。有力どころが甘くなったところを差す!

後日、現地観戦レポートをしたいと思います

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富士S(GⅢ)予想

2006-10-21 00:24:23 | 最終結論
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土曜日東京11R 富士S
◎カンファーベスト
○テレグノシス
▲スズカフェニックス
△フジサイレンス
×インセンティブガイ
×エアシェイディ

【見解】
マイルで好走の続くカンファーベストを再度狙う。以前は中距離を使われて折り合いを欠いてなし崩しに脚を使わされるパターンに陥っていた。ところが、2走前にこの距離を使われてからは別馬のような走り。タメての切れ味勝負にも対応できるようになった。本格化した今なら府中も何ら問題ない。むしろジックリ構えられる分、プラス。

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菊花賞(GI)展望・1

2006-10-18 00:08:09 | 見解
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 2年連続の3冠馬誕生なるか-。3歳牡馬クラシック路線は目立った上がり馬も存在せず、春の再戦が色濃い。注目していたエリモエクスパイアの除外は残念だが、上位馬の取捨に力を注ぎたい。そして、今回がサンデーサイレンス産駒にとってラストクラウンとなる。数々の栄光を手にしてきた同産駒たち。アドマイヤメイン、アクシオン、トーセンシャナオー、フサイチジャンク、マルカシェンクの意地にも注目。

アクシオン
前走のHTB賞は締まった流れを好位のイン追走。終始、折り合いもスムーズでしごく順調の道中。三分三厘で他馬の手綱が激しく動く中、この馬は持ったままの痺れる手応え。直線で狭いところをスッと瞬時の加速力で突き抜け、グイグイと伸び続けて圧勝。とても強い内容だった。前々走のTVh賞2着はスローの流れを好位追走。終始、勝ち馬にマークされる形。三分三厘で自ら動いて一騎打ち。直線で2頭のマッチレースとなり、3着以下を子ども扱いしたものの、クビの上げ下げで敗れた。以前は膝の裏に水が溜まる病で力を出し切れていなかったが、放牧を挟んだ3走前から本格化。一戦毎に強くなっているし、ここも上積みが望める。楽しみな一戦だ。

メイショウサムソン
2年連続の3冠馬誕生なるか-。前走の神戸新聞杯2着は好発を決めるとスッと前へ。だが、ゴール板の前で外へ膨れてアペリィティフに接触。1角ではTサポートに激突し、鞍上が制御するのに失敗。当然、折り合いを欠いて力みながらの追走。勝負どころでAメインを目標に早めに進出する。だが、直線入り口で、またしても内側へ斜行。Aメインの進路を妨害。ゴール前では併せたFリシャールをも妨害してしまった。降着でもおかしくない内容だった。馬自身は、他馬と接触し、折り合いを欠きながら、直線入り口での反応はさすがのものだった。最後は内外離れた勝ち馬に強襲されたが、2冠馬としての実力は見せた。前々走の東京優駿1着はAメインの作る緩い流れを5番手のイン追走。終始、折り合いもスムーズで流れに乗る。ペースを考慮して3~4角で除々に外目へ持ち出して進出。直線入り口で先行馬を捕らえて、残り200㍍地点で先頭へ躍り出る。そこから力強いフットワークで最後は手綱を抑える余裕を見せてダービー制覇。最後まで脚色は衰えず、強い内容だった。3走前の皐月賞1着は道中、淡々とした流れを好位追走。無理に前を追いかけることもなく落ち着いた姿。Fリシャールが仕掛けた3角で、同馬も外を通って進出。直線でバテたリシャールを捕らえて単独先頭へ躍り出ると、今度は最内からDパスポートの強襲。だが、粘り強い脚で凌いで戴冠。上がり3ハロン35秒1。決して切れる脚はないが、平均ペースで持ち味が最大限に生きた。迫力満点の馬体は3冠馬に相応しいもの。並んでからの勝負根性、持久力に優れる。足元をすくわれるケースなら、前走のような切れ者。あとは鞍上のプレッシャーだ。神戸新聞杯はアタフタしていた。Aメインが離し逃げをし、自ら追いかける立場になった時、早め早めの仕掛けをするだろう。それで最後まで脚が持つのか。それが焦点。

アドマイヤメイン
前走の神戸新聞杯7着は久々で急仕上げ気味。直前の攻めで併走遅れ、仕上がり一息だった。道中は大外枠発走から前へ行くも、速い馬を捌けず3番手から。若干行きたがり、外目を通らされる道中。勝負どころで手応えが怪しくなると、直線入り口ではサムソンに前を塞がれ、手綱を引っ張る不利。一旦、後方へ下がりながらジワジワ盛り返していただけに、悔やまれる出来事だった。トビが大きく、ダッシュ力があるわけではない。その意味では小回り中京は向かなかった。前々走の東京優駿2着は馬場を考慮し、超スローに落としての逃げ。うまく息を入れて逃げられたのだが、直線で早めに勝ち馬に並ばれると、着差以上に突き放された。3走前の青葉賞が秀逸。6ハロン目まで12秒前後の淀みないラップを刻んで離し逃げ。向こう正面から3角にかけて12秒5-13秒0とたっぷり息を入れると、4角から再び加速開始。最後まで脚色が衰えることなく逃亡した。本来は3走前のように速い流れを刻み、後続に脚を使わせる戦法を得意とする。発馬直後からスタンド前まで飛ばし、1角から3角まで息を入れられる緩急ある競馬ができれば巻き返しは十分。

ソングオブウインド
前走の神戸新聞杯3着は好発を決めると、積極的策。だが、1角で内から激突されて折り合いを欠く。その後は冷静さを取り戻して2番手で折り合う。4角で早めに先頭へ立つと、直線で2,4着馬に飲み込まれかける。それでも、粘り強い脚で応戦してギリギリまで踏ん張った。もっとスムーズでタメが利いていれば戴冠も有り得た。前々走のラジオたんぱ賞2着は道悪。終始、馬群の外目を通らされる苦しい展開で、コーナーワークもぎこちない。それでも、直線でジワジワ伸びたのは評価できる。3走前の夏木立賞1着は中緩みの展開を中団から長くいい脚を使って快勝。前走で一線級と渡り合えることは分かった。距離の不安は残るが…。

ドリームパスポート
前走の神戸新聞杯1着は道中、Mサムソンをマークする形で積極的な競馬。だが、その影響からか、折り合いを欠いてしまう。勝負どころでライバルが進出を開始すると、連れて仕掛ける。直線で大外へ持ち出させると、鞍上の懸命な追い出しが始まる。それに応え、ゴール前100㍍で脅威の鬼脚が炸裂し、クビ差突き抜けた。前走後に軽い骨折が判明し、乗り込みを開始したのは8月。攻め不足は否めなかったが、最終追いで抜群の動きを見せて、ギリギリ仕上がった。切れ味は健在だった。休養前の東京優駿3着は道中、後方3番手で末脚をタメる。折り合いもスムーズで直線は大外へ。他馬が懸命に手綱を動かすなか、同馬は持ったまま。直線半ばでようやく追い出されると、ビュッと鋭い末脚を繰り出すも、ゴール前で脚色が同じになってしまった。上がり3ハロンはメンバー最速34秒9。ペースの上がった直線入り口の手応え、追ってからの反応は流石のものだった。追ってからの切れ味は間違いなくNO.1。ただ、やはり3000㍍の舞台で鈍らないかの懸念はある。ベストは1600~2000㍍の気がする。前走で積極的な競馬をしたことで折り合いに不安が残ったが、長距離のスペシャリストを鞍上に迎えたことで解消できそう。PHOTOパドックを見る限り、前走以上にフックラ見せて反動はなさそうだ。

トーセンシャナオー
前走のセントライト記念1着はマイナス20㌔減。細く映った。道中は平均ペースの流れを好位のイン追走。終始、内の経済コースを通る。4角で逃げ馬を捕らえると、直線でラスト1ハロン12秒7とバテながらも粘り通した。ただ、いくら馬場が悪いとはいえ、レースラップで11秒台が2つしかなかったのは不満。切れる脚がなく、淀みない流れを先行して粘り込むタイプ。京都に替わるはどうか。折り合いにも不安あり。


トウショウシロッコ
前走のセントライト記念2着は道中、中団のインで脚をタメる競馬。三分三厘で手応えが怪しくなるも、直線入り口で先頭争いへ。坂下では差し切ろうかの勢いだったが、坂上で脚が止まってしまった。平坦コースに替わるのはいいが、距離は長い。前走より大幅にメンバーが強化され。

ミストラルクルーズ
前走のセントライト記念は後方インをロスなく追走。三分三厘から直線にかけてもインを通る。決して手応えは良くなかったが、ジワジワと伸びてきた。休養前の500万戦は好位から長くいい脚を使い、青葉賞6着ではテンの追走に苦労し、直線で手前を何度も替えながら、直線でジワジワ伸びた。間違いなく距離延長はプラスに働くだろう。計り知れないスタミナ。相手は強いが、色気あり。

アエローザ
前走の鳴滝特別は菊花賞出走を目指して急仕上げ。それでも、中団のインで折り合いに専念すると、33秒9の末脚で差し切った。だが、この中間は急仕上げを快勝した反動から、左後肢にフレグモーネを発症し、熱発。順調さを欠いてGIでは…。

アペリティフ
前走の神戸新聞杯9着は発馬直後のスタンド前でMサムソンに激突され、ゴチャつきの煽りを受けた一頭。2角では折り合いを欠いて持っていかれてしまう。更には勝負どころで勝ち馬に内からプレッシャーを受ける始末。全く競馬にならなかった。休養前の東京優駿6着は外目を通らされるロス。3~4角にかけても大外。それでも、懸命に直線で末脚を伸ばした。2500㍍の勝利経験があるし、距離は良さそう。

トーホウアラン
調教ゼッケン777番。前走の東京優駿9着は道中、スローの流れを好位のインで流れに乗る。終始、スムーズな競馬で抜群の手応え。だが、直線入り口で前のFリシャールに前をカットされ、手綱を引っ張る大きな不利。その後は立て直したものの、戦意を喪失してしまった。仕方なし。前々走の京都新聞杯1着は発馬直後にスッと2番手のインへ。これは前々走で1800㍍の流れを経験したからだろう。終始、折り合いを欠くことなくスムーズな追走。残り4ハロンの下り坂から一気にペースを上げて先頭へ躍り出る。33秒台の決着のため着差は僅かだが、最後まで脚色が衰えることなく33秒4の脚でまとめて快勝した。フットワークが大きく、スプリングSのような小回りでは加速しにくく、窮屈。ゆったり流れに乗れる長距離は歓迎だし、京都向き。問題は前走後に骨折し、ダービー以来の実践となること。たっぷり乗り込まれているが、やはり割引は必要。

フサイチジャンク
前走のセントライト記念6着は4角で不利があったとはいえ、直線での伸び脚が今ひとつ。GIを意識するなら、もうひとアクションほしかった。休養前の東京優駿11着は後方から折り合い専念するも、直線で内へモタれ、最後は完全に脚が上がっていた。ここで底が割れてしまった感はあるし、距離がいいとも思えない。発馬にも課題があり…。

インテレット
前走のセントライト記念9着は発馬で躓き、慌ててスタンド前から1角にかけて脚を使って前へ。これは皐月賞の時と全く同じだった。三分三厘で手応えが怪しくなると、直線は見せ場すらなかった。本来は中団をジックリ追走し、そこから平均して脚を使うタイプ。バリバリのステイヤー血統で叩き2戦目、ここ2走が不本意な競馬が続いているだけに、変わり身の余地あり。

ネヴァプション
前走の九十九里特別1着は三分三厘から手綱が動いてズブさを見せたが、エンジンが掛かってからは良い脚を使って差し切った。どうやら長距離向きのよう。相手は強いが楽しみだ。

タガノマーシャル
前走のTVh賞1着はスローの流れのなか、好位からアクシオンを徹底マーク。三分三厘でライバルが動くのに連れて進出。最後は2頭の叩き合いとなり、ゴール前で差し切った。この展開で3着以下を突き放したのは優秀。抽選を突破できれば。

マルカシェンク
前走の毎日王冠4着は煽り気味の発馬で後手を踏む。そこから仕掛けて中団へ。その後はスムーズな折り合い。直線で外目へ持ち出すと、ジワジワ伸びたものの、差し切れず。淀みない流れを経験するのは初めてだったし、久々でプラス10㌔。軽い骨折明けで急仕上げだった。休養前の東京優駿4着はやはり発馬が悪かった。道中は中団の内目で末脚をタメる。終始、内の経済コースを通れた。直線でも最内を突くと、狭いこところを一瞬の脚で抜け出してきた。最後は脚色が鈍ったものの、見せ場は作った。叩き2戦目で上積みは望めるものの、スローの差し馬の傾向にあり、持久力のある展開で末脚を持続させられるかに疑問が残る。

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秋華賞(GI)回顧

2006-10-16 22:15:58 | 回顧
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【馬場】Aコース2週目。中間の降雨は少なく、依然として絶好の馬場。

12.0 - 10.6 - 11.9 - 12.0 - 11.9 - 12.2 - 12.0 - 12.0 - 11.6 - 12.0

【展開】Tサンサン、コイウタが果敢に前へ。発馬から速いラップを刻み、全く緩みのないレース。前3頭が離し、後続もある程度追走。三分三厘からアサヒを目標にカワカミが動き、ニシノ、アドマイヤもそれに続く。直線は底力勝負。

同世代牝馬には負けられない。休み明けのカワカミプリンセスが、力の違いを見せ付けて無傷の5連勝で2冠達成を果たした。下見どころから気合い乗り満点で、走る気十分。抜群の発馬を決めると、道中は速い流れを中団追走。前のアサヒを見ながらの競馬。3角で除々に仕掛けてポディションを上げていくも、4角で内の馬と接触する不利が。そこで手綱が動いて手応えは良くない。それでも、直線で力強いフットワークで一完歩毎に差を詰め、ゴール前できっちり差し切った。緩みない流れを最後まで伸び続けたのは秀逸。強い。遅生まれの2冠馬、まだまだ成長は止まらない。

2着も休み明けのアサヒライジング。下見どころからチャカつき、前々走の優駿牝馬に比べると16㌔増。余裕があったのは確か。道中は外枠から、先行争いに加わることなく4番手へ。折り合いはスムーズ。三分三厘でも無理に前を追うことなく、除々に仕掛ける。直線入り口でスッと反応して、シェルズレイを抜き去ると、単独先頭に踊り出る。ゴール前で僅かに差されたものの、急仕上げで万全の状態ではなかったことを考えれば十分な内容だった。こちらもかなり強い。

3着のフサイチパンドラはハミを替え、舌を縛ってきた。その効果は絶大で、速い流れも手伝って道中は中団のインで折り合うことに成功。馬群のなかで脚をタメられると、ギリギリまで仕掛けを我慢。4角から直線にかけて外へ回すのではなく、内目を突く。そこからジワジワ伸びたものの、差し切るまでには至らなかった。力を出し切っての結果。上位2頭が強かった。前走のように前へ行くのではなく、速い流れを中団でタメる競馬が合っていそうだ。

1番人気のアドマイヤキッスは残念ながら期待に応えることはできなかった。道中はスッと控え、前のKプリンセスを見ながらの競馬。だが、前走のようにインを奪うことができず、終始、外を通らされる競馬。三分三厘でもかなり外を通らされ、直線も大外。最後は良い脚を使っていたが、ここまで。コース差は大きかった。京都の外回りで着差は詰まるはず。

ローズSで波乱を生んだシェルズレイは道中、前2頭が飛ばす速い流れを3番手から離されず追走。この流れにもかかわらず、終始、掛かり気味の追走。本来なら4角でバテて失速してもおかしくないケースだが、直線でAライジングにスッと交わされてからも、粘りに粘り、5着入線。切れる脚はないが、強靭なスタミナを生かせた。後続を離す競馬で、粘りを生かす最高の形だったが、如何せん、絡む馬がいて流れが速かった。この馬も強い。

桜花賞馬キストゥヘヴンは、金曜輸送でスクーリングを行い、万全の態勢を敷いてきた。その効果が現れ、下見どころから落ち着き十分だった。道中は最内枠発走から、中団のインで折り合いに成功。終始、スムーズな追走でギリギリまで追い出しを我慢。だが、直線で思ったほど弾けなかった。やはり、マイルがいいか。

サンドリオンは速い流れを中団前目を積極的に追走。良い経験になったはず。




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秋華賞(GI)最終結論ほか

2006-10-15 00:36:31 | 最終結論
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〝無敗の女王継続へ〟
京都11R 秋華賞(GI)
◎カワカミプリンセス
○アドマイヤキッス
▲シークレットコード
△サンドリオン
×アサヒライジング
×ソリッドプラチナム
【見解】
消耗戦のオークスを制したカワカミプリンセスを本命視。遅生まれでキャリア3戦の馬にとって厳しい流れだったが、底力で突き抜けた。かなりの大物であることは間違いない。その後、5ヶ月の休養を経ての参戦となる。どの馬よりも成長が見込めるし、乗り込みも入念。ここでは負けられない。アドマイヤキッスの安定感と器用さは京都内回りで脅威。カワカミとの力差はあるものの、一度実践を経験しているだけに肉薄できる。叩いて上積みが望めるシークレットコードが怖い。新馬で見せた切れ味、キャリア1戦で挑んだ阪神JFの走りを再現できれば。


東京11R 府中牝馬S
◎ヤマニンメルベイユ
○デアリングハート
▲サンレイジャスパー
△ディアデラノビア
×レクレドール
×スプリングドリュー
【見解】
一息入ったヤマニンメルベイユを狙う。前走の新潟記念9着は大幅に馬体が減り、万全の状態ではなかった。しかも、先行馬には厳しい流れでは仕方なし。2走前の天の川S1着ではTシロッコとの競り合いを制した。追って渋太い。一息入れて馬体が回復していれば。デアリングハートの前走は、Hペースの流れを三分三厘から抜群の手応えで動き、余裕綽々で押し切った。スピードの持続力を生かせる流れになれば。


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