中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

フローラステークス 回顧

2020-04-26 16:40:00 | 回顧

12.5 - 11.3 - 11.3 - 11.6 - 11.9 - 11.9 - 12.5 - 11.8 - 11.8 - 12.1=1:58.7

ウインマリリンは10キロ減で絞れていた。3番枠から好発を決めてスッと4番手のインをキープ。道中の折り合いはスムーズだが、1000㍍通過58秒6のハイペースで自身も最低59秒1で追走。決して楽なポジションではない。しかも強風で横から砂が吹き荒れる悪条件。それでも坂下で鞍上がインにポジションを求めてスパート。ラスト1ハロンで左手前に替えてもうひと伸び。鞍上は重賞初制覇。2着馬との差は坂下で瞬時にスペースを見つけて突っ込んだ鞍上の好判断が大きかった。底力のある走り。

ホウオウピースフルは馬なりで好位。道中は少し口を割って行きたがる。マイルで体操に苦労した前走とは雲泥の差。直線で馬込みに包まれで行き場がない。前も外も塞がれた状態。ようやく残り250㍍で進路を見つけて一完歩毎に差を詰めるも差し切れず。勝ち馬とは勝負所での仕掛けの速さ。脚を余した。長く脚を使えるし距離延長は良い。

フアナは4キロ減の416キロでも歩様は大きめ。16番枠からスッとインに切れ込む。道中は縦長のハイペースを中団のイン追走。直線で馬込みに包まれながらもスカイグルーヴとショウナンの間の狭い所をこじ開ける。外から相当被されながらも怯まない勝負根性は立派。最後は一杯一杯も外からよく伸びた。長く脚を使えるし、小柄ながら大トビで長い距離と広いコースが合う。

スカイグルーヴは14キロ減。やはりヒ腹が浮いて細かった。テンションもギリギリでこの時期の牝馬特有の難しさがあった。好発を決めても無理に行かせなかったし、少し掛かった。4角で馬なりで手応えは良さそうに見えたが、追ってから伸びなかった。控えてもそれほどキレのあるタイプではなく、行ってこそだと思う。

レッドルレーヴは少し気合をつけて好位。1,2着馬とほぼポジションは同じの正攻法。直線で伸び切れなかったのは力任せ。前走も最後は勝ち馬と同じ脚色になっていた。それほど長く脚が続かないタイプかも。

エレヴァテッツァは初めて経験するハイペースに戸惑った形。押しても進まない感じだった。経験積んでから。

フローラステークス 

2020-04-26 14:11:00 | Weblog
本命は◉スカイグルーヴは軸不動。
他馬とはスピード性能が断然に違うので自然とハナ、先行できるタイプ。大トビで小回りの中山ではコーナーで減速しないといけないのは父エピファネイアと同じ。
開幕週のパンパン馬場と広い東京コースは間違いなくプラス。
後続に脚を使わせる平均ペースの逃げができるタイプ。
東京2000㍍はスタートしてすぐに2角で外枠の先行馬が急に内へ切れ込んでくるので真ん中枠の先行馬は苦しむケースもあるが、ここは10番枠以降に強力な先行馬不在で揉まれる心配もなし。

◯はエレヴァテッツァ。まだテンに厳しいラップを経験していないのは不安だが、前走の右手前に替えてからのゴール前の脚は強烈だった。
軽く促されただけでゴール前で併走馬を突き放した直前の坂路での動きも絶好。
1番枠でロスなく運べれば。

▲はフアナ。エンジンの切りの遅いタイプだが、長く脚を使えるタイプ。距離延長と東京コース向き。長距離輸送で馬体減りがなければ。

ルトロヴァイユの攻め気配が良い。3週連続でコースで意欲的に追われて最終追い切りは併走馬を圧倒した。

テイエムフローラも長期休養明けを叩かれて中3週で2週連続で意欲的に追われてきて上昇気配。前走の毎日杯は、平均ペースの締まった流れを発馬で行き脚がつかず仕掛けてポジションを取った事で余計に脚を使った。怖い一頭。

シャンドフルールも2週連続でコースで意欲的に追われて自己ベスト更新。大きなストライドで重心の低いフォームが目についた。
距離延長でスッと先行できれば面白い。

フローラS 予想

2020-04-25 21:50:00 | Weblog
フローラS 
◉スカイグルーヴ
◯エレヴァテッツァ
▲フアナ
△レッドルレーヴ
✖️ルトロヴァイユ
✖️ヴォリアーモ

スカイグルーヴを本命。大トビでスピード性能の違いで自然とハナヘ立つタイプ
前走の京成杯は外枠発走から馬なりで2番手。4角早め先頭も勝ち馬に差された。
大トビでコーナーで減速を強いられる小回りの中山よりも東京向き。9番枠を引き、10番枠以降で強力な先行馬を見当たらず被される心配もなし。
ダイワスカーレットのように後続に脚を使わせる逃げが合っている。

エレヴァテッツァの右手前の末脚も強烈。今週の坂路での最終追い切りも圧巻の動きで乗り込み量も足りている。

フアナはエンジンの掛かりは遅いが、長く脚を使えるタイプ。1ハロンの距離延長と直線の長い東京は合っている。長距離輸送で馬体減りがなければ。

攻め馬の気配の良いルトロヴァイユが穴。

皐月賞 回顧

2020-04-19 19:25:00 | Weblog

12.2 - 11.3 - 12.1 - 11.8 - 12.4 - 12.9 - 12.2 - 11.9 - 11.8 - 12.1=2:00.7

コントレイルは3ヶ月半の休み明けでもコース、坂路併用できっちり仕上がっていた。直前の坂路はスピード感満点の良い動きだった。
1番枠から馬任せ。内の荒れた馬場でそこまで行き脚がつかず後方から。ゴール版前で馬2頭分開ける。その後は離れた後方で折り合った。全体のペースが緩んだ3角手前でギュッと馬群が固まり、残り3ハロンの3角で大外からジワっと進出。少し仕掛けただけでグーンと一気に先団へ。この瞬時の脚が同馬の良さ。
直線で内へモタれることなく一気に伸びる。2着馬と併走の形となり差し切った。
前半タメる形になり折り合いもついた。これなら2400㍍も大丈夫だろう。
仕掛けてからの反応の良さも素晴らしい。
気性面も成長している。

サリオスは7番枠から馬任せでジワっと好位。折り合いは完璧。
鞍上が手綱を短く持ち操縦性に優れた気性。折り合いは完璧。
しかし3角手前から一気にペースが緩んだ事で馬群が一気に凝縮。
4角で外から一気に被されて手応えは抜群だが、馬場の良い大外へ出すタイミングを逸する。
本当はウインとビターの間を行きたかった。
馬場の悪い3分どころから抜け出し、直線で大外へ持ち出すも追い比べで競り負け。
仕掛けが遅れた事でコントレイルと瞬発力勝負になり分が悪かった。
スピード性能を生かして早め先頭で押し切りたかった。
最後まで手前を替えなかったのも影響した。
マイラーのスピード性能は相当なもの。
折り合いも完璧なので3歳春なら2400メートルも問題ないだろう。

ガリアクリークはヒューイックの好騎乗。
前半はしっかり後方で折り合い、3,4角で馬場の良い外めを通りながらサトノ、コントレイルの進路なので前が塞がらない。スムーズに直線も大外へ持ち出してジリジリ伸びた。
攻めの動きも絶好でタメれば切れる。

サトノフラッグは案外な負け方。
平均ペースの流れで向正面では体が伸び切って収縮が少ない動き。鞍上の手応えも良くない。
3,4角で早めに仕掛けたが4角の手応えはコントレイルと歴然。直線は外から一気に被された所で万事休す。
スピード、キレで上位2頭に力負け。

マイラプソディは直前の坂路がハミを掛け直されてステッキが入りながら手応えで見劣ったようにデキがイマイチ。
後方で折り合って前半は豊騎手の手応えも良かった。
流れが落ち着いた3角手前で大外から早めにスパート。一瞬は見せ場を作ったが、そこまで。
もう少し距離が長い方が良いストライド。

ダーリントンホールは2桁減も細くはなかった。
発馬で行き脚がつかず後方から。折り合いはついて我慢できていた。
3,4角で大外から仕掛けるもズブい。直線もジリ脚。
まだトモが緩いので頭が高く、発馬で行き脚がつかない。
距離も長いか。



桜花賞回顧

2020-04-12 19:02:00 | Weblog

12.4 - 11.2 - 11.3 - 11.6 - 11.5 - 11.7 - 12.6 - 13.8=1:36.1
34.8-23.1-38.1

デアリングタクトがV。好発を決めて馬任せで中団。いつもより前。3角で前がゴチャついてインを諦めてサッと外に舵を切った鞍上の好判断。
ただ一頭だけ4角で脚色の違いでスーッと大外へ。掻き込むフォームで一完歩毎に伸びて差し切り。
キャリア一戦で極悪馬場に屈せず前半もポジションを取りに行っての勝利。強い。

レシステンシアは17番枠から最高の競馬。馬任せで無理せずに先団へ。2ハロン目で2番手に取り付き、ペースが緩みがちな3角から馬体を併せて緩ませない。
この極悪馬場で中間2ハロン23.1は異様なペース。
これで後続に脚を使わせる持久戦に持ち込めた。
良馬場だったらそのまま行った行った可能性が高い内容だった。
スピードの持続性は秀逸。

スマイルカナは前走で行けずにチグハグになった競馬の反省を生かしてハナへ。
レシステンシアのプレッシャーを受けながらよく粘ったし、最後はフラつきながらも3着に狙った。

クラヴァシュドールは実に惜しい。4キロ減で心配したが、ギリギリ持ち堪えた。
好発を決めたスッと好位へ。しかし、3角で外から被されて怯んだ後にノメッて大きく手綱を引っ張るアクシデントが。
普通ならここで万事休すだが、立て直して直線はインからジワジワ伸びた。
勝負根性に課題あるが、強い。精神面の成長待ち。もう少しフックラしてほしい。

マルターズディオサはチューリップ賞から馬体が減って決して万全のデキではなかった。
5番枠から好発を決めて3番手。前のレシステンシアを意識した正攻法の競馬。

ミヤマザクラは鞍上の談話では何度もノメッていたとのこと。
本質は良馬場でもう少し長い距離でこそ。

リアアメリアは馬体はウォッカを彷彿とさせる素晴らしいもの。
しかし、まだトモが緩いしこの馬場とハイペースでは仕方ない。
もう少し長い距離か前半ゆったりで力を発揮する。