中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

中山記念回顧

2021-02-28 20:57:00 | 回顧
12.5 - 11.2 - 11.2 - 11.4 - 11.5 - 11.8 - 11.7 - 11.5 - 12.1=1:44.9

ヒシイグアスは五分の発馬から意識的に出して行く。ここ数戦と違って距離短縮の上に縦長のハイペース。向こう正面では手綱が動いて忙しい。4角で前を射程圏内に入れるが、内から張られて外へ持ち出す。思ったよりも弾けなかったが、渋太く伸びて追い比べを制した。ハイペースを正攻法で追いかけて差し切ってレースレコードタイ。着差以上に強い。

ケイデンスコールは右回りでも一瞬の脚を生かす形なら強い。今回もインの経済コースを上手く立ち回った鞍上の好騎乗。長く脚を使うタイプではないのでこの形がいい。

ウインイクシードはバビットを2番手から突っついてペースを落とさせなかった。切れ味勝負では分が悪いので鞍上の好判断。それでもこのペースは予想外だったか。4角早め先頭の形でよく粘った。中山コーナー4回の競馬なら強い。

阪急杯回顧

2021-02-28 20:42:00 | 回顧
12.2 - 10.6 - 11.2 - 11.4 - 11.2 - 10.8 - 11.8=1:19.2
34.0-11.4-33.9

【馬場】Aコース3週目。依然としてパンパンの高速馬場。時計速い。

【展開】ロードアクアが内枠を利してハナを主張。レシステンシアは馬任せで2ハロン目からハナを奪う。馬場を考えても平均ペース。内、先行有利。

レシステンシア強い。この中間は久々も坂路で猛時計連発で仕上り絶好だった。好発から無理せず馬任せ。1ハロン目は無理せずに2番手。2ハロン目途中から自然とハナを奪うも無理せずこの馬としては平均ペースでの逃げ。直線入り口で2番手に寄られたが、二の脚で突き放す。ラスト1ハロン11.8でゴール版まで勢いの衰えない素晴らしい競馬だった。マイルのタメ逃げよりはこの距離の一貫したペースでの逃げが合っている。

ミッキーブリランテは好発から押して押して好位のイン。出して行った分、3角手前は掛かるくらいの行きっぷり。3,4角はうまくインの経済コースで立ち回る。直線はひと脚使って伸びてきた。一瞬の脚を生かすにはこの距離が合うし、直線の短いコース形態が合う。

ジャンダルムは押して3番手の外。馬場と展開を考えれば絶好の位置取り。B着用で揉まれずに運べたのもよかった。この馬も先行力とひと脚のタイプなので1400㍍小回りが合う。

インディチャンプは坂路速い所2本とコース1本で攻めの動きも今一息だった。好発から意識的に出して行って中団馬群。3,4角は外めに進路を求めて早めの進出開始。直線は内へモタれる。一瞬の脚で2着はあるかと思われたが、坂上で止まった。1400㍍の時計勝負では忙しい。

ダノンファンタジーは発馬で行き脚がつかず。手綱を押して中団外めまでポジションを上げる。3,4角はペースが落ち着いて馬群が固まって動けない。結局、直線で狭い所を割ってきたが、ジリ脚だった。ワンペースの持続系だけにタメる形だときつい。

メイショウチタンは中団馬群からレコード決着で最後まで脚を使っているし、4角から直線入り口は持ったままだった。2着馬と差なし。

クリノガウディは前半からモロに掛かって制御できていない。


ダイヤモンドステークス回顧

2021-02-23 19:48:00 | 回顧
13.3 - 12.3 - 12.6 - 12.9 - 12.7 - 12.8 - 12.3 - 13.1 - 12.8 - 12.7 - 12.5 - 12.6 - 11.9 - 11.6 - 11.4 - 11.8 - 11.9=3:31.2
63.8-58.6

勝ったグロンディオーズは五分の発馬から道中は中団馬群から。スローでもしっかりと折り合って脚をタメる。4角で手綱が動いてスパート開始。直線はスムーズに大外へ持ち出すと、大きなストライドで一完歩ずつ伸びる。頭は高いが、大トビでステイヤー気質。11.4-11.8-11.9を差し切って3着以下を突き放したのだから価値は大きい。

オーソリティは好発を決めてスッと先行。最初の4角で行きたがるが、後はスムーズな競馬。馬との呼吸を大事にして慌てない道中。4角から少しずつ仕掛ける。直線は一旦は抜け出したが、勝ち馬の決め手にやられた。3着以下は突き放しているのでこの馬自身も頑張っている。

京都牝馬ステークス回顧

2021-02-23 19:32:00 | 回顧
12.0 - 10.8 - 11.2 - 11.7 - 11.4 - 11.2 - 11.7=1:20.0
34.0-11.7-34.3

イベリスは好発からスッとハナ。2番手のプレッシャーも少なく楽な逃げ。その分、直線で二の脚を使ってラスト1ハロン11秒7で余裕たっぷりの逃げ切り勝ち。平均ラップの持続性が生きる流れなら力を出せる。

ギルデッドミラーは不利な15番枠からジッと我慢させて後方の外めに控える。動けばハミを噛んでしまうので我慢。4角も持ったままの痺れる手応え。直線でスッと左手前に替えて鋭伸。タメら競馬なら切れる脚を使える。中途半端に行くとハミを噛んで甘くなる。

ブランノワールは発馬後から手綱を押して忙しい。4角でも2着馬よりも先に手が動いてズブい。それでも直線はジリジリと伸びてきた。久々で久しぶりの1400㍍戦と先行有利の馬場を考えれば十分な内容。

アイラブテーラーはフワッとした発馬。後方2番手のインに控える形に。4角で外めに進路を求めるも、直線入り口は一瞬進路がなくなる。そこから大外へ持ち出していい脚を使うも4着まで。先行有利の馬場を考えると追い出しを一瞬待たされたのも痛かった。

シャインガーネットはテンからガツンと掛かった。本来なら前に馬を置きたい形だが、なぜか外めに持ち出して壁を作らない状況に。それでも直線坂上までは2着に抜け出して見せ場を使った。スプリントがいいかも。

リバティハイツはスプリントを使われた後で大外枠から出して行って好位外。なし崩しに脚を使わされて正攻法では厳しかった。タメて。

カリオストロはフワッとした発馬。そこから押して好位の3番手を取るも掛かってしまう。直線は内へモタれて追いづらそうだった。

小倉大賞典回顧

2021-02-21 21:19:00 | 回顧
12.5 - 11.3 - 11.6 - 11.3 - 11.3 - 11.6 - 11.7 - 11.7 - 12.5=1:45.5
35.4-34.2-35.9

【馬場】最終週で内は荒れ馬場。力は要るが、時計は速い。

【展開】逃げ馬2頭。トーラスが内から主張するも大外枠のディアンドルも主張。すぐに1角でトーラスがハナを奪うも直後の2番手で突っついた事で締まった流れ。中締まりの平均ラップでスピードの持続性とスタミナが要求されるレース。

テリトーリアルは平均ラップでスピードの持続性が武器。福島記念同様にトーラスジェミニが作る平均ラップの縦長の展開は願ってもなかった。3,4角で手応えが怪しかったが、2着馬の追随を凌いだ。前2走はスローの瞬発力勝負で内で包まれて伸び切れなかった。平坦コースも良い。

ボッケリーニは前走と違って1800㍍の中締まりの厳しい流れ。縦長の平均ペースを好位外め追走。3,4角でズブさを見せてステッキも入ったが、渋太く伸びた。2000㍍がベストか。

ディアンドルは団野騎手の好騎乗。トーラスとの兼ね合いで1角で馬体を離したまま突入して、2角でスッと2番手に控えた。折り合いはピッタリ。3,4角は引っ張り切りの手応え。

アールスターは初の1800㍍で締まった平均ペースの流れ。向こう正面で手綱が動いて3,4角でズブさを見せる。それでも直線はジリジリ伸びた。2000㍍の距離延長で狙い。


共同通信杯回顧

2021-02-15 20:59:00 | 回顧
13.0 - 11.8 - 12.6 - 12.2 - 12.3 - 11.9 - 11.5 - 10.8 - 11.5=1:47.6
37.4-36.4-33.8

【馬場】Dコース3週目。イン有利変わらず。

【展開】逃げ馬不在。スタートして2ハロン目にコーナーがあるのでコース形態的にも落ち着きやすい。一団の瞬発力勝負。

エフフォーリアは好発から馬任せで好位追走。超スローペースで引っ張り切りの手応え。3,4角でジワっとポジションを上げて直線坂上でスパート開始。早めに抜け出してもソラを使わずしっかり伸びて圧勝。最後は2着馬より脚色は良かったくらい。エピファネイアとハーツクライで距離が延びてゆったり追走できるのがいい。ダービー向き。ゆったり追走できたのも良かった。

ヴィクティファルスはフワッとした発馬で二の脚で中団追走。前半は緩いペースで行きたがる。緩急ある流れで4角で手綱が動いたが、直線はいい脚で伸びてきた。最後は勝ち馬よりも脚色は見劣ったが、キャリア1戦で見せ場十分だった。フットワークの硬さは解消してきている。

シャフリヤールは外枠発走から超スローの団子で内へ入れない。2着馬に内から張られて、3角手前からは前に壁を作らずになし崩しに脚を使わされた。枠順と展開が響いた。少しフットワークが小さくて使える脚は短いか。

キングストーンボーイはフワッとした発馬で馬任せで後方から。まだトモが緩い。終始、インの経済コースを立ち回る。直線も内。その割には伸びたがゴール前は脚色が一緒になった。マイルがベストか。

ステラヴェローチェはパワー系差し馬。超スローの瞬発力勝負タイプではない。

クイーンC回顧

2021-02-15 20:35:00 | 回顧
12.4 - 10.8 - 11.4 - 11.9 - 11.9 - 11.6 - 11.4 - 11.9=1:33.3
34.6-23.8-34.9

【馬場】Dコース3週目。内側はまだ踏ん張りが効いて内先行有利変わらず。

【展開】エイシンヒテンが押してハナ。3ハロン目でカイトゲニーが外から来て2番手のインフィナイトが突っついて締まった中緩みの展開。しっかりタメた内の馬有利。

アカイトリノムスメ。発馬は良くなかったが、二の脚で好位を取る。3角手前で前に入られて嫌がった以外はスムーズな道中。4角から外めに進路を取り、直線坂上は持ったまま。勝負所を持ったまま上がれる自体で脚力のある証拠。前半5ハロン58.9で追走してきっちり伸びての完勝。正攻法で強い。

アールドヴィーヴル。フワッとした発馬で後方から。3角と4角でズブさ見せるも、直線坂上では持ったまま。両サイド挟まれたが脚力があるからこそ割ってこれた。直線は外に膨れながら右ステッキと左体重で修正した。勝ち馬より先に手応えは怪しくなったが、渋太く伸びた。

ククナはフワッとした発馬から二の脚で中団馬群追走。2走連続で締まった流れ。前半で脚を使わされる。スムーズな道中で脚はタメられたが、直線坂を上った所で左手前に替えてジリ脚だった。使える脚は短いか。

エイシンヒテンは押して押して2ハロン目からハナ。3ハロン目に競られて決して楽なペースではなかった。ワンペースのスピード持続型。二の脚もあって最後まで粘った。中山マイル向き。

イズンシーラブリーは3番枠からフワッとした発馬。道中は後方のイン追走。3,4角でズブさを見せるなど若い。直線で前が詰まってなかなか追い出せなかったが、残り300㍍付近からスパートして2着馬と同じ進路で伸びてきた。

サルビアは勿体ないレース。押してハナを奪う勢いも、外からエイシンヒテンが来たので急に手綱を引いたことでハミを噛んで力んだ。中緩みのレースだけに余計に応えた。それでも直線は粘った。1400㍍がベストか。

ステラリアは現状はフワッとした発馬で馬任せだと後方からになる。イン有利の馬場で大外一気では辛い。トモの発達待ち。

インフィナイトは直線半ばまで抵抗したが、最後は切れ負け。道悪で。

きさらぎ賞回顧

2021-02-07 19:56:00 | 回顧
13.1 - 11.6 - 12.7 - 12.0 - 11.8 - 11.9 - 12.3 - 11.9 - 11.5 - 12.2=2:01.0

【馬場】Bコース最終週。内を避けて通る馬がほとんど。時計の掛かるパワー馬場。

パワー系のラーゴムにとって最終週の時計の掛かる馬場は向いた。スローの流れを先行策。インに潜り込むが、流れが落ち着いた1,2角で行きたがる。何とか逃げ馬を前に置いて我慢させる。4角で外めに進路を取って早め先頭で押し切った。今後もワンペースの先行策と時計の掛かる馬場で。

ヨーホーレイクは終いを生かす競馬で前半は離れた後方でグッと我慢。4角で馬込みが固まってかなり外を通らされてステッキが入って手応えは決して良くなかった。それでも直線は大外から一完歩毎に鋭伸。あと少しだった。まだトモが緩く勝負所でズブいが、最後の脚は本物。

ランドオブリバティは調教再審査明けで鞍上も手探り感があった。発馬後に挟まれたこともあり無理せずに控えたが、行きたがるしコーナーワークのぎこちなさは拭えていなかった。持続系だけに時計の掛かる馬場は良いが、あそこまで控えては良さが出ない。

タガノカイはドイツ系のノヴェリスト産駒で時計の掛かる馬場は歓迎のクチ。今後も時計の掛かる馬場でもう少し距離は長くても良い。

アランデルは大トビでこの距離は良さそうだが、前半は頭を上げてモロに掛かった。気性が若い。それでも最後まで集中して走っていた。

ドゥラモンドはピッチ走法でこの距離は長い。1角で他馬を怖がって膨れて折り合いを欠いたり鞍上が制御できていない。

ダノンジェネラルは前半から折り合いを欠いたし4角で外からびっしり被されて直線も前の馬が寄れて手綱を引く大きな不利。雄大な馬体でこれから。

東京新聞杯回顧

2021-02-07 19:28:00 | 回顧
12.3 - 11.2 - 11.4 - 11.7 - 11.5 - 11.2 - 11.6 - 11.5=1:32.4

【馬場】Dコース2週目。内の状態も良く内、先行有利だが外も伸びる。この時期なので春先よりも時計は掛かる。

【展開】逃げ馬不在で中距離タイプのダイワギャグニーがハナ。2番手もすんなり落ち着いて前半〜中間2ハロンはスロー。脚が溜まった所からの決め手勝負。

カラテが3連勝。好発から気合いを付けて好位馬群。折り合いはスムーズで4角も痺れる手応え。直線は外へ持ち出したかったが、4着馬がいて塞がる。内もトラインに取られて動けない。それでもポジションをキープてきるのは脚力がある証拠。坂を上がった残り300㍍で進路を見出すと瞬時の脚で抜け出す。残り100㍍で右手前に替えてもうひと伸び。差し切り勝ち。前半から脚を使って進路を塞がれながらもゴーサインを出してからの反応の良さも極上。勝ち時計も優秀。強い。

カテドラルは前走が前へ行って力んだだけに今回は好発を決めながらも我慢して抑える競馬。道中は引っ張り切りのすごい手応え。インの経済コースを通って3,4角もロスなく立ち回る。直線で脚があるのでスムーズに外めへ。坂上で大外へ進路を取ると鋭い脚で追い込んだ。前半の折り合い次第。使える脚は一瞬。

シャドウディーヴァは4着馬を見ながら中団馬群から。向こう正面で少し躓くシーンもあって少し位置取りが後ろになる。直線は大外から長く脚を使って追い込んだ。左回りの直線の長いコースが合う。馬場を叩きつける独特のフォームで急がせたり小回り向きではない。

ヴァンドギャルドは休み明けで明らかな攻め量の不足。好位の外を追走するも4角で手綱が動いて早くも怪しくなった。直線もジリ脚で伸び切れなかった。デキが本物ではなかった。

トラインは例によって最終追いは坂路でサッと。今日も2ハロン目からガツンとハミに頼って力んでタメが効かなかった。それでも直線はジリジリ伸びた。ハミを替えて前半にリラックスして走れれば変わる。

サトノインプレッサは復活の兆し。この中間は中2週で坂路2本。不利な大外枠から中団外から追走。少しハミにモタれる前傾姿勢の走り。追ってジリ脚。マイルが合うか。

サトノウィザードはトモが緩く前半に付いて行けない。最後は確実にいい脚を使うが、トモの成長待ち。頭の位置が高い。

サトノアーサーは課題の折り合いはクリアしたが、追って伸びなかった。坂のある東京コースは苦手か。

エントシャイデンは発馬で行き脚がつかず後ろから。決め手勝負では辛い。パワー馬場の差しか先行で。

トリプルエースは気合いを付けて2番手。楽にポジションを取って直線の坂も馬なりだったが、追って伸びず。頭の高い走りでパワー系。決め手勝負は辛い。1400㍍で。

ロードマイウェイは坂路馬なり2本で攻めが手緩く追って弾けなかった。

ダイワキャグニーはマイルは忙しい。いつも通り押してハナヘ行ったが、忙しい中での決め比べで劣った。