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マイルCS(GI)最終結論

2011-11-20 07:51:54 | 最終結論
京都11R マイルCS(GI 芝・1600㍍)
◎エーシンフォワード
○イモータルヴァース
▲リディル
△サプレザ
×フィフスペトル
×リアルインパクト

 土曜日はかなりの量の降雨があり、不良馬場で施行された。日曜日は天気が回復する見込みだが、やや重までだろう。土曜日の競馬を見る限りは内3頭分の馬場の痛みは激しく、先行馬もそこを避けている。外へ持ち出す差し、追い込みタイプは更に外を回らされ結果として前が止まらない展開になっている。馬場の5分どころは走れる状態にある。強力先行型がいる以上、後方待機組でも強気に内側に突っ込む騎乗が必要になる。

 昨年の覇者エーシンフォワードを本命視する。前走のスワンS6着は、久々で59㌔を背負い前の止まらない高速馬場。道中は終始、中団追走から馬群の外めを通らされロスの多い誘導。直線では内へモタれて矯正しながらの追いで伸びを欠いた。道中のロスに加え、速い脚を求められる流れでは厳しかった。ひと叩きし、この中間は2週続けて坂路でびっしりと追われグンとデキは上向いている。前脚をピンと張り出して柔らかい動きが目に付いた。間違いなくデキは良い。休養前の安田記念12着は、直線で加速した時に前が詰まる不利があり、力を出し切れていない。昨年のこのレースでは、13番枠発走から発馬後にスッとインに潜り込む。道中は縦長のハイペースの流れを中団のインから追走する。終始、馬群の内めを通り直線も馬場の3分どころへ突っ込む。力強い伸び脚で加速し、残り100㍍地点で単独先頭に躍り出る。早めに抜け出した分、最後は大外の各馬に迫られたが何とか押し切った。ハイペースの差し馬で、荒れ馬場も苦にしないタイプ。絶好の6番枠を引き、ロスのない競馬ができる。岩田も前走の敗戦を生かし内側にこだわるはずだ。直線で馬場の5分どころに突っ込めれば視界は明るい。連覇へ。

 仏のイモータルヴァースは一瞬の加速力が武器の3歳牝馬。前々走のジャックマロワ賞1着は、残り2ハロンから大外へ持ち出し一瞬の爆発力でグングン加速して差し切った。ゴール前でサプレザに詰め寄られたように一瞬の脚に優れる反面、長く脚は続かないタイプと見る。今回も最後方追走からの追い込みに徹するだろうが、4角から直線入口にかけての位置取りが最大の鍵を握る。京都外回りは4角の下り坂で加速がつくため、直線は馬群がバラける。追い込みタイプでも内側に持ち出すのは可能で、前が詰まるリスクも少ない。こちらも馬場の5分どころへ持ち出せれば戴冠の可能性は高い。課題とされている高速馬場への適性だが、身のこなしは柔らかくバネの利いた走りをするタイプ。軽い走りで高速馬場への適性はあると見る。


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