中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

小倉記念(GⅢ)回顧

2011-07-31 18:49:49 | 回顧

2012年1月「麒麟の翼・劇場版新参者」公開決定です
8月4日(木)午後7時からはフジテレビ系列で!

11.8 - 10.7 - 10.8 - 12.0 - 11.8 - 11.8 - 12.0 - 12.0 - 11.8 - 12.6=1:57.3
(57秒1-60秒2)

自らのレースに徹してイタリアンレッドがサマー2000シリーズ2勝目を飾った。17番枠からスーッと馬任せでポディションを取りに行く。1角手前でガツンと掛りそうな雰囲気はあったが、2ハロン目から10秒7-10秒8という速い流れも味方し、中団馬群から何とか我慢する。向こう正面からは実にスムーズな追走。3角で手綱と右ステッキが入って外めを通ってスパートを開始する。前のアンノルーチェが外に膨れたために4角でかなり外に膨れてしまうロスはあったものの、直線でグンと力強く伸びて残り1ハロン地点で逃げ馬に並びかける。そこからも粘り強い脚を使って押し切った。速い流れは味方したが、自ら動いて差し切ったのだから強い競馬だった。文句なしのレコードVだった。

久々のキタサンアミーゴが力のあるところを見せてくれた。道中は馬任せで中団馬群からの追走。前のイタリアンレッドを見る形。首を上手く使った集中力に溢れた追走姿だ。3角からスパートを開始させ、4角でステッキを入れて外めに持ち出す。直線も勝ち馬ほどではないものの、ジリジリと一完歩毎に伸びて2着に差してきた。久々を考えれば申し分ない内容だ。このレコード決着の速い流れを持続ある脚で伸びられた。

 ひと叩きしたリクエストソングはデキがグンと上向いていた。発馬後から手綱をシェイクさせて前々へ取り付く。2ハロン目からは行き脚がついてスーッと3番手のインに取り付く。速いペースだけに道中は少し気合いを付けながらの追走。勝負どころの3角から手綱が動き始め、4角ではステッキが入る。直線入口に入っても加速力は今ひとつだったが、直線でジリジリと伸びる。残り1ハロンを切ったところで逃げ馬を捕えたものの、上位2頭の決め手に屈した。終始、インの経済コースを通れたとはいえ、速い流れを先行して粘れたのは評価できる。コーナー4つで2000㍍を克服できたのも明るい材料だ。

 久々でも絶好の仕上げだったヤマニンキングリー。馬任せでスーッと先団へ。1角からは好位のインに潜り込む。終始、インの経済コースを立ち回り他馬の手綱が激しく動いた三分三厘でも持ったままの痺れる手応え。4角から直線入口にかけても進路を選ぶ選択があるほどの手応え。スムーズに馬場の3分どころに持ち出し、楽しみになる手応えだったが追ってから頭が高く、思ったほど伸び切れなかった。久々とはいえ、4角の手応えを考えれば突きぬけてほしかった。

本命視したエーシンジーラインは惜しかった。不利な大外枠から手綱をしごいて前々へ。ハナを奪いたかったが、最内枠のホクトスルタンが2ハロン目に10秒7のラップを刻んではさすがにハナへ行けず。1角でスッと2番手に落ち着く。レースは流れが緩むことなく1000㍍通過が57秒1の速い流れ。この流れを3角から早めに動いて4角で単独先頭に躍り出る積極的な競馬。直線で一旦は突き抜けたものの、残り1ハロン地点で勝ち馬に並びかけられ、ゴール前はさすがに脚が鈍ってしまった。開幕週のパンパン馬場が向いたとはいえ、この速い流れで不得手の2番手からの競馬で早めに動いて最後まで見せ場を作ったのだから高く評価できる。内枠を引いてスーッと主導権を握っていれば勝ち負けになっていただろう。それだけ、最初の400㍍で余分な脚を使わされた。一番強い競馬だった。ここ数走は力を出し切れていない。

 ナリタクリスタルは2番枠から外に膨れる感じで右手綱を引いて前に行けず。ゴール版前では狙っていた進路をヤマニンキングリーに奪われ、後方までズルズルと下がってしまう。道中も手綱を少し押したり引っ張ったりの感じでスムーズな誘導ではない。ズブいタイプだけに本来なら3角から早めに動いて行く形が理想だったが、馬込みに突っ込むことができず手綱は持ったまま。4角で前が開いて手綱を押してスパート開始したと思えばまた手綱を引っ張る。直線も手綱を押して残り1ハロン地点で手綱を引っ張りったりのチグハグな誘導。最後は伸びているだけに勿体なかった。一貫した流れで集中力は続いたが、もう少し早めに動くべきだった。残念な騎乗である。

サンライズマックスは久々で攻めの動きが硬く、本来のデキにはなかった。道中は後方のインで脚をタメて三分三厘でもジッとインで我慢。他馬が4角で外に膨れたところをインに突っ込む。コーナーワークで一気にポディションを押し上げるも、そこからジリジリとしか伸びなかった。本来はもっとスパッと切れるタイプ。叩いてこそ。

 アドマイヤメジャーは道中でハミにモタれて力んでいたし、勝負どころから外へモタれてスムーズな競馬ができなかった。


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小倉記念(GⅢ)予想

2011-07-31 09:24:41 | 最終結論
8月1日(月)午後9時からは全開ガール第4話です!

8月4日(木)午後7時からはフジテレビ系列で!

小倉11R 小倉記念
◎エーシンジーライン
〇アドマイヤメジャー
▲リクエストソング
△サンライズベガ
×ヤマニンキングリー
×アンノルーチェ

 混戦模様の小倉記念。人気を背負うイタリアンレッドは元来掛り癖のある乗り難しいタイプ。前走の七夕賞1着でも、向こう正面で外めに持ち出したらガツンと掛ってしまった。今回は人気を背負う立場で開幕週の高速馬場。ジョッキー心理としては、前が止まらないので早めに動く必要があると考えるだろう。テンから積極的に動けばなし崩しに脚を使わされる可能性が高い。斤量も3㌔増と楽ではない。

 2番人気が予想されるナリタクリスタルも気難しくてズブいタイプ。常に三分三厘から手綱が動き、勝負どころで置かれてしまうのがネックだ。前々走の中京記念は適度に時計の掛る馬場となり、勝負どころからスムーズに馬込みを捌いてスパートできたのが勝因である。開幕週の時計勝負ではズブさを見せて置かれてしまう可能性が高く、内枠で揉まれるのも心配だ。

 本命は大外枠に入ったエーシンジーラインを狙う。前走の七夕賞1着は、最内枠から手綱を目一杯にしごいてハナへ。1角から上手くペースを落として息を入れられたものの、3角からキャプテントゥーレに早めに競りかけられる苦しい展開。そして何より、最終週のボコボコの馬場で内めを通った馬が総崩れの条件が大きく響いた。完全に度外視できる一戦。距離の長かった3走前の日経賞5着では、GI級相手に小差の競馬をしている。ハナを奪い、自らのペースで走れれば年明けの寿賞のように、スピードの持続性を発揮できる。大外枠に入ってしまったが、発馬からホームストレッチが長い小倉2000㍍の条件なら大きなマイナスにはならない。他に強力な同型は見当たらず、1角でハナへ行ける公算だ。開幕週のグリーンベルトを利して待望の初重賞制覇へ。

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函館記念(GⅢ)回顧

2011-07-24 21:06:12 | Weblog
お茶といえばアサヒ十六茶です!!(ガッキーのCM見られます)(カフェインゼロのすっきり香ばしい味わいが、体にやさしくしみわたる朝の健康ブレンド茶です)


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【馬場】今週からBコース。インが有利の馬場。

12.2 - 11.0 - 11.5 - 12.2 - 12.8 - 12.4 - 12.3 - 12.0 - 11.8 - 12.1=2:00.3
(34.7-35.9)(59.7-60.6)

 ベテラン横山典騎手の見事な騎乗に誘導され、キングトップガンが北海道で重賞連勝を飾った。この中間は栗東から函館へ輸送があったものの、直前の追い切りでは豪快な動きを披露。デキは良かった。レースでは発馬で思ったほど行き脚がつかず。ゴール版前では右のコロンバスサークルに進路を締められる。直後にぽっかりと空いたインに上手く潜り込む。この判断が絶妙だった。そこからは終始、中団馬群のインで経済コースを立ち回る。道中は痺れる手応え。3角で外めから有力どころが早めに動く展開にも動じずにじっくり構える。インのコーナーワークを利して4角で馬任せのままポディションを押し上げる。直線で狙った進路を締められ、残り1ハロンから左手綱を引いて外めに立て直す。このロスは大きかったが、鞍上の左ステッキに応えてグンとひと伸び。着差は僅かだったが、それ以上に完勝だった。確かに経済コースを立ち回れた恩恵はあったが、馬なりのままポディションを上げられるのは脚力がある証拠。最後の一瞬の脚も光った。飛躍の秋へ。

 10歳馬マヤノライジンがひと叩きして激変を見せた。3番枠を利して発馬後から気合いを付けて先団へ。1角からは3番手のインに取り付く。10歳馬だが、道中は引っ張り切りの手応えで集中力十分の走り。内々で上手く立ち回り、4角で手応えが怪しくなりながらも直線で逃げ馬を交わして抜け出す。ゴール前で差されてしまったが、見せ場十分だった。軽量、ソツなく立ち回れたことが大きかったが、道中の手応えは本物だった。

 得意の北海道シリーズでアクシオンが一変した。直前の攻め馬で前脚の捌きが硬く決してデキは良くは見えなかった。発馬後から頭を上げたフワフワした走り。向こう正面でも頭を上げて掛ってしまう。鞍上は前に壁を作って何とか我慢させる。三分三厘で有力どころが早めに動く展開も、自身との戦いのため手綱はグッと持ったまま。直線へ向くと追って頭が高くなるが、一瞬の脚でグンと詰めてきた。結果的には最後まで脚をタメられたのが功を奏した。追って頭が高いし、デキもひと息でこの内容。やはり力があるし、洋芝が合っているのだろう。

 1番枠から手綱をしごいてハナを奪ったメイショウクオリア。外からミッキーペトラが迫ってきたが、1角でコーナーワークを利して単独先頭へ。向こう正面で一旦息を入れると、3角で再び加速。4角で外めのミッキーペトラ、ダイワジャンヌが脱落。直線で外のマヤノライジンに交わされてからも粘り腰を見せた。出脚は速いほうではないが、叩いてでもハナを奪った方がいいのだろう。

 2番枠のコロンバスサークルは滞在競馬でデキが良かった。2番枠から好発を決めるも、無理せず馬任せのポディション。ゴール版前でインに潜り込むのではなく、勝ち馬の進路を締めるために馬場の3分どころへ持ち出す。1角では中団馬群からの追走。3角から馬場の5分どころを通り、ジワッとポディションを上げるも手応えは十分。だが、4角から直線入口にかけて思ったほどの加速力がない。結局、直線はジリジリとしか伸びなかった。牡馬相手では荷が重かったか。

 1番人気のマイネルスターリーは16番枠から中団へ。少し内へモタれる。終始、馬群の外めを通らされて距離ロスは相当あった。3角から早くも手綱が動き始め、ステッキも入るほど手応えが悪い。直線も伸びる脚は残っておらず、馬群に沈んでしまった。58㌔を背負っていたこともあったが、二走ボケもあったか。

日曜日の狙い

2011-07-09 19:39:41 | Weblog
久々の更新となり、申し訳ございません。

京都10R 比良山特別
◎レッドスパークル
○ロードオブザリング
▲カネトシパサージュ
△シゲルリジチョウ
×マームードイモン

 復調気配のレッドスパークルを狙う。前走の三宮特別6着は、テンは大きなフットワークで後方をゆったりと追走。3,4角で馬群の後方まで取り付くが、手綱が動いて手応えは決して良くはない。加えて直線は勢いの付き始めたところで前がカットされて立て直す不利があった。ゴール前は鋭い伸び脚を見せていただけに勿体なかった。前走の内容から間違いなく距離延長はプラスに出る。追走が楽になるし、京都外回りの勝負どころには下り坂があり、そこで加速することもできる。今回は先行型が揃い、前走のようなスローはない。叩き3走目でデキも上向き。

中山11R 七夕賞
◎オペラブラーボ
○イタリアンレッド
▲キャプテントゥーレ
△マゼラン
×タッチミーノット
×シャドウゲイト

 叩かれつつオペラブラーボのデキが上向いている。今週の坂路での最終追い切りは、引っ張り切りの手応えで抜群の動きを見せた。馬場を強く叩きつけ、実に力強い脚捌きだった。前走の夏至S2着は、大外枠から1角うまく中団のインに潜り込む。スローの流れでもスムーズな追走。三分三厘で馬群の外めに持ち出し理想的にスパートする。直線の坂下でグンと一瞬の脚で勝ち馬に迫る。ゴール前で僅かに外へ膨れたことで差し損ねたが、最後の脚は見せ場十分だった。叩いたことで更に気配は上向いているし、今回はある程度テンから流れるメンバー構成。底力ある末脚をフルに発揮できる。時計勝負は望むところ。

メイクデビュー 京都6R
◎ラブディラン

CWでの気配が目立った。ゴール前で軽く気合を付けられると、グンと重心を沈め手先の軽いシャープな脚捌きで先着。攻め量は少ないが、小柄な牝馬でいかにも緒戦向き。

メイクデビュー 京都5R
◎デンコウベリル

 芝コースで軽快な動きを見せてくれた。ラスト1ロンから少し気合を付けられると、首を上手く使いシャープな脚捌きでグーンと加速。最後は手綱を抑えて余裕の先着。とにかくシャープだった。ダートでも。

WIN5
(京都10R)④⑮
(中山10R)③⑫
(函館11R)⑤⑥⑨
(京都11R)②⑬
(中山11R)③⑮⑨

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