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2022年は客観的な予想を心がけます。

AJCC(G2)回顧

2012-01-22 23:02:00 | 回顧
12.6 - 11.3 - 13.4 - 13.2 - 13.3 - 12.5 - 12.4 - 12.3 - 12.1 - 12.0 - 12.2=2:17.3
(37.3-63.7-36.3)

厩舎の看板馬となるべく超良血馬ルーラーシップが今年緒戦を飾った。ひと叩きしたことでデキはグンと良化。下見どころでは落ち着き十分に周回していた。ポンと好発を決めると手綱を抑えてポディションを抑えると同時、降雨によって劣悪化した内めを避けて外へ誘導する。折り合いに不安のあるタイプだが、道悪のため下を気にする分、道中の折り合いはスムーズだった。極端にペースの落ちた2角から行きたがる仕草を見せるが、鞍上が懸命に手綱を抑えて我慢させる。常に馬場の悪い内5頭分を避けながら3角から更に外に持ち出し、前のゲシュタルトを射程圏内に入れる。残り600mから手綱をしごいてスパートを開始させる。大トビでエンジンの掛りが遅い分、見た目の手応えは悪い。4角ではむしろ2着馬のほうが手応えは上。4角から直線にかけては馬9頭分外めを通る。直線で鞍上が懸命に手綱をしごいて追い込む。残り200m地点で馬体を併せると、そこから右手前に替えて2着馬を突き放す。道悪を苦にしない底力で圧勝した。鞍上の福永は金鯱賞に続きルーラーの特徴を把握した素晴らしい騎乗だった。かなり大トビでエンジンの掛りは遅いタイプ。決して中山コース向きではないが、不良馬場で内5頭分は壊滅状態。結果としてルーラー向きの広い馬場へと化した。

ナカヤマナイトはまだトモに緩さが残り、幼さを残す現状。ポンと好発を決めると好位のインに潜り込む。道中は抑え切れない感じで流れの落ち着いた2角からは少し行きたがる素振りを見せる。3角から馬場の荒れた内2頭分を避けて外へ持ち出し、残り800m地点から内5頭分を空けたギリギリ馬場が生きているところへ持ち出す。首をしなやかに使った走りで4角での手応えは十分。直線でスッと左手前に替えて突き抜ける。だが、勝ち馬にあっさりと交わされ、ゴール前は脚が上がってしまった。力負け。まだ緩さの残る現状だけに道悪も良くはなかった。

 ゲシュタルトはフワッとした発馬で後方からの競馬。道中は急がせず馬任せでじっくりと脚をタメる。3角から外めを通ってジワッと進出を開始させる。4角からは馬場の良い大外ではなく、距離ロスを考慮した思い切って馬場の悪い内めに進路を取る。4角の馬場状態は最悪だが、直線は馬場の5分どころはそれほど傷んでいない。鞍上の一か八かの判断だった。内を突いたことで直線は、一旦は先頭に躍り出る場面もあったが、最後は脚が上ってしまった。追って頭が高く使える脚は短い。

 トーセンレーヴは下見どころから歩くスピートが速く、グッと首を下げて自ら厩務員を引っ張る前向きな気性。レースでは発馬から馬の行く気に任せて前々へ。ゴール版の前で外から競られたことでハミを取ってハナを奪う。2角で一瞬はハミが抜けてリラックスできたが、すぐにハミを取ってしまう。向こう正面では外から被されたことで再びペースアップする。4角からは馬場の悪い内を避けて大外へ持ち出す。見た目の手応えは良く見えるのだが、ハミにモタれて力んで走っている分、直線は伸びない。最後は完全に脚が止まってしまった。能力はかなりのものを秘めるが、前向き過ぎる気性がネックになっている。やはり短距離タイプか。

リッツィースターは久々で16キロ増。下見どころでは発汗が目立ち、気負いも見られた。まだ走れる状態ではなかった。叩いて絞れて落ち着きが出れば。








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