中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

皐月賞(GI)回顧

2022-04-17 17:20:58 | 回顧
12.6 - 11.0 - 11.6 - 12.2 - 12.8 - 12.3 - 12.3 - 12.0 - 11.4 - 11.5=1:59.7
35.2-60.2-59.5-34.9 Bコース。雨上がりの良馬場。内悪い。

ジオグリフは目標のレースで素晴らしい仕上げ。最終追い切りも引っ張り切りの手応えで併走馬を圧倒した。14番枠から好発を決めてスッと中団外。折り合い重視で脚をタメる。2角から行きたがるイクイノックスを見る形。3角から馬場の良い大外を通ってジワリ進出。4角で前のイクイノックスをマークして直線へ。イクイノックスに最初は抜け出されたが、一完歩毎に力強く伸びて差し切り勝ち。時計の掛かる馬場も良かった。勝負所の反応も文句なし。中山のコーナー4回の2000㍍がベスト。1角からダノンベルーガを内へ閉じ込めた福永騎手
の騎乗もさすが。頭が高くてピッチ走法。コーナー4回の2000㍍が合っている。

イクイノックスは5ヶ月ぶりでも攻め入念で仕上がっていた。18番枠から好発を決めると中団外めへ。1角から前に馬を置きたかったが、内のサトノヘリオスと接触して行きたがる。レースの流れが落ち着いた所でポジションを上げてしまう。3,4角で早め先頭で並びかける形。手応えも十分だったが、左ステッキで一気に伸びたが、内へモタれてゴール前で甘くなった所を差された。スローペースだけに脚をタメられなかった分の差。右回り問題なし。

ドゥデュースは過去最高のデキ。8キロ絞れていい雰囲気。好発を決めるも前走で行きたがった分と被されて怯んだので控えたか。馬込みに揉まれず後方の外めで控える。3角手前でも後方2番手。3角から大外を通ってスパート開始。4角で一気に捲る。直線でグンと重心を沈めて鋭く伸びる。結果的には最後まで手前を替えなかった。展開も向かなかったが、短い距離で切れ味を生かす競馬が合っている。

ダノンベルーガは3週連続で6ハロンから追われて攻め強化。デキは良かった。1番枠発走で馬場の悪い内を通らされる形。課題の発馬は完璧に決めて先頭争いを演じる。正面スタンド前で外めへ持ち出そうとするも1角から勝ち馬に外から締められて馬場の悪いインに閉じ込められる。3,4角も馬場の悪いインを通る。直線で早めに先頭集団に並びかけるも、なかなか手前を替えず。内へモタれて伸び切れなかった。大きなストライドでコーナーで加速が求められる中山は合わない。折り合いに不安はなく、距離延長は問題なし。

アスクビクターモアは攻めで絶好の動きを見せてデキ絶好だった。絶好枠を生かして押し出されるようにハナへ。前走よりもハミにモタれずリラックスできていた。しかし、大トビでワンペースなタイプ。3,4角で脚をタメるのではなく、スパート開始して持久力戦に持ち込みたかった。

ジャスティンロックは叩いて坂路でいい動きを見せていた。発馬で行き脚がつかず
後方からの競馬。3,4角でも外を通る余裕がなく、馬場の悪い内へ。ジリ脚。成長待ち。

オニャンコポンは坂路とコース併用でデキ絶好だった。1角で少しガチャついたが、それ以外はスムーズ。直線も大外からジリジリ伸びた。

キラーアビリティはこの中間は攻めから行きたがり折り合い重視だった。まだ、トモが緩く発馬で行き脚がつかない。押してもポジションを取れなかったし、道中はハミに頼って力んでいた。仕切り直し。

ボーンディスウェイは好発からいつもの先行策。しかし、3〜4角でペースアップでズブさを見せて置かれてしまった。

デシエルトは攻めから掛かっていたし、初の長距離輸送。外枠発走で行けなかった。折り合い重視の結果、2番手でスローを演出。今後は折り合いに改善の余地あり。



大阪杯(G I)回顧

2022-04-10 16:31:38 | 回顧
12.3 - 10.3 - 12.0 - 12.2 - 12.0 - 12.1 - 11.7 - 11.5 - 11.8 - 12.5=1:58.4
34.6-58.8-59.6-35.8 インも残る馬場。
雨の良馬場

ポタジェはAJCCがスクミが見られてデキが万全ではなかった。この中間は中2週で坂路で軽く乗られただけだった。好発を決めると促して好位のインへ。行けなかった前走とは雲泥の差。平均ラップの流れでも引っ張り切りの手応えで追走。3角から外めへ持ち出して直線も馬場の良い3分所へ。脚力があるのでスッとポジションを動かせた。直線は内へモタれながらも叩き合いを制した。スパッとは切れないが、いい位置でひと脚使えた。上がりの掛かる展開も良かった。

レイパパレは海外遠征明けを叩いて今回は発馬から攻めて行った。その分、1角までにジャックドールが脚を使わされたし、内のアフリカンゴールドも締めて行った。1角からスッと3,4番手の外へ控える。少し行きたがって力んでいた。直線残り150㍍で単独先頭になるもゴール前で脚が上がってしまった。道中力んだ分は勿体なかった。掻き込みの強いストライドで道悪は強い。ベストは1800㍍の一貫したラップでの持続性を生かす展開。

アリーヴォはそんなにいい発馬ではなかったが、縦長の平均ラップの流れを後方のイン追走。3,4角で馬群の中を通って進出開始。直線は上がりの掛かる展開で差し込んできた。頭の高い走法でゴール前でフワッとした分、差し切れなかった。1800㍍から2000㍍で上がりの掛かる展開で。

ヒシイグアスは海外遠征明け。1,2角から内へモタれて向こう正面でも左手綱を引くほど内へモタれていた。それでも勝ち馬からコンマ3秒差。力がある。

ジャックドールは発馬後は速くない為、押して押してハナへ。ウインマリリンが行って、外からレイパパレとアフリカンゴールドも行く気を見せた為にかなり脚を使わされた。雨の中の馬場で58秒8。右回りも影響したか。3,4角からアフリカンゴールドひ早めに来られてスパートも早かった。その分、最後は苦しくなった。パンパンの良馬場の後半持続力勝負がベスト。好時計駆けの中2週も影響したか。

アフリカンゴールドは攻めた2番手。3,4角で逃げたジャックドールを早めに捉えに行く。直線ラスト200㍍まで粘れた。厳しい展開でも持続力を活かせた。2200㍍で。