中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

阪神JF(GI)回顧

2021-12-30 14:55:02 | 回顧
12.2 - 10.4 - 11.5 - 12.3 - 12.6 - 12.1 - 10.9 - 11.8=1:33.8
34.1-24.9-34.8

サークルオブライフ。中緩みの平均ラップをすぐに中団外めへポジションを取る。直線で外めへ出す。前が壁になって左手綱を引いて大外へ。残り300㍍からグーンと加速。内へモタれたが長く脚を使って差し切り勝ち。エンジンの掛りは遅いが、長くいい脚を使える。

ラブリイユアアイズはスッと好位へ控える。3角手前で他馬と接触して嫌がる素振りを見せた。流れの緩んだ3,4角は引張り切りの手応え。直線は馬場の悪い3分どころから脚を使った。

ウォーターナビレラ。馬任せでスッと先行策。行きたがるのをなだめながらの道中。離れた3番手追走。直線で早め先頭に立つもゴール前で甘くなって差された。もう少しタメが効けば最後の粘りも違ってくる。1400㍍からの距離延長で行きたがる面もあった。

ナミュールは中2週で-10キロ。細かった。フワッとした発馬と行き脚もつかず。リカバリーする為にインを尽くす。だが、3,4角も前がびっしり壁になってポジションを上げられない。直線は馬場の悪い最内を尽くも、一瞬見せ場を作っただけだった。発馬と馬体維持に課題がある。決め手はGI級。

ナムラクレア。坂路で好時計連発。好発を決めるも無理せず後方のイン。道中の折り合いはバッチリ。4角ではかなり後方まで下がった。直線は馬込みの中から一瞬脚を使った。ベストは1200〜1400㍍。

ベルクレスタは惜しい。16番枠でスッと控えたが、内から張られて前に壁を作らない。流れの落ち着いた3,4角でガツンとハミを噛んで行ってしまった。流れが落ち着いた所なのでタメなければいけなかった。直線入口で先頭争いに躍り出るも直線はジリ脚。タメが効けばいい脚を使える。折り合いが課題。

ステルナティーアは3角手前で他馬と接触するアクシデントはあったが、直線はスペースがありながら脚が残っていなかった点は不満。

スタティスティクスは押しても行けずマイルGIの流れに戸惑った。中緩みになって3,4角で馬群が密集してポジションを上げられない。仕方なく直線は大外へ。すごい脚を使って追い上げたが、位置取りが後ろ過ぎた。距離延長で。

アネゴハダはワンペースの先行タイプ。早め先頭で押し切る競馬。内回りの1400㍍の平均ラップで。




朝日杯FS(G I)回顧

2021-12-30 14:53:14 | 回顧
12.6 - 10.6 - 11.1 - 11.9 - 12.1 - 11.9 - 11.2 - 12.1=1:33.5
34.3-24.0-34.2

ドウデュースは好発を決めて馬場の良い外めを通る。中団でうまく折り合いがついた。前のセリフォスを見ながら。3,4角も馬なりのいい手応え。直線で脚力があるのでスムーズに外へ出せた。残り350㍍からスパート開始して、ラスト1ハロンから右手前に替えてもうひと伸び。決め手の差で差しさ切った。重心が低くて切れ味鋭い。距離が延びてもオッケー。

セリフォスはそんなにない発馬ではなかった。出してポジションを取りに行った分、モロにハミを噛んで掛かってしまった。それでも直線で脚力があるのでスッと外へ出せた。掛かりながらも勝ち馬と僅差の勝負。普通に出していったら勝っていた。重心が高い走り。スピード持続型か。

ダノンスコーピオンは好発から馬任せで先行。行きたがったのでなだめるうちに中団のインまでポジションを落とす。3,4角で少しズブさを見せる。直線でエンジンが掛かるのが1,2着馬より時間が掛かった分、差し切れなかった。

アルナシームは発馬で大きく遅れた。手綱を押して挽回してインを立ち回る。直線も馬場の悪いインへ。それでも脚力を見せつけて一瞬の見せ場を作った。マイルでも折り合いに不安はあるし、コーナーも逆手前で走る時もあった。発馬とコーナーワークなど課題山積。

ドーブネはデビュー戦で控えて前走は行って今回はまた控えて。行きたがるのを抑えながらでコーナーワークもぎこちなさもあった。GIの流れの中で追走も楽ではなかった。

ジオグリフはマイルの激流で追走が大変だったし、コーナーも逆手前。かなりエンジンの掛かりは遅かったが、ラスト1ハロンはかなりいい脚だった。今後はスピード競馬への対応。

トウシンステラはスッと馬なりで3番手を取るスピード性能と直線も一瞬の脚を見せた。1400㍍なら。






阪神C(G II)回顧

2021-12-30 14:50:46 | 回顧
12.2 - 11.1 - 11.0 - 11.0 - 11.2 - 11.6 - 12.2=1:20.3
34.4-35.0

グラナディアガーズ
ソロっとした発馬で出して行かず、前に壁を作ることで完璧に折り合った。3,4角で故障馬の煽りを受けたが、直線で大外へ持ち出すとグーンと鋭伸。一気に差し切った。マイルCSは掛かってなし崩しに脚を使わされた。距離短縮の激走パターン。スプリントでも。

ホウオウアマゾン
マイルCS激走後でデキは万全ではなかった。3番枠から強引に主張せず好位のイン。3,4角は決して手応えは良くない。馬込みにも包まれてその分、馬場の悪いインを通らされた。それでも直線で脚を使ったのはお見事。来季はトモ強化で戴冠へ。

ダノンファンタジー
スッと3番手。しかし、内からラウダシオンに来られて嫌がる素振りがあり、途中からソングラインでびっしり競られて馬込みに包まれる形に。4角から直線入口は手応え良くない。それでもスッと大外へ持ち出す一瞬の脚はさすがのもの。もう少し後ろでタメでもよかった。

タイセイビジョン
見せ場あり。3、4角で故障馬の煽りを受けながらも直線は一瞬の脚。今後も1200㍍で終いを生かす形で。

サウンドキララ
中団外から終いを生かす形でジリジリ。決め手の差。

ファストフォース
押して押してハナ。平均ラップの流れ。直線半ばまで単独先頭の見せ場十分。スプリントなら行ける。ハナなら粘りが違う。

ケイデンスコールはあ1400㍍忙しい。最後方。3,4角で故障馬の煽り。それでも直線はいい脚。寒い時期の左回りマイルで。

ソングラインは右回りは辛いか。

ルークズネストは18番枠から発馬で行き脚がつかず。スッと先行するも馬群の外を通らされてなし崩しに脚を使わされた。見せ場なく馬群に沈んだ。

ホープフルS(GI) 回顧

2021-12-30 14:48:36 | 回顧
12.6 - 11.3 - 12.0 - 12.2 - 12.0 - 12.0 - 12.2 - 12.2 - 11.7 - 12.4=2:00.6
35.9-60.1-60.5-36.3

キラーアビリティは好発を決めてスッと3番手。課題の折り合いはバッチリ。完璧な騎乗。縦長の平均ラップの流れも問題なし。4角で外は膨らむ課題はあったが、直線も一瞬の脚で早め先頭で押し切った。正攻法の横綱相撲。

ジャスティンパレスはフワッとした発馬で鞍上が上手くリカバリーして5番手の馬群から。行きたがるのをなだめながらだし、4角から直線入口もフォームがバラバラ。それでも直線は一瞬の脚。トモの強化待ち。攻め馬の動きも豪快。今後の成長次第で逆転も。

ラーグラフは行きたがるのをなだめながら。一旦は中団のインまで下がる。向こう正面で少しづつポジションアップ。4角から直線入口も持ったまま。直線は左手綱を引きながらの場面もあったがスムーズなら競馬だった。中山のタフな条件が合う。長く脚を使える。

フィデルは無理せず好位から。1角手前でコマンドラインと接触して位置取らが悪くなった。3,4角からは馬場の悪いインを通らされて直線も馬場の良い外へ持ち出したかったが、開かずに馬場の悪いインからジリジリ伸びた。スムーズなら3着はあった。もっと絞れたら。

マテンロウレオは攻めで圧巻の動き。初めて経験する縦長のハイラップの流れ。前半に脚を使わされながらも、3,4角の加速はイマイチだったが直線でいい脚で追い込んできた。素質あり。

オニャンコポンは熱発明け。

コマンドラインは攻めでも動きは良くなかったし、ここ2走は恵まれていた。

有馬記念(GI)回顧

2021-12-30 13:49:48 | 回顧
6.9 - 11.3 - 11.6 - 11.5 - 11.9 - 12.5 - 12.6 - 12.2 - 12.4 - 12.4 - 12.2 - 12.0 - 12.5=2:32.0
35.6-59.5-61.5-36.7

①エフフォーリア
最終追い切りで手前を替えないのは皐月賞と同じ。パドックで硬さがあるのもいつものこと。
好発決めるも無理せず中団へ。出して行ったダービーの反省を生かした。前のクロノジェネシスをマーク。道中の折り合いはしっかり。向こう正面でクロノジェネシスを外から被せる。34角もクロノを被せてスパートさせない。ルメールがねらったキセキの外のスペースを締めた。直線でひと足先に抜け出して戴冠。鞍上の好騎乗が光った。瞬発力勝負、持久力戦。どのペースにも対応できる。強いの一言。

②ディープボンド

海外遠征明けでも調教で超抜の動き。背中を柔らかく使えてグンと重心を低く使えるようになった。5番枠から押して押して好位へ。先行馬の少ない組み合わせ。パンサラッサが引っ張って縦長の淀みない流れ。馬群がバラけて揉まれずに済んだ。3,4角でズブさを見せたが、馬群に包まれずに加速できた。減速しなかったので、直線でも長く良い脚を使えた。タフな師走の中山の馬場と縦長の淀みない流れ、馬群がバラけたことも良かった。

④ステラヴェローチェ
中間はCWで収縮の効いた走りでデキは良かった。フワッとした発馬で行き脚つかず。すぐにリカバリーしてエフフォーリアよをマークする形。折り合いもしっかり付いていた。3,4角で大外を通ってスパート開始するも、ここでエフフォーリアと加速力の違いを見せつけられる。直線もジリジリとは伸びてきたが、勝ち馬の決め手に劣った。現時点でベストの競馬。勝ち馬とは勝負所の反応と決め手の差。

⑤タイトルホルダー
この中間は菊花賞激走後で放馬のアクシデントもあった。調整は難しかった。16番枠から気合を付けて先行。パンサラッサとはスピードの違い。正面スタンド前で2番手キープ。その後は折り合いもスムーズだった。4角早めに前を捉えて直線は単独先頭も最後は脚が上がってしまった。離れた2番手で競馬しづらかった。ハナヘ行ってこそ。

⑥アリストテレス
発馬から手綱をグッと抑えて縦長の平均ラップの流れを後方2番手。最初は行きたがっていたが、すぐにスムーズに折り合った。3,4角も手応え十分。鞍上の好判断はエフフォーリアの進路を通ったこと。その為にスムーズに進路ができた。直線はジリ脚。決め手強化が急務。今シーズンは伸び切った走りが続いていたが、この中間の最終追い切りはいい動きだった。

⑦アカイイト
課題の折り合い付いた。3,4角で大外から捲るも前走のようにグーンと加速できなかった。距離が長かった。

ウインキートス
この馬にしては、縦長の平均ラップで持久力を求められる展開は向かなかった。目黒記念のように前半スローからの一瞬の脚を生かす形が合う。

シャドウディーヴァ
やはり左回りの1800㍍あたりがベスト。もっと控えて終いを生かす形が合っている。こそ2走は正攻法で行き過ぎた。